動かせる手をまねるロボットで、片麻痺の手指訓練を支援

片麻痺患者の手指訓練を支援するロボット技術。動かせる側の手の動きを検出し、麻痺側のロボットハンドが追従する。

株式会社東北医工 岩手大学・東北大学発 / 岩手県 盛岡市
研究発の技術 リハビリテーションロボット 医療機器 ロボティクス リーダ・フォロワ方式 片麻痺 手指機能訓練
実用化の段階
研究実証販売
ウーベルトは2025年1月に製造販売承認を取得し、同年3月に販売開始したと公表され、販売店の製品ページと医療機関でのデモ実施も確認できる。
2製品
7提携・顧客
3特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

片麻痺による手指の動きにくさに対する訓練を支援し、療法士の徒手的な訓練負担や、限られた医療資源の中で継続的なリハビリを提供する課題に対応する。

どう動くか

動かせる側の手の動きをセンサーで捉え、その動きに合わせて麻痺側のロボットハンドが指を動かすリーダ・フォロワ方式を採用。画面には動作の反転映像や訓練用ゲームを表示する。装着は手をハンド部に入れる方式で、グローブなどを使わない。会社は、自発的な動きと視覚情報を組み合わせた訓練、装着の簡便さを特徴として説明している。

できるようになること

大学のプロジェクト説明では、リハビリロボットの活用により医療従事者の負担軽減や医療費削減への寄与が期待されている。製品の承認・販売により、医療機関で手指訓練を支援する選択肢が加わった。

技術の出自:岩手大学 理工学部・理工学研究科 システム創成工学科/機械科学コースのリハビリテーションロボット研究。岩手大学SCORE大学推進型拠点都市環境整備型プロジェクト「医療機器としての脳卒中リハビリテーションロボットの開発と販売」。岩手大学・東北大学などとの産学連携。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 脳卒中などによる片麻痺患者の手指機能訓練
  • 病院・リハビリテーション施設での上肢リハビリテーション
  • 服薬時刻の通知と飲み忘れ時の見守り支援

優位性の主張

会社の主張
動かせる側の手の動きに麻痺側のロボットハンドが追従するリーダ・フォロワ方式と、動作の反転映像を組み合わせ、自律型のリハビリテーションを実現すると説明している。 出典
会社の主張
手を入れるだけで装着でき、グローブなどの専用器具が不要で、ゲーム性を取り入れた訓練ができると説明している。 出典
大学の発表
リーダ・フォロワ方式など複数の考え方を融合したリハビリ装置として特許技術を基盤にした研究開発を進めたと、JST採択プロジェクト資料が説明している。 出典

製品・サービス

販売中
Ouvert(ウーベルト)/手用ロボット型運動訓練装置 TM-OV100

健常側の手の動きに合わせて麻痺側の手指を動かし、片麻痺患者の手指機能訓練を支援する管理医療機器。 出典

病院・リハビリテーション施設などの医療機関
販売中
ふっくん(服薬支援装置)

服用時刻を音で知らせ、薬を排出する。飲み忘れ時には支援者へ電話連絡する服薬支援装置。 出典

服薬支援が必要な利用者と、その支援者・福祉関係者

これまでの歩み 新しい順

2026-10
海外出展
シンガポール:ELDEX Asiaの日本パビリオンで片麻痺リハビリロボット「Ouvert」のポスター展示を予定。 出典
2026-09
海外出展
シンガポール:Medical Fair Asia 2026に片麻痺リハビリロボット「ウーベルト」を出展予定。 出典
2026-05
助成
いわて産業振興センター「いわて希望応援ファンド地域活性化支援事業助成金「岩手発リハビリテーション用医療機器ウーベルト臨床ニーズ対応高度化事業」」 出典
2025-12
実証
社会医療法人仁生会 西堀病院:リハビリテーション課でウーベルトのデモンストレーションを実施。 出典
2025-02
資金調達
金額は非公表。Tohokuライフサイエンス・インパクト投資事業有限責任組合 出典
2025-02
受賞
一般社団法人東北ニュービジネス協議会「第31回東北ニュービジネス大賞 奨励賞」 出典
2025-01
規制・認証
手用ロボット型運動訓練装置ウーベルト(医療機器承認番号 30700BZX00005000、クラスII)(厚生労働省の製造販売承認を取得) 出典
2023-01
規制・認証
医療機器品質マネジメントシステム ISO 13485(認証取得) 出典
残りの4件を表示
2022-11
受賞
X-Tech Innovation 2022 東北地区共催各行「X-Tech Innovation 2022 東北地区最終選考会 最優秀賞」 出典
2022-07
規制・認証
第二種医療機器製造販売業許可(03B2X10005)・医療機器製造業登録(03BZ200035)(取得・登録済み) 出典
2022-06
資金調達
金額は非公表。岩手新事業創造ファンド2号投資事業有限責任組合、もりおかSDGs投資事業有限責任組合 出典
2022-06
助成
NEDO「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業(事業1コース)「脳卒中患者リハビリ用医療機器の非臨床試験、承認および販売」」 出典

提携先・顧客

共同開発
岩手大学 共同研究でウーベルトを開発。大学発ベンチャーの認定も公表。 出典
共同開発
東北大学 会社が主な共同研究・取引先として掲載。大学発ベンチャーとしても紹介。 出典
共同開発
岩手県立大学 会社が主な共同研究・取引先として掲載。 出典
共同開発
高崎健康福祉大学 会社が主な共同研究・取引先として掲載。ふっくんの問い合わせ先としても案内。 出典
販売提携
酒井医療株式会社 ウーベルトを自社のリハビリ機器として製品掲載し、学会展示でも取り扱い。 出典
実証
社会医療法人仁生会 西堀病院 リハビリテーション課でウーベルトのデモンストレーションを実施。 出典
共同開発
株式会社石神製作所 ふっくんの製造元。東北医工は同製品の開発・販売に協力。 出典

特許

3 件 出典
会社名義検索とGoogle Patentsの公報確認で関連性を確認できた公報3件(日本特許2件、WO公開1件)。特許第5928851号と特願2021-139884を起点とする関連記録を含む。全件網羅ではない。
主な分野片麻痺患者の手指リハビリ装置、健常側の手の動き検出と麻痺側の運動補助、反転画像表示・運動連動制御
共同出願人岩手大学、有限会社ホロニック・システムズ、東北大学、株式会社ピーアンドエーテクノロジーズ
海外出願True
特許第5928851号「リハビリ装置」/JP5928851B2 有限会社ホロニック・システムズ / 登録・Google Patents上でActive 出典
特願2021-139884「リハビリ装置」/JP7629162B2 有限会社ホロニック・システムズ、株式会社ピーアンドエーテクノロジーズ、東北大学、岩手大学 / 登録・Google Patents上でActive。対応するPCT出願等を確認。 出典
WO2023032875A1「Rehabilitation apparatus」 有限会社ホロニック・システムズ、株式会社ピーアンドエーテクノロジーズ、東北大学、岩手大学 / 国際公開。Google Patents上ではCeased表記。 出典

会社の規模

資本金2,300万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトtohoku-ms.com

大学との関係

大学の認定
岩手大学 岩手大学発ベンチャーとして認定。 出典
共同研究
岩手大学 共同研究で開発した手用ロボット型運動訓練装置「ウーベルト」が製造販売承認を取得。 出典
共同研究
東北大学 会社公式サイトが東北大学発ベンチャーおよび主な共同研究先として掲載。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

株式会社ピーアンドエーテクノロジーズ有限会社ホロニック・システムズミライドアTohoku株式会社いわぎん事業創造キャピタル株式会社
事業会社(CVCを含む) 2独立系VC 1銀行・金融機関系 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:3400001015895
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