赤外光を吸収する粒子で、窓の熱を遮り発電を目指す

赤外光を吸収する無機ナノ粒子を開発し、熱を遮る窓用フィルムや、赤外光を電力に変える透明太陽電池に応用する技術。

株式会社OPTMASS 大阪大学・京都大学発 / 京都府 京都府宇治市 / 2021年設立
研究発の技術 ナノ材料 赤外光 熱線遮蔽 透明太陽電池 窓ガラス発電 無機ナノ粒子
実用化の段階
研究実証販売
熱線遮蔽ナノ粒子は予約受付・生産販売の案内があり、OPT-blockは南海電鉄本社の一部で性能評価が行われた一方、透明太陽電池は公式サイトで開発中とされている。
3製品
3提携・顧客
2特許
7出資者

しくみ

解こうとしている課題

窓から入る赤外線による室温上昇と空調負荷を抑え、従来あまり利用されていない赤外光を発電にも活用する。

どう動くか

粒子の材料や設計によって吸収する赤外光の波長を調整し、可視光を通しながら熱線を吸収する。フィルムでは室内への熱の流入を抑え、太陽電池では吸収した赤外光を電力に変える。NEDO資料では、窓ガラスとして使える透明性・耐久性を備えた発電デバイスと活性材料の量産技術が研究開発項目に挙げられている。

できるようになること

会社・NEDOは、窓の熱線遮蔽による空調負荷の低減と、透明な発電窓による発電を組み合わせ、省エネと創エネ、CO2削減への貢献を目指している。

技術の出自:京都大学 化学研究所の材料化学・熱線制御研究、大阪大学 産業科学研究所の金属有機融合材料研究分野。NEDO「未踏チャレンジ・熱線遮蔽能を有する発電窓ガラスの研究開発」。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 建物の窓向け熱線遮蔽・空調負荷低減
  • 窓ガラス一体型の透明太陽電池
  • 熱線遮蔽コーティング、インク、フィルム
  • 赤外光を利用する光学・エネルギー変換材料

優位性の主張

会社の主張
熱線を選択的に吸収し、可視光を通す無色透明に近いナノ粒子で、吸収波長域を制御できると説明している。 出典
会社の主張
熱線遮蔽フィルム「OPT-block」は透明性と熱線遮蔽能力のバランスに優れ、既存建物へ後付けしやすいとしている。性能評価は南海電鉄本社の一部で実施。 出典
第三者の評価
NEDOの2022年度NEP成果として、代表的な粒子を月約1,000gで再現性よく生産する方法と、分散インクが1週間以上凝集しない管理法を確立したと報告されている。 出典

製品・サービス

販売中
熱線遮蔽ナノ粒子

赤外線の吸収波長域を制御できる無色透明に近い粒子。インク・コーティング・フィルム用途。 出典

窓用フィルム、コーティング、材料などの法人利用者
試験導入
OPT-block

熱線捕集ナノ粒子を使い、窓から入る熱線を遮るフィルム。 出典

オフィスビルなどの建物管理者・事業者
研究段階
透明太陽電池

可視光を通しながら赤外光を電力に変換する、窓ガラス用途の発電デバイス。 出典

建築・窓ガラス、再生可能エネルギー分野の事業者

これまでの歩み 新しい順

2024-07
実証
南海電気鉄道株式会社:南海なんば第1ビルの一部125.7㎡にOPT-blockを施工し、性能評価を実施。 出典
2024-05
融資
6,000万円。株式会社日本政策金融公庫、京都信用金庫、京都中央信用金庫 出典
2023-10
認定
近畿経済産業局「J-Startup KANSAI 選定」 出典
2023-07
資金調達
1.6億円。UntroD Capital Japan株式会社、株式会社サムライインキュベート 出典
2022-11
資金調達
金額は非公表。レジル株式会社 出典
2022-06
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「NEDO Entrepreneurs Program(NEP)「無色透明のナノ粒子を用いた高機能熱線制御材の開発」」 出典
2022-01
資金調達
3,500万円。京都大学イノベーションキャピタル株式会社 出典

提携先・顧客

実証
南海電気鉄道株式会社 南海なんば第1ビルの一部125.7㎡にOPT-blockを施工し、性能評価を実施。 出典
共同開発
京都大学 熱線制御技術や透明太陽電池に関する共同研究・技術開発。 出典
共同開発
大阪大学 熱線捕集材料・ナノ粒子分散技術などの共同研究が大学資料に記載。 出典

特許

2 件 出典
Google PatentsでOPTMASS/Optmass Co Ltdを検索し、確認できた特許ファミリーは2件。国別出願はファミリー内でまとめた。
主な分野赤外線センシング・抵抗可変膜、赤外線吸収層用樹脂組成物・フィルタ
海外出願True
赤外線センシングデバイス及びそれに用いる抵抗可変膜(WO2021210593A1、JP7837020B2、US12276550B2、EP4137789A4等) 株式会社OPTMASS、国立大学法人京都大学 / 日本・米国で登録。欧州出願は審査中として掲載。Google Patents上の法的状態表示に基づく。 出典
赤外線吸収層形成用樹脂組成物、赤外線吸収フィルタ及びその製造方法(WO2025041845A1、PCT/JP2024/029938) 株式会社OPTMASS / WO公開、審査中 出典

会社の規模

従業員3名(2026-09-07時点) 出典
資本金1億円(2023-07時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトoptmass.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-09-30—-3,297万円—1.24億円 出典
2023-09-30—-9,788万円—9,558万円 出典
2022-09-30—-2,349万円—2,426万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
京都大学 透明太陽電池プロジェクトで、同社との共同研究に従事する研究員の募集が掲載されています。 出典
共同研究
大阪大学 大阪大学の研究分野資料に、OPTMASSとのナノ粒子大量生産法の研究および熱線遮蔽フィルム用インク・ナノ粒子分散技術の共同研究が記載されています。 出典
大学の出資
京都大学 京都大学の関連VCである京都大学イノベーションキャピタルが、同社への投資を実行したと発表しています。 出典
大学の施設
京都大学 同社の登記住所は2021年から2023年まで京都大学国際科学イノベーション棟のベンチャーインキュベーションセンターでした。 出典

出資者(公開情報で確認できた7社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 2銀行・金融機関系 2大学系(大学VC・大学) 1公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:17件
法人番号:4130001070249
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