膜で微生物を保ち、食品残渣や家畜ふん尿からガスと肥料をつくる

食品残渣、家畜ふん尿、汚泥などを小規模設備でメタン発酵し、バイオガスと肥料に利用できる消化液をつくる技術。

株式会社豊橋バイオマスソリューションズ 豊橋技術科学大学発 / 愛知県 豊橋市
研究発の技術 メタン発酵 嫌気性消化 バイオガス発電 精密ろ過膜 アンモニア除去 逆浸透膜
実用化の段階
研究実証販売
2016年から小規模システムの販売・導入実績があり、大学発表では稼働開始した設備が6か所とされる。次世代型システムは湖西市などで実証中。
3製品
6提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来のバイオガス設備は大規模で高額になりやすく、専門知識や初期投資も必要なため、中小規模の農家や小規模処理場には導入しにくい。窒素分の多い原料はアンモニアが発酵を阻害する課題もある。

どう動くか

微生物が酸素のない環境で有機物を分解し、メタンを含むバイオガスを生成する。次世代システムでは、精密ろ過膜でメタン菌を槽内に保持して処理能力を高め、疎水膜を使うアンモニア除去や逆浸透膜による消化液の濃縮も開発。公表された開発成果では、従来比2倍以上の有機物負荷で安定運転できるとされる。

できるようになること

中小規模の農家や地域の処理場でも、廃棄物からエネルギーを回収し、消化液を肥料として活用できる仕組みを目指す。JSTは導入による臭気低減、汚物処理の改善、売電収入の可能性を紹介している。

技術の出自:豊橋技術科学大学 資源循環工学分野。知の拠点あいち重点研究プロジェクトⅣ期「地域の資源循環を支える次世代の小規模普及型メタン発酵システム」。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 畜産ふん尿の処理とバイオガス発電
  • 食品廃棄物・食品工場残渣の資源化
  • 下水汚泥・小規模下水処理場でのエネルギー回収
  • 消化液の肥料利用と地域資源循環

優位性の主張

会社の主張
汎用品を活用したシンプルな設備設計で低廉化を目指し、ユーザーの原料や特性に応じた設計を行う。 出典
大学の発表
重点研究プロジェクトの成果として、精密ろ過膜を使い、従来比2倍の処理能力を持つ小規模システムを開発したと説明。公表資料では通常の2倍以上の有機物負荷でも安定運転可能としている。 出典
第三者の評価
JSTは、中小規模農家でも導入できるよう、効率や自動化を過度に追わず経済性を重視したシステムとして紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
小規模普及型メタン発酵システム

家畜ふん尿などを発酵し、バイオガス発電と消化液の活用につなげる設備。 出典

中小規模の畜産農家、食品工場など
試験導入
次世代型小規模メタン発酵システム

膜分離、アンモニア除去、消化液濃縮などを組み合わせた高効率化システム。小規模処理場などで実証。 出典

小規模下水処理場、食品工場、農業・畜産事業者など
販売中
バイオマス利活用コンサルティング

原料試験や計画立案、基本設計、設備導入に関する工学的支援。 出典

バイオマス資源の活用を検討する農業・食品・自治体等

これまでの歩み 新しい順

2025-07
助成
豊橋市未来産業創出事業補助金。250万円
2025-06
実証
トヨタバッテリー株式会社:湖西市の実証で社員食堂の食品廃棄物を原料として提供。 出典
2024-09
助成
豊橋市未来産業創出事業補助金。50万円
2024-09
採択
愛知県「あいち環境イノベーションプロジェクト 採択」 出典
2024-06
助成
国土交通省「下水道応用研究 採択」 出典
2024-04
実証
湖西市:小規模処理場向け次世代型メタン発酵システムを産学官で実証。 出典
2024-04
共同開発
豊橋技術科学大学:小規模メタン発酵システムと関連技術の共同研究・実証。 出典
2023-12
海外
JSTの受賞紹介で将来的な海外普及の意向を確認。具体的な進出国、海外法人、顧客、提携先は確認できず。 出典
残りの7件を表示
2023-12
助成
農林水産省SBIRフェーズ3基金採択(補助金交付限度額)。5.28億円 出典
2023-10
受賞
科学技術振興機構「科学技術振興機構理事長賞(STI for SDGsアワード)」 出典
2022-11
資金調達
株式投資型クラウドファンディング(FUNDINNO)。4,000万円 出典
2022-04
助成
愛知県「知の拠点あいち重点研究プロジェクトⅣ期 採択」 出典
2022-04
共同開発
株式会社小桝屋:大学・県内企業と次世代小規模メタン発酵システムを共同開発。 出典
2022-01
規制・認証
機械器具設置工事業 建設業許可(愛知県知事許可 般-3 第79504号)(取得) 出典
2021-12
受賞
産業環境管理協会・農林水産省「エコプロアワード2020 農林水産大臣賞(大学等との取り組み)」 出典

提携先・顧客

実証
湖西市 小規模処理場向け次世代型メタン発酵システムを産学官で実証。 出典
共同開発
豊橋技術科学大学 小規模メタン発酵システムと関連技術の共同研究・実証。 出典
実証
トヨタバッテリー株式会社 湖西市の実証で社員食堂の食品廃棄物を原料として提供。 出典
共同開発
株式会社小桝屋 大学・県内企業と次世代小規模メタン発酵システムを共同開発。 出典
共同開発
日本特殊陶業株式会社 知の拠点あいち重点研究プロジェクトの参画企業。 出典
共同開発
ゼネック株式会社 会社設立以前から小型バイオガス発電システムの商用化を検討。 出典

特許

1 件 出典
Google Patents、Gビズインフォの特許情報、会社公式沿革を確認した範囲で同社が権利者に含まれる登録特許を1件確認。網羅性を保証する件数ではない。
主な分野メタン発酵処理液のアンモニア除去、疎水膜を介したアンモニア移動・回収、膜分離・廃水処理
共同出願人ゼネック株式会社、メタウォーター株式会社、国立大学法人豊橋技術科学大学、株式会社レミング、株式会社小桝屋
特許第7198394号「アンモニアの除去方法」(出願番号:特願2018-082775、公開番号:特開2019-188309) 国立大学法人豊橋技術科学大学、株式会社レミング、メタウォーター株式会社、ゼネック株式会社、株式会社小桝屋、株式会社豊橋バイオマスソリューションズ / 登録(2022-12-21) 出典

会社の規模

従業員6名 出典
資本金2,200万円(2026-06時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトtoyohashibs.com

大学との関係

大学の認定
豊橋技術科学大学 大学の認定大学発ベンチャー一覧に掲載。 出典
大学の施設
豊橋技術科学大学 大学イノベーション施設206号室に入居中。掲載された使用期限は2027年4月30日。 出典
共同研究
豊橋技術科学大学 湖西市・同社・大学が、小規模処理場向け次世代型メタン発酵システムの実証実験に取り組む基本合意書を締結。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:4180301034915
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