尿中のたんぱく質などを測り、糖尿病性腎症の早期発見を目指す

糖尿病性腎症の早期診断に向け、尿中のSmad1やIgG4などのバイオマーカーを測る検査法を開発。関連する予防薬・治療薬も研究している。

ヒュービットジェノミクス株式会社 東京科学大学発 / 東京都 中央区 / 2000年設立
研究発の技術 糖尿病性腎症 早期診断 尿中バイオマーカー Smad1 IgG4 腎臓病
実用化の段階
研究実証販売
有料のコホート研究受託・コンサルティングサービスを提供し、公開料金例も掲載。一方、糖尿病性腎症診断キットは会社が開発中としており、販売開始は確認できない。
3製品
5提携・顧客
5特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

一般的なアルブミン尿検査では捉えにくい糖尿病性腎症の初期病変を検出し、腎機能低下を早期に予測することを目指す。

どう動くか

会社とJSTの説明によると、腎臓の糸球体硬化やメサンギウム基質の増生などを反映する尿中マーカーを測定し、腎機能低下を早期に捉えることを目指す。Smad1は腎症の初期病変を反映するマーカーとして研究されている。会社はまた、BMP4/Smad1/IV型コラーゲン経路を抑える治療薬を開発中としている。

できるようになること

早期診断マーカーが実用化されれば、会社やJSTの説明上、医療機関や健診での早期発見・予防、治療効果の評価や創薬研究への活用が期待される。

技術の出自:徳島大学医学部・腎臓内科の腎臓病基礎研究、JST A-STEP「糖尿病性腎症に特異的な診断方法の確立と治療ターゲットの同定」 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 糖尿病性腎症の早期診断
  • 糖尿病患者の腎機能低下リスク評価
  • 腎症治療の効果評価・創薬研究
  • 医薬品・機能性食品のコホート研究、臨床評価

優位性の主張

会社の主張
15年間のコホート研究と基礎研究をもとに、腎症の病理変化を反映する2つのバイオマーカーを見いだしたと説明。糖尿病患者の5年間追跡で腎機能低下の早期予測を確認したとしている。 出典
第三者の評価
JSTの事業成果資料は、尿中Smad1が糸球体硬化や基底膜肥厚を反映することを示し、初期病変の早期診断マーカーとして検討したと報告している。 出典
会社の主張
コホート研究で得られる利益を創薬研究開発に投じ、コホート研究と基礎研究を組み合わせる事業モデルを採用していると説明。 出典

製品・サービス

研究段階
糖尿病性腎症診断キット(HBG0201、Smad1試薬・診断薬)

尿中バイオマーカーを測定し、糖尿病性腎症の早期診断を目指す検査キット。会社は現在開発中としている。 出典

糖尿病患者の診療・検査を行う医療機関、健診機関を想定
販売中
コホートによる臨床研究・試験受託

地域コホート等を活用し、医薬品・食品の臨床評価、追跡調査、試験設計や解析を受託する。 出典

製薬企業、食品会社、大学・研究機関、行政機関
研究段階
糖尿病性腎症予防・治療薬(HBG1925-128、抗BMP4抗体/HBG0303、BMP4阻害剤)

BMP4/Smad1経路を抑えることを狙う抗体・低分子薬の研究開発。 出典

糖尿病性腎症の患者向け医薬品を想定

これまでの歩み 新しい順

2021-03
助成
令和2年度 東京都中小企業外国特許出願費用助成金 出典
2021-01
共同開発
キューサイ株式会社:ケール青汁の有効性検証に関する共同研究を開始。 出典
2020-04
海外特許
アレルギーの一次予防に関する特許を日本、米国、欧州、ロシア、ブラジル、カナダ、韓国、ニュージーランド、オーストラリア、中国、イスラエル、南アフリカ、インドに出願。 出典
2019-03
資金調達
第三者割当増資。508万円 出典
2018-07
資金調達
第三者割当増資。3,500万円 出典
2018-05
資金調達
第三者割当増資。3,815万円 出典
2018-01
資金調達
第三者割当増資。6,040万円 出典
2016-08
資金調達
第三者割当増資。635万円 出典
残りの14件を表示
2010-03
共同開発
明治株式会社:ヨーグルトのインフルエンザ予防効果に関する共同研究・調査を実施。 出典
2009-12
助成
JST A-STEP シーズ育成タイプ 出典
2009-12
助成
科学技術振興機構(JST)「A-STEP シーズ育成タイプ「糖尿病性腎症に特異的な診断方法の確立と治療ターゲットの同定」」 出典
2009-07
資金調達
第三者割当増資。3,000万円 出典
2008-05
資金調達
第三者割当増資。2,000万円 出典
2008-03
資金調達
第三者割当増資。5,000万円 出典
2008-02
資金調達
第三者割当増資。3億円 出典
2006-04
資金調達
第三者割当増資。2.4億円 出典
2005-09
資金調達
第三者割当増資。3億円 出典
2004-12
助成
医薬品・医療機器実用化研究支援事業 出典
2004-07
助成
NEDO 平成16年度産業技術実用化開発助成事業 出典
2004-04
資金調達
第三者割当増資。1.1億円 出典
2003-08
資金調達
第三者割当増資。6.7億円 出典
2002-07
資金調達
第三者割当増資。11億円 出典

提携先・顧客

共同開発
徳島大学 糖尿病性腎症の診断マーカーと治療ターゲットの基礎研究を共同実施。 出典
共同開発
中外製薬株式会社 糖尿病性腎症等の検出方法・キットに関する特許の共同出願人として公表。 出典
共同開発
キューサイ株式会社 ケール青汁の有効性検証に関する共同研究を開始。 出典
顧客
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 AIホスピタル事業の受託業務を実施。 出典
共同開発
明治株式会社 ヨーグルトのインフルエンザ予防効果に関する共同研究・調査を実施。 出典

特許

5 件 出典
会社公式の特許・論文ページでは糖尿病性腎症関連の登録2件・出願中2件とアレルギー関連出願中1件。Google Patentsで個別例を照合した範囲で、網羅数ではない。
主な分野糖尿病性腎症の尿中バイオマーカー・検出キット、腎疾患の予防・治療、糖尿病関連遺伝子、アレルギー予防
共同出願人中外製薬株式会社、扶桑薬品工業株式会社
海外出願True
尿中Smad1測定による糖尿病性腎症の検出方法(US9359645B2) Hubit Genomix Inc / 登録 出典
硬化をもたらす増殖性疾患の検出方法及びキット(特願2010-218011、特願2005-513889としてJST資料に掲載) ヒュービットジェノミクス株式会社 / JST資料に出願として記載。現時点の権利状態は個別確認できず 出典
Remedy for renal disease(JP5175729B2、EP2574625B1等) Hubit Genomix Inc / 日本・欧州で登録。欧州特許はGoogle Patents上でActiveと表示 出典
糖尿病性腎症の予防薬及び/又は治療薬(JP7755919B2) Fuso Pharmaceutical Industries Ltd、Hubit Genomix Inc / 登録 出典
2型糖尿病関連遺伝子、およびその利用(WO2004084797A3) Hubit Genomix Inc / 公開。Google Patents上では権利期間満了表示 出典

会社の規模

従業員6名(2022-04時点) 出典
資本金1,000万円(2022-04時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトhubitgenomix.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2023-12-31—-6,454万円—1.94億円 出典
2022-12-31—1,186万円—3.13億円 出典
2021-12-31—-4,561万円—3.3億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
山形大学 生活習慣病に関与する遺伝的素因と環境要因の解明を目的とした共同研究を開始。 出典
共同研究
徳島大学 糖尿病性腎症の診断法開発に関し、大学の研究グループとの基礎研究を実施したと会社サイトが説明。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

Applera Corporation
事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:4010001072505
内容の誤りを知らせる