ドローン画像から樹種や木の量を調べ、森林を見える化

ドローン画像やLiDAR点群をAI・画像処理で解析し、森林の樹種、樹木の位置・サイズ、地形、材積、炭素蓄積量などを可視化する技術。

DeepForest Technologies 株式会社 京都大学発 / 京都府 京都市左京区 / 2022年設立
研究発の技術 森林解析 ドローン LiDAR リモートセンシング 画像認識 深層学習
実用化の段階
研究実証販売
DF ScannerとDF LATは販売価格とライセンスが公開され、2022年・2023年にそれぞれ提供開始済みで、実証や導入事例も公表されている。
5製品
9提携・顧客
1特許
8出資者

しくみ

解こうとしている課題

森林調査には人手と時間がかかり、樹種や資源量を広い範囲で把握しにくい。J-クレジット創出に必要な調査も費用が課題で、小・中規模の森林管理者には導入しづらいと会社は説明している。

どう動くか

DF Scannerは、ドローン画像と高さ情報から樹頂点を見つけて樹冠を分け、深層学習で樹種を識別します。樹高や樹冠サイズなどから胸高直径、材積、CO2固定量も推定できます。DF LATはLiDAR点群から地面と植生を分類し、地形・表面・樹冠高のデータを作ります。会社は、特殊な高価なセンサーに頼らずドローン画像から樹種識別を行える点や、森林の高密度な点群を処理できる点を特徴として説明しています。

できるようになること

会社は、ドローンによる低コストな森林計測と解析によって、森林資源の把握や管理を効率化し、小・中規模の森林管理者もJ-クレジット創出に取り組みやすくすることを目指している。適切な森林管理、林業の収益向上、土砂災害リスクの軽減にもつながるとしている。

技術の出自:京都大学大学院農学研究科の森林・樹種画像解析分野。京都大学の特許「クラス推論システム」等をDF Scannerとして製品化。DF LATの開発には京都大学との共同研究と、科研費JP21H05314「ゲノム・形質・生態学の統合的アプローチによる森林機能最大化」が関係する。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 森林資源調査・森林管理
  • スマート林業・木材生産計画
  • 森林由来J-クレジットの計測・モニタリング
  • 森林の炭素蓄積量・CO2固定量推定
  • 樹種構成・生物多様性の把握
  • 枯死木・危険木の検出、鉄道沿線や道路の倒木リスク確認
  • 森林の地形・林道・微地形の把握

優位性の主張

会社の主張
DF Scannerには、ドローンで撮影した画像から樹種を識別する「世界初」のAIを搭載していると会社が主張している。 出典
会社の主張
会社は、針葉樹の樹冠分離で、パラメータ調整時に90%以上の検出精度が可能としている。精度は森林条件と設定に依存する。 出典
大学の発表
京都大学は、ドローンで撮影した山の画像から樹種を識別する発明をDF Scannerとして製品化・提供していると紹介している。 出典
第三者の評価
日立システムズの女川町実証では、森林組合のLiDAR非搭載ドローンでも単木レベルの解析ができ、現地踏査で約19人日かかる場所の調査を約4人日で完了できたと報告された。 出典

製品・サービス

販売中
DF Scanner

ドローン画像から樹冠分離・樹種識別を行い、樹高、胸高直径、材積、CO2固定量などを推定する森林解析ソフト。 出典

林業事業体、森林組合、自治体、森林管理機関、測量会社、大学・研究機関など
販売中
DF LAT

ドローンLiDARの点群から地面・植生を処理し、DTM・DSM・CHMや森林解析用データを作成するソフト。 出典

林業事業体、森林組合、森林管理機関、測量会社、大学・研究機関など
販売中
DF BIRD

ドローン写真からオルソ画像やDSMを自動生成するSfMソフト。DF Scanner利用者には無料提供と案内。 出典

DF Scanner利用者、森林調査・測量事業者
販売中
DF Viewer

DF Scannerの解析結果やラスタ・シェープファイルを表示するGISソフト。 出典

森林解析データの閲覧者
販売中
DF Walker

森林の現地調査で使うスマートフォン・タブレット向けアプリ。 出典

森林管理者、林業事業体、現地調査担当者

これまでの歩み 新しい順

2026-07
海外
モンゴル:植栽木モニタリングの実証試験を実施。 出典
2026-03
海外
タイ:バンコクでドローンとAIを活用した森林解析セミナーを開催。 出典
2026-02
顧客
近畿中国森林管理局 滋賀森林管理署:滋賀県内の国有林で導入事例を公開。 出典
2025-11
海外出展
オーストラリア:メルボルン開催のForestTECH 2025に出展し、森林モニタリング技術などを紹介。 出典
2025-11
顧客
国立大学法人宮崎大学:農学部田野フィールドの森林で導入事例を公開。 出典
2025-10
実証
西日本旅客鉄道株式会社:鉄道沿線で枯死木・危険木検出のデモを実施。記事時点では導入検討段階。 出典
2025-09
提携
京都市:森林J-クレジット創出業務の受託候補者に選定。 出典
2025-08
助成
公益財団法人京都産業21「令和7年度京都エコノミック・ガーデニング支援強化事業 Ⅲ 本格的事業展開コース」 出典
残りの8件を表示
2025-07
海外
フィリピン:バナコン島のマングローブ植林地で炭素蓄積量を調査し、カーボンクレジット創出の実現性を評価。 出典
2024-06
資金調達
シリーズA。2億円。株式会社環境エネルギー投資、バイオ・サイト・キャピタル株式会社、SBI地域活性化支援株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、中信ベンチャーキャピタル株式会社、株式会社京信ソーシャルキャピタル 出典
2024-06
受賞
京都商工会議所「京都・知恵アントレ大賞2024」 出典
2024-02
実証
株式会社日立システムズ:女川町の町有林を対象とする森林調査DX実証で、DF Scanner・DF LATを活用。 出典
2024-02
販売提携
株式会社イメージワン:DF Scanner・DF LATを販売する販売パートナーとして公表。 出典
2023-09
受賞
公益財団法人大阪産業局「HeCNOS AWARD カーボンニュートラル分野」 出典
2023-07
助成
生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN)「令和5年度スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)フェーズ3「カーボンクレジット創出に関わるドローンからの森林資源量解析技術の開発」」 出典
2022-12
資金調達
シード(J-KISS型新株予約権)。4,500万円。株式会社環境エネルギー投資、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社、京都エンジェルファンド株式会社 出典

提携先・顧客

実証
株式会社日立システムズ 女川町の町有林を対象とする森林調査DX実証で、DF Scanner・DF LATを活用。 出典
販売提携
株式会社イメージワン DF Scanner・DF LATを販売する販売パートナーとして公表。 出典
実証
株式会社柳土木設計事務所 女川町の町有林を対象とする森林調査DX実証に参加。 出典
実証
女川町 町有林での森林調査実証の対象地域を提供し、結果へのフィードバックに参加。 出典
実証
石巻地区森林組合 所有ドローンによる森林調査実証に協力し、結果にフィードバック。 出典
実証
西日本旅客鉄道株式会社 鉄道沿線で枯死木・危険木検出のデモを実施。記事時点では導入検討段階。 出典
残りの3件を表示
顧客
国立大学法人宮崎大学 農学部田野フィールドの森林で導入事例を公開。 出典
顧客
近畿中国森林管理局 滋賀森林管理署 滋賀県内の国有林で導入事例を公開。 出典
提携
京都市 森林J-クレジット創出業務の受託候補者に選定。 出典

特許

1 件 出典
会社名・英語名でGoogle Patentsを検索し、大学の発明紹介と照合してDF Scannerに関連する京都大学名義の特許を1件確認。全特許の網羅を保証するものではない。
主な分野ドローン画像のクラス推論、森林樹木の樹種識別、樹種マップ生成
JP7797003B2/特開2023-135210「クラス推論システム、樹種マップ生成システム、クラス推論方法、および樹種マップ生成方法」 国立大学法人京都大学 / 登録(2026-01-13、Google Patents表示) 出典

会社の規模

従業員36名(2026-04-01時点) 出典
資本金1億円(2026-10時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトdeepforest-tech.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-02-29—106万円—5,436万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の施設
京都大学 京都大学のインキュベーションプログラムで事業化。過去に京都大学国際科学イノベーション棟を本店所在地としていたことも確認した。 出典

出資者(公開情報で確認できた8社)

独立系VC 5銀行・金融機関系 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:4130001071445
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