転移性がん細胞を使い、膜タンパク質を狙う抗体を開発する
転移性がん細胞を利用して、従来作製が難しかった複数回膜貫通タンパク質などを標的とする抗体を作製する技術「LIMAXYS」。
研究発の技術 抗体医薬 抗体工学 膜タンパク質 がん 腫瘍免疫 バイオ医薬品
実用化の段階
研究実証販売
抗体検査受託サービスと研究用抗体検査キットの提供・販売実績が公表されている一方、主力の治療用抗体は研究・共同研究段階で、候補医薬の承認・販売は確認できない。
5製品
8提携・顧客
4特許
1出資者
しくみ
解こうとしている課題
従来の方法では作製が難しい膜タンパク質や、細胞内分子、疾患に伴う抗原性変化を抗体医薬の標的にしにくい課題に取り組む。
どう動くか
LIMAXYSは、目的の標的分子を発現するよう遺伝子改変した転移性がん細胞を移植して免疫し、細胞膜上で本来の形を保った標的に結合する抗体を得る。会社は、理論上、約5,600種の膜タンパク質を抗体の標的にできると説明する。INTABは配列・立体構造からエピトープを予測して細胞内分子を標的とする抗体を、MUTABは変異や翻訳後修飾など疾患に伴う抗原性の変化を選択的に認識する抗体を目指す。
できるようになること
会社は、がん・腫瘍免疫に加え、難治性自己免疫疾患や神経変性疾患に対する抗体候補を創出し、製薬企業などへの導出につなげることを目指すと説明している。
技術の出自:東京理科大学の生物工学・ゲノム生物学分野を背景に創業。東北大学などとの関係も示されているが、技術ごとの研究室・プロジェクトの帰属は確認できず。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- がん・腫瘍免疫向け治療用抗体
- 薬剤抵抗性・免疫逃避を示すがん、がん幹細胞を標的とする抗体
- 難治性自己免疫疾患・神経変性疾患向け抗体
- 細胞内分子を標的とする抗体薬物複合体・ドラッグデリバリー
- 疾患特異的な変異・抗原性変化の検出・診断
- 新型コロナウイルス抗体検査
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
共同開発
田辺三菱製薬株式会社 ALSを含む神経変性疾患向け抗体医薬の共同研究契約を締結。 出典
共同開発
株式会社Trans Chromosomics 田辺三菱製薬とOMRを含む3社で神経変性疾患の抗体医薬を共同研究。 出典
共同開発
DDサプライ株式会社 新型コロナ抗体の開発に共同で取り組んだとOMRが発表。 出典
販売提携
アルフレッサ ファーマ株式会社 OMRなどが共同開発した新型コロナ抗原迅速検査キットを販売。 出典
提携
帝人ファーマ株式会社 OMRの会社沿革に2013年の提携先として記載。 出典
特許
US8598408B2 — Method of producing an antibody using a cancer cell Ordermade Medical Research Inc. / 登録(Google Patents表示はActive) 出典
WO2014192974A1 — 抗LGR6抗体を含む癌の検出用又は診断用試薬 Order-Made Medical Research Inc. / 国際公開。各国の権利状態は個別確認が必要。 出典
WO2013133450 — がん治療用医薬組成物(抗SLC6A6抗体) 株式会社オーダーメードメディカルリサーチ、独立行政法人国立がん研究センター / 国際公開。登録・存続状況は未確認。 出典
US11007259B2 — High-affinity anti-VEGF antibody Order-Made Medical Research Inc. / 登録 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた1社)
独立系VC 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。