左右の後輪モーターを別々に制御し、小回りの利く電気三輪車

後輪を左右独立のモーターで駆動制御する電気三輪車。小回りと積載性を生かし、近距離配送や構内運搬に用いる。

株式会社日本エレクトライク 東海大学発 / 神奈川県 川崎市 / 2018年設立
研究発の技術 電気三輪自動車 左右独立駆動制御 車両運動制御 組込み制御 近距離配送 電動モビリティ
清算 2026年3月24日の株主総会決議で解散し、7月3日に特別清算開始決定を受けたと報じられている。
実用化の段階
研究実証販売
エレクトライクは2015年、スイングスポーツは2020年に販売開始し、実際の納入・販売が報道されている一方、東京商工リサーチは2026年3月の解散と同年7月の特別清算開始を報じている。
2製品
8提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

近距離輸送でも一般的な四輪EVの積載量や航続距離、快適性を求めると車体や電池が重くなり、走行エネルギーや費用が増える。また、従来の三輪車は旋回時に不安定になりやすい。

どう動くか

前輪1輪・後輪2輪の車体で、後輪のモーターを左右別々に制御する。会社の説明では、カーブで外側の後輪により大きなトルクをかけ、内側のトルクを下げることで、三輪車の旋回時の不安定さを抑える。快適装備を省き、短距離用途に合わせて車体や電池を軽くする設計も特徴としている。

できるようになること

近隣配送、農作業、倉庫や展示会場の構内運搬などで、ガソリン車の燃料費や走行時の排出ガスを減らす用途を提案していた。会社は小回りと低い走行抵抗、家庭用電源での充電を特徴として説明している。

技術の出自:東海大学との産学連携。東海大学情報通信学部の電気三輪自動車制御用組込み技術・走行制御システム研究。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 宅配・近隣配送
  • 農作業
  • 倉庫・展示会場での構内運搬
  • 移動販売
  • 観光地でのシェアモビリティ
  • 金融機関の営業用途

優位性の主張

会社の主張
左右の後輪モーターを個別制御し、三輪車の旋回時の不安定さを抑えて安定したコーナリングを実現すると説明。 出典
会社の主張
前輪が1輪でタイヤ数が少なく、トー角もないため、四輪車に比べ走行抵抗が小さいと説明。 出典
会社の主張
用途を軽量・短距離に絞って電池容量を小さくし、車両価格を抑えたと説明。公式ページには型式認定に基づく助成適用後の実質購入額として100万円の記載がある。 出典
第三者の評価
2015年の九都県市表彰企業一覧では、後二輪の独立制御による安定走行と、近隣配送向けの軽量化が製品概要として紹介された。 出典

製品・サービス

販売中
エレクトライク

後輪左右を独立駆動制御する近距離輸送向け電気三輪自動車。宅配、農作業、構内運搬などを想定。 出典

配送事業者、農業事業者、倉庫・展示会場運営者など
販売中
スイングスポーツ

前2輪・後1輪の電動リバーストライク型モビリティ。2024年に商品改良モデルを販売開始。 出典

個人、観光地のシェア利用、金融機関の営業用途など

これまでの歩み 新しい順

2015-06
規制・認証
電気三輪自動車「エレクトライク」型式認定(国土交通省の自動車型式認定を2015年6月に取得。会社沿革に記載。) 出典
2015-01
受賞
九都県市「九都県市のきらりと光る産業技術 表彰企業選定」 出典
2013-10
採択
川崎市「かわさき環境ショーウィンドウ・モデル2013 採択」 出典
2013-10
実証
株式会社エコ配:2013年度の電気三輪車実証で業務走行データを提供。 出典
2013-10
実証
株式会社カクヤス:川崎市内の事業所で電気三輪車の実証に協力。 出典
2009-01
提携
Bajaj Auto Ltd.:会社沿革に2009年の取引開始を記載。取引内容の詳細は未確認。 出典
2009
海外提携
インド:会社沿革に、2009年にインドのBajaj Auto社と取引を開始したと記載。 出典
2005-01
共同開発
東海大学:電気三輪自動車と走行制御システムを産学連携で研究開発。 出典

提携先・顧客

共同開発
東海大学 電気三輪自動車と走行制御システムを産学連携で研究開発。 出典
実証
株式会社エコ配 2013年度の電気三輪車実証で業務走行データを提供。 出典
実証
株式会社カクヤス 川崎市内の事業所で電気三輪車の実証に協力。 出典
実証
株式会社柏屋 川崎市内の事業所で電気三輪車の実証に協力。 出典
実証
神奈川東部ヤクルト販売株式会社 川崎市内の事業所で電気三輪車の実証に協力。 出典
実証
株式会社興建 川崎市内の事業所で電気三輪車の実証に協力。 出典
提携
Bajaj Auto Ltd. 会社沿革に2009年の取引開始を記載。取引内容の詳細は未確認。 出典
共同開発
橋本総業株式会社 ソーラートライクの開発協力先として会社が掲載。 出典

特許

2 件 出典
Google Patents・J-GLOBALで社名および英語名を検索し、確認できた出願ファミリー2件。企業の保有知財の網羅件数ではない。
主な分野三輪車の旋回・駆動制御、箱形車両の前部構造・空気抵抗低減
海外出願True
自動三輪車/JP5893221B2・WO2014203345A1 株式会社日本エレクトライク / 日本特許は登録後に年金不納による消滅表示。WO出願は ceased 表示。 出典
箱形車両の前部構造/特願2012-131575・特開2015-157492 株式会社日本エレクトライク / 公開公報を確認。現在の権利状態は確認できず。 出典

会社の規模

資本金3,000万円(2024-03時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトelectrike.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2022-07-31—-2,676万円—2,942万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
東海大学 電気三輪自動車の開発に産学連携で着手したと会社沿革に記載。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:3020001081448
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