脳波を機械学習で読み解き、痛みを段階別に数値化する
脳波(EEG)を機械学習で解析し、患者の申告だけに頼らず痛みの強さや質を推定して数値化する技術。
PaMeLa株式会社 大阪大学発 / 大阪府 豊中市 / 2016年設立
研究発の技術 脳波(EEG) 機械学習 スパースモデリング 医療機器 疼痛評価 人間拡張
実用化の段階
研究実証販売
PMS-2は未承認のまま術後患者を対象とする医師主導治験を終え、痛覚共有技術はCEATEC 2025で展示されているため、全体として実証・展示段階と判断。
2製品
3提携・顧客
8特許
8出資者
しくみ
解こうとしている課題
痛みの評価が本人の申告に左右され、表現の違いや意思表示の困難さから、必要な治療が見過ごされたり鎮痛管理が難しくなったりする課題。
どう動くか
痛み刺激時の脳波から特徴量を抽出し、機械学習やスパースモデリングで痛みの強度・不快度を推定する。会社発表では、461人の段階的刺激データで「痛みなし・中程度・強い」の3段階を判定し、全体の判別精度は71%。痛みの感じやすさには個人差があるため、脳波情報に基づいてその人の痛みを評価する。ドコモとの共同技術では、測定した痛みを受け手の感度に合わせて変換し、視覚表示や刺激装置で共有する。
できるようになること
医師が患者の痛みを客観的に把握し、術後の鎮痛管理や意思表示が難しい患者のケアを支援することを目指す。ドコモとの痛覚共有技術は、医療・リハビリの意思疎通や、痛みを伝えにくい場面での理解促進への活用が期待されている。
使われる場面
- 術後の疼痛管理・鎮痛薬の薬効モニタリング
- 意思表示が難しい患者の痛み評価
- 慢性痛の客観的評価(開発・予備検討)
- 医療・福祉分野での痛覚共有、リハビリ支援
- XR・ゲームなどの体験共有
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2025-03
規制・認証
痛み判定補助システム PMS-2 の医療機器承認・認証・届出(治験登録情報では未承認、承認・認証・届出番号なし(届出予定)。2025年3月に医師主導治験完了を会社発表。承認取得は確認できず。) 出典
2021-10
資金調達
シリーズC(第三者割当増資)。5.2億円。MedVenture Partners株式会社、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC1号投資事業有限責任組合)、帝國製薬株式会社、ユニバーサルマテリアルズインキュベーター株式会社(UMI2号投資事業有限責任組合)、京銀リース・キャピタル株式会社(京銀輝く未来応援ファンド2号投資事業有限責任組合)、NECキャピタルソリューション株式会社(価値共創ベンチャー2号有限責任事業組合) 出典
提携先・顧客
共同開発
株式会社NTTドコモ 人間拡張基盤と脳波による痛み測定技術を連携し、個人差に応じた痛覚共有技術を共同開発。 出典
実証
福井大学医学部附属病院 PMS-2を用いた術後患者30人の探索的医師主導治験を実施。 出典
実証
大阪大学医学部附属病院 福井大学医学部附属病院とともにPMS-2開発の医師主導治験を実施。 出典
特許
主な分野脳波による痛みの測定・評価、スパースモデリングによる痛み分類と瞬間痛判別、脳波による快不快判別、機械学習用教師データの増幅
海外出願True
特許第6249432号「痛み測定装置および痛み測定システム」 国立大学法人大阪大学 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
特許第6445634号「痛み測定装置および痛み測定システム」(分割出願) 国立大学法人大阪大学 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
特許第7179299号「スパースモデリングを利用した痛みの分類および瞬間痛の判別」 国立大学法人大阪大学、国立研究開発法人情報通信研究機構 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
特許第6664715号「快不快の判別」 国立大学法人大阪大学 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
残りの4件を表示
特許第7203388号「快不快の判別」 PaMeLa, Inc.、国立大学法人大阪大学 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP7433602B2「機械学習に用いられる教師データを増幅するためのシステム、方法、プログラム」 PaMeLa, Inc.、国立大学法人大阪大学 / 登録公報を確認 出典
US12023173B2 / WO2019013324A1「Pain classification and momentary-pain determination using sparse modeling」 PaMeLa, Inc.、国立大学法人大阪大学、国立研究開発法人情報通信研究機構 / US登録・有効。Google Patentsのファミリー情報にJP・EP・CN・WOも掲載 出典
WO2020218490A1「機械学習に用いられる教師データを増幅するためのシステム、方法、プログラム」 PaMeLa, Inc.、国立大学法人大阪大学 / 国際公開。JP・US・EP・CNへの移行記録を確認 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた8社)
事業会社(CVCを含む) 3独立系VC 2銀行・金融機関系 2大学系(大学VC・大学) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。