廃棄繊維を色で分け、色合いを活かした再生素材にする

廃棄繊維を素材別でなく色別に分け、色を活かした再生糸・フェルト・紙・ボードなどへアップサイクルする「Colour Recycle System」。

株式会社カラーループ 京都工芸繊維大学発 / 京都府 京都市左京区 / 2019年設立
研究発の技術 繊維リサイクル アップサイクル 色別分別 再生糸 繊維強化プラスチック サーキュラーエコノミー
実用化の段階
研究実証販売
ANAの廃棄整備服由来キーホルダーがANA Sky-shopで販売され、企業との素材・製品開発も公表されている。
4製品
10提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

混紡・混織や表示タグの欠落などで素材別の選別が難しく、多くの廃棄繊維が再利用されず焼却される課題に対し、色を手掛かりに再生利用できる素材の幅を広げる。

どう動くか

混紡や混織の衣類を色ごとに分別し、繊維を解繊して再生糸やフェルトに加工したり、樹脂と組み合わせてシートや成形品にしたりする。色分別の基準化により、脱色工程を使わずに色合いを活かした素材づくりを目指す。再生糸の特許出願では、マンセル表色系の色相環を使った分別方法が記載されている。

できるようになること

廃棄繊維を素材や製品として再利用し、焼却処分の削減や資源循環につなげることを目指す。企業の制服・端材などを目に見える製品に変えることで、繊維リサイクルへの関心を高めるとしている。

技術の出自:京都工芸繊維大学大学院・先端ファイブロ科学分野の繊維リサイクル研究。「色をベースにした繊維リサイクルシステムに関する研究」。京都工芸繊維大学KYOTO Design Labとの共同研究も公表されている。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 廃棄衣料・繊維端材の再資源化
  • 再生糸・衣料品
  • フェルト・紙・名刺・タグ・パッケージ
  • 繊維強化プラスチックや再生素材ボード
  • 家具・ベンチ・サイン・空間什器
  • 企業制服・ユニフォームの記念品やノベルティ

優位性の主張

会社の主張
素材別の分別が難しい混紡繊維や色褪せた廃棄繊維にも、色別分別によって再生素材化を試みられる。 出典
会社の主張
色を数値化して分別し、脱色工程を経ずに好感度の高い色合いを作れるとしている。 出典
会社の主張
再生糸の製造方法では、色分別した廃棄繊維を解繊し、未使用綿と混ぜて紡績する手順を出願している。 出典

製品・サービス

販売中
Colour Recycle Systemによる素材・製品開発

企業などから繊維を回収し、分析・再資源化から糸、フェルト、紙、ボードや製品の企画まで支援する。 出典

廃棄衣料・端材・使用済みユニフォームを持つアパレル、素材メーカー、企業・団体
試験導入
TEXLAM

回収繊維を原料とし、繊維の色や質感を活かした再生素材ボード。ベンチ、家具、サイン、空間什器などに展開。 出典

家具・建材・空間デザイン事業者、企業・公共施設
販売中
素材分別不要の再生糸を使ったタビソックス・Tシャツ

異なる繊維が混ざった状態から作る再生糸を用いた衣料品。購入希望者は問い合わせで申し込む形式。 出典

一般消費者、企業・団体
販売中
廃棄ユニフォームのアップサイクル製品

使用済み制服・整備服を材料にしたキーホルダーなど。ANAの整備服由来品はANA Sky-shopで販売された。 出典

制服・ユニフォームを持つ企業、製品購入者

これまでの歩み 新しい順

2025-04
共同開発
ナカノ株式会社:大阪・関西万博の廃棄繊維アップサイクルベンチを共同で企画・製作。 出典
2025-04
共同開発
大原パラヂウム化学株式会社:万博展示ベンチのTEXLAMに非フッ素撥水加工を実装。 出典
2025-03
資金
READYFORクラウドファンディング。360万円 出典
2024-08
顧客
全日本空輸株式会社:廃棄整備服をキーホルダーにアップサイクルし、ANA Sky-shopで販売。 出典
2024-08
顧客
天王寺動物園:使用済みユニフォームをアップサイクルしたキーホルダーを制作。 出典
2022-03
共同開発
新内外綿株式会社:再生糸の製造方法に関する特許を共同出願。 出典
2021-02
受賞
京都府「第9回京都女性起業家賞(アントレプレナー賞)」
2013-09
受賞
一般社団法人産業環境管理協会「第18回リサイクル技術開発本多賞(「Study on Effective Recycling System of Waste Textile based on Colour」)」 出典

提携先・顧客

顧客
全日本空輸株式会社 廃棄整備服をキーホルダーにアップサイクルし、ANA Sky-shopで販売。 出典
顧客
天王寺動物園 使用済みユニフォームをアップサイクルしたキーホルダーを制作。 出典
共同開発
コクヨ株式会社 廃棄衣料由来素材を使ったノートカバーなどの商品を共同開発。 出典
共同開発
株式会社アーバンリサーチ 廃棄衣料のアップサイクル素材を使う商品ブランド・製品を展開。 出典
共同開発
新内外綿株式会社 再生糸の製造方法に関する特許を共同出願。 出典
共同開発
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 故繊維由来プロダクトの可能性に関する共同研究を実施。 出典
残りの4件を表示
共同開発
神戸大学 再生糸・生地の物理特性や表面特性、風合い評価を共同研究。 出典
共同開発
ナカノ株式会社 大阪・関西万博の廃棄繊維アップサイクルベンチを共同で企画・製作。 出典
共同開発
株式会社アボード 大阪・関西万博に設置する廃棄繊維由来ベンチの企画・製作に協力。 出典
共同開発
大原パラヂウム化学株式会社 万博展示ベンチのTEXLAMに非フッ素撥水加工を実装。 出典

特許

1 件 出典
社名(株式会社colourloop、株式会社カラーループ、Collar Loop Co Ltd)でGoogle PatentsおよびGビズインフォを検索。公開確認できた特許出願は1件。Gビズインフォは特許出願日の2013〜2022年収録範囲で特許0件と表示するため、データ収録差がある。
主な分野廃棄繊維の色別分別、再生糸の製造、繊維材料の処理
共同出願人新内外綿株式会社、新内外綿株式会社(SHINNAIGAI TEXTILE Ltd)
JP2022039509A / JP2023134147A「再生糸の製造方法」 株式会社カラーループ(Google Patents表記:Collar Loop Co Ltd) / 出願中(Google Patents掲載情報) 出典

会社の規模

従業員1名(2025-03-17時点) 出典
資本金500万円(2025-03時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトcolourloop-jp.com

大学との関係

共同研究
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labと廃棄繊維由来の樹脂シートの新たな用途を検討する共同研究を実施し、成果を展示会で発表。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:5130001065033
内容の誤りを知らせる