切断で現れる目印を捉え、活性型のタンパク質を見分ける抗体

タンパク質を抗原とするモノクローナル抗体の作製・選別技術。特に、前駆体が切断されて生じる活性型IL-18のネオエピトープを認識する抗体を開発している。

株式会社mAbProtein 島根大学発 / 島根県 出雲市塩冶町
研究発の技術 モノクローナル抗体 抗体作製 ネオエピトープ 活性型IL-18 ELISA 研究用試薬
実用化の段階
研究実証販売
研究用抗体やELISA測定キットを公式サイトで販売し、価格と注文手段を公開している。
5製品
4提携・顧客
3特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

炎症などに関わる標的タンパク質を特異的に検出・阻害する抗体を作り、研究用試薬や診断法、治療薬候補の開発につなげる。

どう動くか

IL-18は前駆体がカスパーゼにより切断されると活性型になります。同社の抗体は切断で新たに現れる短いアミノ酸配列(ネオエピトープ)を認識するため、活性型を前駆体と区別して検出・阻害する設計です。島根大学が説明する高純度タンパク質の発現・精製と抗体作製技術を基盤に、抗体を選別しています。

できるようになること

同社は、抗体を研究用途に供給するほか、病気の早期診断や病態解明、炎症性疾患の治療薬への展開を目指すとしている。活性型IL-18を対象とする測定・阻害手段の研究にもつながる。

技術の出自:島根大学医学部・生化学/分子細胞生物学分野の研究シーズ。島根大学発ベンチャーとして設立。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 大学・研究機関向け研究用抗体・試薬
  • 活性型IL-18の測定・炎症性疾患の病態研究
  • 抗体作製受託
  • 抗体を用いた分析検査
  • 炎症性疾患等を対象とする治療用抗体の研究開発

優位性の主張

会社の主張
島根大学医学部で培った独自の抗体作製技術・ノウハウを用い、独自のスクリーニングを経た抗体を提供すると説明している。 出典
会社の主張
活性型IL-18を測定できるELISAキットは「現在このキットしかありません」と説明している(同社の主張)。 出典
第三者の評価
活性型IL-18のみを認識する抗体について、マウス大腸炎モデルでの治療効果を論文報告している。これは前臨床モデルでの報告であり、ヒトでの有効性を示すものではない。 出典

製品・サービス

販売中
抗体・関連研究試薬

IL-18、SLFN11、RNF4などを対象とする抗体やエピトープペプチド等を販売。 出典

大学・研究機関、研究者
販売中
ヒト活性型 IL-18 ELISA 測定キット Ver.2

ヒト活性型IL-18を測定するELISAキット。 出典

大学・研究機関、研究者
販売中
抗体作製受託

要望に応じて抗体を作製する受託サービス。年間受付数は限定。 出典

大学・研究機関、研究者
販売中
抗体を用いた分析検査サービス

抗体を用いた分析検査を提供。WESを用いる検査について案内がある。 出典

大学・研究機関、研究者
研究段階
活性型IL-18標的抗体の医薬シーズ

炎症性疾患などを対象とする治療用抗体候補を研究開発。 出典

これまでの歩み 新しい順

2025-10
海外特許
2025年度の中小企業等海外展開支援事業(海外出願支援事業)に、特許1件で採択。出願国は公表ページで確認できず。 出典
2025-10
助成
令和7年度中小企業等海外展開支援事業費補助金(海外出願支援事業)。公益財団法人しまね産業振興財団 出典
2025-10
助成
公益財団法人しまね産業振興財団「令和7年度中小企業等海外展開支援事業費補助金(海外出願支援事業)」 出典
2024-03
助成
AMED難治性疾患実用化研究事業・医薬品の治験準備(医薬品ステップ1)。国立研究開発法人日本医療研究開発機構 出典
2024-03
共同開発
名古屋大学:活性型IL-18抗体を用いた炎症性腸炎マウスモデルの共同研究を論文発表。 出典
2023-11
助成
令和5年度中小企業等外国出願支援事業。公益財団法人しまね産業振興財団 出典
2023-11
共同開発
国立大学法人長崎大学:活性型IL-18検出キット・検査方法の特許を共同出願。 出典
2020-03
海外顧客
米国:島根大学の報告書は、令和元年度に米国などの海外販路を確保したと記載。 出典
残りの3件を表示
2019-12
助成
しまね産業基盤高度化支援事業 事業化促進助成金(大学等技術利用枠)。公益財団法人しまね産業振興財団 出典
2018-05
資金調達
1.5億円。しまね大学発・産学連携投資事業有限責任組合 出典
2018-03
資本提携
島根大学:大学発ベンチャーとして設立。大学広報は地方銀行系ファンドからの1億5千万円出資を記載。 出典

提携先・顧客

共同開発
名古屋大学 活性型IL-18抗体を用いた炎症性腸炎マウスモデルの共同研究を論文発表。 出典
共同開発
国立大学法人長崎大学 活性型IL-18検出キット・検査方法の特許を共同出願。 出典
共同開発
東海国立大学機構 活性型IL-18検出キット・検査方法の特許を共同出願。 出典
資本提携
島根大学 大学発ベンチャーとして設立。大学広報は地方銀行系ファンドからの1億5千万円出資を記載。 出典

特許

3 件 出典
社名および英語名による公開ウェブ検索とGoogle Patentsで確認した関連ファミリー数。検索範囲内の件数で、全保有知財の網羅調査ではない。
主な分野活性型IL-18ネオエピトープ認識抗体、活性型IL-18検出キット・検査方法、抗体を用いた多発性硬化症治療
海外出願True
JP6892180B2/US12269874B2/WO2020116423A1「活性型インターロイキン−18タンパク質のネオエピトープを認識する抗体、及びその応用」 株式会社mAbProtein / 日本・米国で登録。WO公開あり。 出典
JP2025082445A「活性型IL-18検出キット、及び検査方法」 株式会社mAbProtein / 出願公開、審査中(Google Patents表示はPending)。 出典
JP2023177377A「多発性硬化症治療薬」 株式会社mAbProtein / 出願公開。Google Patents上の表示では島根大学と共同出願。 出典

会社の規模

従業員2名 出典
資本金8,750万円 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトmabprotein.co.jp

大学との関係

大学の認定
島根大学 島根大学発ベンチャーの称号を付与された企業として大学の起業支援ページに掲載。 出典
共同研究
島根大学 大学の研究シーズを活用して設立され、島根大学との共同研究成果の公表や共同開発が確認できる。 出典
大学の出資
島根大学 島根大学の発表によると、しまね大学発・産学連携ファンドから1億5,000万円の投資を受けた。ファンドによる投資であり、大学自体の直接出資とは確認できない。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

しまね大学発・産学連携投資事業有限責任組合
大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:3280001007690
内容の誤りを知らせる