微生物と化学反応を組み合わせ、有用物質の製造法を開発する

合成生物学と合成化学を組み合わせ、有用物質の設計と生産プロセスを開発する技術。NMNなどの生体内物質や機能性化学品を対象とする。

株式会社シンアート 神戸大学発 / 兵庫県 神戸市灘区六甲台町 / 2019年設立
研究発の技術 合成生物学 合成化学 バイオものづくり 代謝工学 遺伝子組換え微生物 NMN
実用化の段階
研究実証販売
帝人との技術実施許諾契約で全マイルストンを達成し収益を得たと公表し、2026年にはGEIとNMN製造技術のライセンス契約を締結。ただし、NMNの商用生産は契約発表時点で目標とされ、実生産・販売実績は確認できない。
3製品
4提携・顧客
10特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

合成化学や合成生物学だけでは対応が難しい物質生産の課題に対し、ヘルスケアや素材分野で必要とされる有用物質を、実現可能性と生産性を考慮して製造する。

どう動くか

案件ごとに、微生物の改良など生物学的手法と、反応系の設計・基質選定など化学的手法を組み合わせ、製品に適した製造手順を設計する。会社は、両手法の強みを生かして製造の簡略化や生産性向上を目指すとしている。NMNについては、生合成に関わる遺伝子を導入した大腸菌株を使う製法が食品安全委員会の資料に記載されている。

できるようになること

会社は、生体内物質や機能性化学品の新しい製造法を産業に提供し、素材の多様化や持続可能なものづくりにつなげることを目指すとしている。

技術の出自:神戸大学の大学発ベンチャー。大学院科学技術イノベーション研究科の学生起業として設立。個別技術の研究成果・プロジェクト名は公表資料から特定できず。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • NMNなどニュートラシューティカル原料の製造
  • ヘルスケア・ウェルネス分野のバイオものづくり
  • 半導体・電子部材向け機能性化学品
  • 自動車部材向け機能性化学品
  • ファインケミカル

優位性の主張

会社の主張
合成生物学と合成化学の得意分野を組み合わせ、案件ごとにワークフローを設計することで、ものづくりを簡略化できると主張。 出典
会社の主張
先端ツールや要素技術を外部活用するリーン型研究開発体制により、固定的な大規模設備への投資を抑え、多様なニーズに柔軟に対応できると主張。 出典
会社の主張
NMN製造技術について、独自の育種技術で確立した産生菌株と生産プロセス技術を有すると説明。 出典
第三者の評価
特許公開公報は、ヒトNAMPTより高い変換効率を持つ酵素を発現する改変微生物によるニコチンアミド誘導体の高効率生産方法を記載。 出典

製品・サービス

販売中
NMN産生菌株・生産プロセス技術

改変微生物を用いてNMNを生産する菌株と製造プロセス。ライセンス契約を締結。 出典

NMN原料の製造・供給事業者
試験導入
ニュートラシューティカル新規製造法

生体内物質などを対象に、微生物改良と化学反応設計を組み合わせた製法を研究開発。 出典

ヘルスケア・食品素材関連企業
研究段階
新規アミン化合物の基盤技術

電子部材・自動車部材向けの新規アミン化合物について、構造・機能・製法を研究。 出典

半導体・電子部材、自動車部材、化学素材関連企業

これまでの歩み 新しい順

2026-04
提携
Green Earth Institute株式会社:NMN産生菌株と生産プロセス技術のライセンス契約を締結。 出典
2026-02
規制・認証
STC2208株を利用して生産されたβ-ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の食品安全性評価(2025年にシンアートが申請。食品安全委員会は2026-02-04、用途・使用形態が従来品と同等である場合に従来食品と同等の安全性を確認したと評価。消費者庁の2026-03資料に安全性審査結果の適用品目として掲載。) 出典
2025-01
提携
帝人株式会社:技術実施許諾契約の全マイルストンを達成し、収益を得たと会社が公表。 出典
2024-04
共同開発
帝人株式会社:ウェルネス分野のバイオものづくりに関する新たな共同研究契約。
2023-04
助成
NEDO官民による若手研究者発掘支援事業(共同研究フェーズ)。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 出典
2022-01
融資
新事業創出支援貸付(資本性ローン)。兵庫県 出典
2021-10
海外特許
ニコチンアミド誘導体の製造技術について欧州特許出願が公開され、複数の欧州諸国などが指定されている。 出典

提携先・顧客

共同開発
帝人株式会社 生体内物質の新規製造法・量産化に係る共同研究を実施。 出典
共同開発
帝人株式会社 ウェルネス分野のバイオものづくりに関する新たな共同研究契約。
提携
帝人株式会社 技術実施許諾契約の全マイルストンを達成し、収益を得たと会社が公表。 出典
提携
Green Earth Institute株式会社 NMN産生菌株と生産プロセス技術のライセンス契約を締結。 出典

特許

10 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの法人番号紐付け特許情報で確認した件数(2013〜2022年出願分の収録、C12分類)。個別公報の網羅的件数・独立ファミリー数ではない。
主な分野微生物・遺伝子工学、ニコチンアミド誘導体・NMN生産、酵素・代謝経路を利用する有用物質生産
共同出願人帝人株式会社
海外出願True
JP7209977B2/ニコチンアミド誘導体を製造するための組換え微生物及び方法、並びにそれに用いられるベクター 株式会社シンアート、帝人株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
WO2020129997A1/Genetically modified microorganism and method both for producing nicotinamide derivative, and vector for use in same 株式会社シンアート、帝人株式会社 / 国際公開。各国移行出願あり 出典
US20220056458A1/Genetically modified microorganism and method both for producing nicotinamide derivative, and vector for use in same 株式会社シンアート、帝人株式会社 / 出願中(Google Patents表示、2026-04に審査応答記録) 出典
EP3901272A1/Genetically modified microorganism and method for production of a nicotinamide derivative 株式会社シンアート、帝人株式会社 / 出願中(Google Patents表示) 出典
CN113260708B/Recombinant microorganism and method for producing nicotinamide derivatives, and vector used therein 株式会社シンアート、帝人株式会社 / 登録(Google Patentsファミリー情報) 出典

会社の規模

従業員2名(2026-09-11時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金1,000万円 出典
大学との関係学生ベンチャー
公式サイトsynart.co.jp

大学との関係

大学の認定
神戸大学 神戸大学認定ベンチャー一覧に掲載。認定日は大学の一覧で2022年1月18日と記載されている。 出典
共同研究
神戸大学 神戸大学との共同研究がNEDO「官民による若手研究者発掘支援事業」の共同研究フェーズに採択された。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:17件
法人番号:4140001113031
内容の誤りを知らせる