明るさや色の画像から、人が感じる空間の見え方を推定する

輝度・色度などの測光データを画像解析し、人が空間で感じる明るさや色、まぶしさを推定して、建築照明や視環境の設計・評価に用いるソフトウェア技術。

株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所 東京科学大学発 / 東京都 品川区 / 2007年設立
研究発の技術 視環境設計 アピアランス推定 輝度画像解析 測光色画像 照明シミュレーション 照明制御
実用化の段階
研究実証販売
REALAPS等のソフトウェアを販売し、公開価格のあるライセンスを提供しているほか、導入実績と共同開発・実証事例を公表している。
6製品
8提携・顧客
6特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

設計段階の模型やCGでは、自然光、反射、目の順応などを反映した完成後の明るさや色の見え方を予測しにくく、設計意図とのずれや照明の過剰使用が生じる。

どう動くか

カメラや照明シミュレーションから得た輝度・色度画像を入力し、明るさの順応や視野内のコントラストを考慮した画像変換で、知覚される明るさや色の分布を表す画像・指標を生成する。設計時の予測と完成後の実測を共通の手順で比べられる。会社はREALAPSを「世界初のアピアランス設計支援ツール」と説明している。

できるようになること

会社・公的資料は、設計時に見え方を定量的に検討し、自然光や反射を活用することで、快適性を保ちながら照明の省エネルギー化を支援すると説明している。住宅向け公的事業資料では、健康的な光環境や住宅内エネルギー削減への効果を想定している。

技術の出自:東京工業大学(現・東京科学大学)発ベンチャー。環境・社会理工学院 建築学系に関連する、建築・照明環境における輝度画像、明るさ感、アピアランス設計の研究成果を活用。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 建築・室内の照明設計
  • 建築空間の明るさ感、グレア、色の見え方の評価
  • 昼光・人工照明シミュレーション
  • 照明制御と省エネルギー
  • 工業デザイン、素材・色彩評価
  • CG・VRを用いた設計段階の視環境確認
  • スポーツ施設・屋外照明の光環境解析

優位性の主張

会社の主張
REALAPSは、輝度画像から順応や対比を考慮して人が知覚する明るさ・見え方を推定する「世界初のアピアランス設計支援ツール」と会社が説明している。 出典
会社の主張
REALAPS-Omniは測光色画像に基づく明示的なアルゴリズムで、視環境設計用の画像生成や指標算出を行うと会社が説明している。 出典
第三者の評価
大林組の実証では、同社発表によると照明電力を全体一括制御方式より60%、タスク・アンビエント方式より30%削減した。

製品・サービス

販売中
REALAPS

輝度画像を解析し、明るさや見え方を設計・評価するアピアランス設計支援ソフトウェア。 出典

建築設計事務所、ゼネコン、照明デザイナー、施設管理者、照明・素材関連メーカーなど
販売中
REALAPS-Omniシリーズ

全方位・通常画角の測光色画像から輝度・明るさ分布、照度などを確認・生成するソフトウェア群。 出典

ゼネコン、建築設計事務所、視環境を扱う施設管理者、建築設計・工業デザイン・CG制作事業者
販売中
REALAPS-Color

測光色画像を、人が見る色に近い色票表現へ変換し、色の見え方や視認性を解析するソフトウェア。 出典

カーテン・ブラインド、素材、映像・ディスプレイメーカー、舞台照明設計者など
販売中
REALAPS Control System(RCS)

測光量と視環境設計を利用し、明るさ感を損なわずに自然光活用と照明制御を行うシステム。 出典

オフィス、住宅、施設の設計者・運営者
販売中
あぴ探

身近な視環境を評価するソフトウェア。会社沿革では2018年に発売。 出典

視環境や照明に関心のある設計者・一般利用者
販売中
Urad-Rhino

REALAPS-Omniと連携し、Rhino上で視環境設計を進めるソフトウェア。 出典

建築設計者、工業デザイナーなど

これまでの歩み 新しい順

2019-01
共同開発
株式会社竹中工務店:輝度・色度を設計段階で再現するVR全方位視環境設計支援ツールを共同開発。 出典
2017-07
助成
国土交通省「住宅・建築物技術高度化事業「健全な睡眠を確保するための自然光と人工光を組み合わせた光環境設計・制御の技術開発」採択」 出典
2016-02
共同開発
株式会社YAMAGIWA:タスクライト「Rebio」の共同開発を会社が公表。 出典
2015-06
顧客
株式会社大林組:大林組の光環境制御システムが神田風源ビルに導入されたと会社が公表。 出典
2014-10
受賞
東京都「東京都ベンチャー技術大賞ノミネート」 出典
2014-06
共同開発
株式会社大林組:東京工業大学と明るさ感指標を使う光環境制御システムを共同開発し、研究所で実証。

提携先・顧客

共同開発
株式会社大林組 東京工業大学と明るさ感指標を使う光環境制御システムを共同開発し、研究所で実証。
顧客
株式会社大林組 大林組の光環境制御システムが神田風源ビルに導入されたと会社が公表。 出典
共同開発
株式会社竹中工務店 輝度・色度を設計段階で再現するVR全方位視環境設計支援ツールを共同開発。 出典
共同開発
旭化成ホームズ株式会社 住宅の照明制御システム技術開発・検証に参加。共同特許も確認。 出典
共同開発
コイズミ照明株式会社 住宅の光環境設計・制御の技術開発に参加し、共同出願特許がある。 出典
共同開発
株式会社イトーキ 照明設備に関する共同特許の出願人。 出典
共同開発
三井化学株式会社 視機能検査・光学特性算出関連の共同出願人。 出典
共同開発
株式会社YAMAGIWA タスクライト「Rebio」の共同開発を会社が公表。 出典

特許

6 件 出典
Google Patentsで会社名(VISUAL TECHNOLOGY LABORATORY INC.および日本語表記)を検索し、今回個別確認できた特許ファミリーは6件。網羅件数ではなく、会社名検索で調べた範囲の件数。
主な分野照明制御・環境制御、照明器具、視機能検査、光学特性算出、情報処理
共同出願人コイズミ照明株式会社、三井化学株式会社、旭化成ホームズ株式会社、株式会社イトーキ
海外出願True
JP5579649B2/JP2012226707A「環境制御システム及び環境制御プログラム」 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所 / 登録後、Google Patents上の表示は年金不納による消滅 出典
JP6105241B2/JP2014063656A「照明制御システム」 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所、旭化成ホームズ株式会社 / 登録。Google Patents上の表示は有効 出典
JP6872865B2/JP2018018599A「照明器具及び天井照明器具」 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所、株式会社イトーキ / 登録 出典
JP7164416B2/JP2020087648A「照明制御システム、制御装置および照明制御方法」 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所、旭化成ホームズ株式会社、コイズミ照明株式会社 / 登録 出典
JP6641012B2/WO2018012334A1「視機能検査および光学特性算出システム」 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所、三井化学株式会社 / 日本登録。関連する海外公報・出願あり 出典
WO2022085633A1「情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム」 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所、三井化学株式会社 / 国際公開。日本・欧州・中国への移行出願が記録されている 出典

会社の規模

資本金1,000万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトvtl.co.jp

大学との関係

大学の認定
東京工業大学 会社沿革に東京工業大学発ベンチャー第46号の認定を記載。 出典
ライセンス
東京工業大学 公式サイトは、東工大所有の特許技術を活用したシミュレーションソフトの開発・販売と、特許ライセンスを事業内容として紹介している。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:5010901026708
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