洗浄液と銀ゼオライトで、放射性物質を含む空気の浄化を目指す
スクラバーノズル、メタルファイバーフィルター、銀ゼオライトなどを組み合わせ、放射性物質や粒子を含む汚染空気を浄化する技術。
株式会社GX ENERGY 東京科学大学発 / 東京都 中央区 / 2022年設立
研究発の技術 空気浄化 フィルターベント 銀ゼオライト メタルファイバーフィルター スクラバー 原子力安全
実用化の段階
研究実証販売
空気浄化装置・シェルター資料が公開され、FCVS等を国際展示会で紹介している一方、同社製品の顧客導入・販売実績を示す公表情報は確認できなかった。
6製品
3提携・顧客
1特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
原子力事故時や廃炉作業、災害・感染症などで生じる汚染空気から、放射性物質、粒子、病原体などを除去すること。
どう動くか
ノズルで気体と洗浄液を混合して汚染物質を捕集し、メタルファイバーでミストや粒子を除去、銀ゼオライトでヨウ素などを吸着する構成。会社資料は各要素の性能を示すが、評価条件や第三者検証の詳細は確認できなかった。
できるようになること
大学・会社資料は、事故時の放射性物質の放出低減、廃炉現場の粉じん対策、避難施設や地下空間への浄化空気供給への活用を掲げる。実施設での導入実績や効果の公表範囲は限られる。
技術の出自:東京工業大学(現・東京科学大学)の原子力・ゼロカーボンエネルギー分野。フィルターベントおよび空気浄化システムの研究開発。 出典1 出典2
使われる場面
- 原子力発電所の事故時の汚染気体浄化
- 原子力発電所の廃炉作業に伴う放射性粉じん除去
- 避難施設・緊急時対策所への浄化空気供給
- 地下鉄・地下街等の緊急時空気浄化
- 感染症・病原体対策
- SMRの安全対策と再生可能エネルギーとの負荷調整
優位性の主張
会社の主張
会社資料は、多層メタルファイバーフィルターで除染係数DF 60,000以上、銀ゼオライトで高温・高湿度下のDF 1,000超、次亜塩素酸水を使うウイルス除去率99.9%以上を主張。試験条件の詳細は資料上で確認できない。
大学の発表
大学は、スクラバーノズル、メタルファイバー、高機能ゼオライトを基幹技術とする多目的空気浄化システムの原子力・産業分野への適用を事業概要としている。 出典
製品・サービス
試験導入
格納容器フィルターベントシステム(FCVS)
原子力発電所事故時に放射性物質を含む気体を洗浄・ろ過するシステム。展示と供給意向の報道はあるが、同社の販売・導入実績は確認できない。 出典
原子力発電所の事業者、原子力関連企業
試験導入
大容量空気浄化システム/GX-CBRNEシリーズ
放射性物質、ウイルス、細菌、有害ガス等の除去を想定した浄化装置。会社資料には2,400m3/hの移動式装置を掲載。
原子力事業者、廃炉事業者、避難施設、地下空間の管理者
試験導入
多目的セーフティールーム(原子力防災シェルター)
空気浄化装置、換気、電源等を組み合わせ、放射性物質・ウイルス・有害ガスへの備えを提案する安全ルーム。
自治体、病院、学校、地下施設等の管理者
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
特許
汚染気体を浄化する混合ノズルおよび装置(JP6748867B1、WO2021215191、EP4140569B1) 国立大学法人東京工業大学(当初出願人の一つ) / 日本登録。欧州登録。Google Patents上では欧州特許の権利者にGX ENERGY Ltd.、ラサ工業、木村化工機が表示される。 出典