タンパク質の形から化合物を設計し、標的を絞った農薬を目指す
タンパク質の立体構造をもとに標的生物へ選択的に作用する化合物を設計する構造ベース創農薬技術と、関連する構造解析受託サービス。
株式会社アグロデザイン・スタジオ 東京大学発 / 千葉県 柏市 / 2018年設立
研究発の技術 構造ベース創薬(SBDD) 構造ベース創農薬 分子標的農薬 タンパク質立体構造解析 X線結晶構造解析 クライオ電子顕微鏡
実用化の段階
研究実証販売
構造解析受託サービス等は販売中だが、中核の農薬原体は公的資料で候補化合物の最適化・安全性試験を進める段階とされ、登録済み農薬の販売実績は確認できない。
4製品
3提携・顧客
1特許
2出資者
しくみ
解こうとしている課題
従来の探索法では薬剤の作用機序が不明確になりやすく、安全性の評価や新しい農薬の開発が難しい。窒素肥料の流出や温室効果ガス排出につながる土壌の硝化にも対処を目指す。
どう動くか
害虫・雑草・病原菌などが持ち、人や作物にはない、または異なる酵素などを標的に選びます。X線結晶構造解析などで標的タンパク質の形を調べ、その働きを妨げる低分子化合物を設計・評価します。会社は計算機シミュレーションやAI、実験自動化も組み合わせる方針を示しています。標的を定めて作用機序を明らかにすることで、安全性と薬効を両立する農薬の開発を目指します。
できるようになること
標的生物に選択的に作用する農薬の開発が進めば、人や環境へのリスクを抑えながら作物を守る選択肢が増える可能性がある。硝化抑制剤については、窒素肥料の利用効率向上、流出防止、温室効果ガス排出削減への貢献が公的機関から期待されている。
技術の出自:東京大学大学院と農研機構の連携大学院で行われた硝化抑制剤研究を起点とする。関連分野は構造生物学、タンパク質立体構造解析、農薬科学。東京大学の起業支援プログラムにも採択。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5
使われる場面
- 農薬原体の研究開発(殺虫剤・除草剤・殺菌剤)
- 窒素肥料の利用効率向上を目指す硝化抑制剤
- 製薬・農薬研究向けタンパク質・核酸構造解析
- フラグメント化合物スクリーニング
- 植物栽培・種子採取の研究支援
優位性の主張
製品・サービス
研究段階
農薬原体(有効成分化合物)の研究開発
タンパク質構造情報を利用し、分子標的型の殺虫剤・除草剤・硝化抑制剤などの候補化合物を研究開発する。 出典
農薬会社への開発権の導出・ライセンスを想定。最終的な登録・製造販売は既存農薬会社が担う構想。
これまでの歩み 新しい順
2023-06
海外
スイス:Paul Scherrer Institutが運営するSwiss Light Sourceと利用契約・認定サービスプロバイダー契約を締結し、X線結晶測定サービスを提供。 出典
提携先・顧客
共同開発
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 硝化抑制剤の研究を共同実施し、硝化抑制の分子機構を報告。 出典
共同開発
株式会社Preferred Networks 構造解析、AI創薬、酵素・植物試験を組み合わせ除草剤候補を共同研究。 出典
提携
東京大学 産学協創推進本部 大学発ベンチャー表彰の支援大学として共同受賞。 出典
特許
会社名(日本語・英語)でGoogle Patentsを検索し、gBizINFOの知財件数も参照。会社名義の特許は0件。別途、農研機構名義の関連特許ファミリー1件を確認。
主な分野タンパク質・酸化還元酵素の活性測定、硝化抑制剤候補の探索・評価
海外出願True
WO2017126542A1/酸化還元酵素の活性測定方法(関連する硝化抑制剤研究の特許ファミリー) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 / WO公開公報のGoogle Patents表示はCeased。ファミリーにJP6270237B2、US10907191B2、EP3406732B1、CN108474020Bの登録公報あり。会社を出願人とする特許ではない。 出典
会社の規模
決算公告など、公表された数字だけ。
大学との関係
大学の施設
東京大学 東京大学柏IIキャンパスのインキュベーション施設に入居。文科省資料によれば、2019年10月にシード投資を得た後に入居。
大学との関係
東京大学 東大IPC起業支援プログラムに採択されたことが紹介されている。 出典
出資者(公開情報で確認できた2社)
独立系VC 2
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。