血液中のたんぱく質を測り、認知症リスク評価を目指す

血中バイオマーカーを測定して認知症や関連する脳疾患のリスクを評価する検査技術と、認知症の進行抑制を目指す創薬シーズ。

BRIファーマ株式会社 東北大学発 / 鹿児島県 霧島市 / 2021年設立
研究発の技術 血液バイオマーカー 認知症リスク評価 脂肪酸結合タンパク質(FABP) 神経変性疾患 創薬 神経薬理学
実用化の段階
研究実証販売
会社は診断技術と自己採血方式を開発中と説明し、医療機関との共同研究や患者検体での検出報告はあるが、広範な商用提供や販売実績を裏付ける公開情報は確認できなかった。
4製品
5提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

認知症の前段階や関連する脳疾患を早期に見つけ、画像検査に頼らない簡便なリスク評価と、発症・進行を抑える治療法につなげること。

どう動くか

診断技術B-refineは、血液中の脂肪酸結合タンパク質(FABP)などを手がかりに認知症リスクを評価する。東北大学の研究ではFABP3・FABP5などの測定が、レビー小体病を含む脳疾患の早期検出や識別に役立つ可能性が示された。会社は脳炎症マーカーのスコア化や少量血液での検査を掲げる。創薬では、カルシウムチャネルやFABPを標的とする候補を開発している。

できるようになること

会社は、血液によるリスク評価から予防や早期介入につなげ、健康な脳で長く暮らせる社会を目指す。東北大学は、血中FABPによる早期検出と疾患識別が進めば、早期治療介入につながる可能性を示している。

技術の出自:東北大学大学院薬学研究科の薬理学・中枢神経創薬分野。東北大学発の研究成果ベンチャー。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 認知症・軽度認知障害の血液リスク評価
  • アルツハイマー病やレビー小体型認知症などの早期検出・鑑別
  • 認知症およびレビー小体病の治療薬開発
  • 脳健康のモニタリング・予防

優位性の主張

会社の主張
B-refineは独自の高感度マーカーと脳炎症マーカーのスコア化を用い、MRI・PETではなく血液で検査する。会社はPET検査が約30万円であるのに対し、検査費用を約2万円程度と説明している。 出典
会社の主張
会社は血液一滴の自己採血検査を開発中と説明し、医療機関で1ml以上採血する他方式より簡便で安価になるとしている。 出典
大学の発表
東北大学の研究グループは、FABPがレビー小体病の潜在的な血中バイオマーカーとなり、早期検出や他の加齢関連脳疾患との識別に役立つ可能性を報告した。 出典

製品・サービス

試験導入
B-refine

血液中のバイオマーカーを用いて認知症リスクを評価する診断技術。少量血液の自己採血方式も開発中。 出典

医療機関、健診機関、脳健康評価を行う事業者・利用者
研究段階
BRI-301

アルツハイマー病などを対象とし、T型カルシウムチャネルやCaMKIIを介した脳機能改善を目指す創薬候補。 出典

製薬企業、創薬開発パートナー
研究段階
BRI-101

FABP3を標的とし、αシヌクレインの取り込み・凝集抑制を目指す創薬候補。 出典

製薬企業、創薬開発パートナー
研究段階
BRI-601

FABP7を標的とし、αシヌクレインの凝集抑制などを目指す創薬候補。 出典

製薬企業、創薬開発パートナー

これまでの歩み 新しい順

2023-11
助成
第26回(2023年度)七十七ニュービジネス助成金。200万円。公益財団法人七十七ビジネス振興財団 出典
2023-11
助成
公益財団法人七十七ビジネス振興財団「第26回(2023年度)七十七ニュービジネス助成金」 出典
2023-11
提携
公益財団法人七十七ビジネス振興財団:2023年度「七十七ニュービジネス助成金」の贈呈先。 出典

提携先・顧客

共同開発
国立病院機構 仙台西多賀病院 認知症診断技術の開発に関する共同研究先として会社が掲載。 出典
共同開発
東北大学 認知症予備段階の治療薬開発で連携先として会社が掲載。 出典
共同開発
鳥取大学 認知症予備段階の治療薬開発で連携先として会社が掲載。 出典
共同開発
白鳥製薬株式会社 認知症予備段階の治療薬開発で連携先として会社が掲載。 出典
提携
公益財団法人七十七ビジネス振興財団 2023年度「七十七ニュービジネス助成金」の贈呈先。 出典

特許

2 件 出典
法人番号とBRIファーマ名、東北大学・FABP・認知症の技術関連語でGoogle PatentsおよびGビズインフォを確認。以下は関連性の高い特許ファミリーとして見つかった範囲で、網羅数ではない。Gビズインフォの法人名義特許表示は0件。
主な分野血中FABP等を用いる神経変性疾患・認知症バイオマーカー、脳機能改善剤・認知機能障害治療
海外出願True
JP7569552B2 / WO2022163818A1「認知症診断用のバイオマーカー」 東北大学 / 日本で登録。米国・欧州・中国等に対応出願あり。各国の状態は個別確認が必要。 出典
WO2013111799A1「脳機能改善剤」 東北大学 / WO公報の法的状態表示は失効。日本・米国・欧州の対応特許情報あり。 出典

会社の規模

従業員2名(2024-01-04時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトbri-pharma.jp

大学との関係

共同研究
東北大学 公式サイトに東北大学との治療薬開発連携が記載され、研究所所在地として東北大学薬学研究科内が示されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:8件
法人番号:3370001047091
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