4種の自己抗体を同時に調べる血管炎検査を目指す

血管炎の自己抗体を迅速に測る診断キットと、炎症・感染症向けの抗体医薬候補を開発する技術。

株式会社A-CLIP研究所 千葉大学発 / 千葉県 千葉市中央区 / 2012年設立
研究発の技術 バイオマーカー 自己抗体検査 イムノクロマトグラフィー 組換えタンパク質 抗体医薬 炎症性疾患
実用化の段階
研究実証販売
ANCA-Fastは試験研究用プロトタイプと研究開発・事業化への取組が公表されている一方、診断薬としての認可取得や現在の販売実績は確認できない。
3製品
2提携・顧客
17特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

血管炎の自己抗体検査は外部検査機関で行われ、結果まで数日かかり費用も高いとされる。また、既存治療や血液由来免疫グロブリンには患者負担や原材料供給上の課題がある。

どう動くか

ANCA-Fastは、血液中のMPO、PR3、GBM、モエシンに対する4種類の自己抗体を、イムノクロマトグラフィーで同時に検出する構想。公的プロジェクト資料では、抗原を組換えタンパク質として作り、検出膜にライン状に配置して、目視で判定できるようにする。AMEDの研究では、組換え免疫グロブリンのクローン群から治療薬候補を選び、タンパク質の発現・精製とモデルマウスでの薬効評価を進めた。

できるようになること

公的プロジェクト資料は、診察現場で血管炎マーカーを約15分で測ることで早期診断を支援し、検査の普及につなげることを目指している。組換え免疫グロブリン候補の研究は、血液製剤に依存しない治療薬開発を目指す。

技術の出自:千葉大学大学院医学研究院・免疫学/千葉大学医科学研究所との共同研究 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 難治性血管炎の自己抗体検査
  • 炎症性疾患・感染症向け抗体医薬の研究開発
  • インフルエンザウイルスの型別検査

優位性の主張

会社の主張
ANCA-Fastは4種類の自己抗体を同時に検出し、約15分で結果を得る簡易キットを目指す。2012年の受賞紹介では独自開発試薬を用いると説明。 出典
第三者の評価
公的プロジェクトでは、組換え抗原の大量生産と高精度プリントで抗原を細いライン状に配置し、安定供給と普及価格を目指すと説明。 出典
第三者の評価
AMEDの事後評価資料によると、組換え免疫グロブリンのマスターライブラリーから治療に有効な1クローンを選択した。 出典

製品・サービス

研究段階
ANCA-Fast

血液中の血管炎関連自己抗体4種を検出する迅速測定キット。試験研究用プロトタイプの記載がある。 出典

医療機関、医師、研究機関
研究段階
組換え免疫グロブリン治療薬候補

難治性血管炎などを対象にした組換え免疫グロブリン由来の抗体フラグメント候補。 出典

研究段階
インフルエンザウイルス型別迅速診断キット

ウイルスを安定化・可視化し、専門機器を使わず約1時間で型別する試作品。 出典

医療機関、検査機関

これまでの歩み 新しい順

2024-02
海外特許
香港:感染症・炎症性疾患の予防または治療薬に関する標準特許の公告で、同社が共同権利者として掲載。 出典
2018-01
提携
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所:感染症・炎症性疾患向け治療薬の特許で共同出願人。 出典
2015-03
助成
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「医療分野研究成果展開事業/研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)」 出典
2013-11
助成
中小企業庁関連事業「ものづくり補助金:血管炎の重症化を特定するANCA-Fast-Me検査キットの製作」 出典
2012-11
受賞
公益財団法人千葉市産業振興財団「第11回ベンチャー・カップCHIBA 一般部門グランプリ」 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人千葉大学 ANCA-Fast普及品開発およびインフルエンザ迅速検査キットを共同研究。 出典
提携
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 感染症・炎症性疾患向け治療薬の特許で共同出願人。 出典

特許

17 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォで法人番号3040003004669に紐づく2013~2022年の特許情報17件を確認。出願人名によるGoogle Patents検索でも一部を照合したが、全件の個別公報・最新状態を網羅的に特定した件数ではない。
主な分野医学・獣医学・衛生学、抗体・免疫グロブリン、血管炎バイオマーカー検査、感染症・炎症性疾患向け予防・治療剤
海外出願True
WO2018139608A1/感染症または炎症性疾患の予防・治療剤 A-Clip Institute Co Ltd / 各国で審査・登録状況が異なる。カナダ出願はGoogle Patents上で審査中。 出典
JP2020115139A/血管炎の検査方法 株式会社A-CLIP研究所 / 公開出願 出典
WO2020241759A1/インフルエンザウイルス感染症またはコロナウイルス感染症の予防および/または治療剤 A-Clip Institute Co Ltd / 公開出願 出典

会社の規模

従業員7名 出典
資本金61万円(2025年度調査時点時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学の施設
千葉大学 千葉大亥鼻イノベーションプラザ208号への入居が企業情報に記載。 出典
共同研究
千葉大学 血管炎バイオマーカー測定キットANCA-Fastの普及品開発で、千葉大学と同社が研究体制として記載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:11件
法人番号:3040003004669
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