カニ殻のキチンを直径約10nmの繊維にし、水になじむ素材にする
カニ殻などから得たキチンをナノサイズの繊維にし、水系に分散しやすく加工・配合しやすくする素材製造技術。
株式会社マリンナノファイバー 鳥取大学発 / 鳥取県 鳥取市 / 2016年設立
研究発の技術 キチンナノファイバー ナノ材料 バイオマス活用 化粧品素材 食品素材 機能性材料
清算 2026年3月30日に解散・清算手続を開始し、4月30日付の官報に解散公告が掲載されています。
実用化の段階
研究実証販売
原料を工場で製造販売し、会社の自社ブランド製品に加えて、化粧品や健康食品を中心に70種類以上の配合製品が生まれたと繊維学会が紹介しています。
5製品
5提携・顧客
12特許
2出資者
しくみ
解こうとしている課題
水に溶けにくく加工・配合が難しいキチンの用途を広げ、食品加工で発生するカニ殻を活用しやすくすること。
どう動くか
甲殻類の殻から薬品処理でカルシウムやタンパク質などを除いてキチンを取り出し、湿式粉砕で極細繊維にします。直径約10nm(公的紹介での説明値)の繊維にすることで、従来は水に溶けず沈みやすかったキチンを水になじませ、ジェル状にしたり他の材料と混ぜたりしやすくします。鳥取大学の特許技術を活用しています。
できるようになること
廃棄されるカニ殻を化粧品や食品などに使う機能性素材として活用し、鳥取県の地域資源の利用拡大につなげることを目指しています。植物向け資材などへの展開も研究されていますが、公的紹介では一部用途は実用化前とされています。
技術の出自:鳥取大学大学院工学研究科の化学・生物応用工学分野。大学発新産業創出プログラムSTARTの研究課題「カニ殻を用いたキチンナノファイバーの製造技術、およびその展開」。 出典1 出典2 出典3
使われる場面
- 化粧品・スキンケア
- ペット用オーラルケア・保湿ケア
- 食品・健康食品
- 医療・医薬関連素材の研究
- 農業資材・植物の生育や病害抵抗性に関する研究
- 塗料・複合材料などの工業用途
優位性の主張
製品・サービス
販売中
KANI DANOMI スキンケアジェル
加水分解キチンを配合した全身用の保湿ジェル。
個人消費者
販売中
η for pet マルチケアジェル
犬猫の日常ケア向けジェル。2024年に従来品をリニューアルして発売。
犬猫の飼い主、ペット関連事業者
提供終了
マリンナノファイバージェル
加水分解キチン配合の保湿ジェル。2025年に在庫限りで販売終了告知。
個人消費者
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
特許
12 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォに掲載された法人番号照合済みの特許情報(出願日2013~2022年の収録範囲)の件数。Google Patentsでも代表的な大学等名義の基本特許を検索。
主な分野キチンナノファイバーの製造・加工、化粧料・皮膚外用剤、食品、ナノテクノロジー
共同出願人国立大学法人京都大学、国立大学法人鳥取大学、大村塗料株式会社
海外出願True
JP5186694B2/WO2010073758A1/US8940881B2「キチンナノファイバーの製造方法、複合材料および塗料組成物等」 大村塗料株式会社、国立大学法人鳥取大学、国立大学法人京都大学 / 日本登録(Google Patents表示はActive)。会社自身の出願人ではなく、大学等の基本特許として確認。 出典
JP5974407B2/WO2012036283A1「キチンナノファイバーまたはキトサンナノファイバーを含む化粧料、入浴剤および医薬組成物」 国立大学法人鳥取大学 / 日本登録(Google Patents表示はActive)。 出典
JP7010017B2「キチンナノファイバーを含む魚肉練製品」 国立大学法人鳥取大学 / 日本登録(Google Patents表示はActive)。 出典
JP7234007B2「皮膚外用剤」 株式会社ナリス化粧品 / 日本登録(Google Patents表示はActive)。キチンナノファイバーを含む外用剤の関連特許。 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた2社)
CHEMIPAZ株式会社(旧・星光PMC株式会社)とっとり大学発・産学連携投資事業有限責任組合
事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。