多数の演算コアでゲノム配列の照合を速める専用半導体を開発

ゲノム配列の照合・マッピング処理を、専用半導体と超並列演算で高速化するアクセラレーター技術。

株式会社Mitate Zepto Technica 東京都 渋谷区
技術を使った製品・サービス ゲノム解析 バイオインフォマティクス ASIC 専用アクセラレーター 超並列演算 半導体設計
実用化の段階
研究実証販売
2025年にFPGAベースの試作機を用い、東北大学との検証でBWAとの一致率を評価したと発表している一方、公式製品ページは製品を開発中と記載している。
1製品
6提携・顧客
0特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

シーケンサーが生成する膨大なDNA断片データの処理には時間と高性能計算機が必要で、解析コストと処理待ちがゲノム解析普及の障壁となっている。

どう動くか

RASENはゲノム解析の計算に特化したASICを用いる構想で、チップ内の多数の演算コアに処理を分けて並列実行する。製品ページでは1チップ512コア、ボードには16チップを搭載する設計を示す。2025年の精度検証はFPGAベースの試作機で行われ、最終製品向けASICの開発を続けている。会社は、汎用サーバーに装着して利用できることや、FPGA等に比べた処理速度・消費電力・チップ単価の優位性を主張している。

できるようになること

会社・投資家の説明では、解析時間とシステム費用を下げ、医療機関や研究機関でゲノムデータを活用しやすくすることを目指す。迅速な解析を通じ、ゲノム医療や創薬研究を支える計算基盤となる構想。

技術の出自:国立大学との共同研究が技術開発の背景とされる。大学・学部・研究分野・研究プロジェクトの詳細は公開資料で特定できず。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 次世代シーケンサーのゲノムデータ処理
  • 医療機関でのゲノム医療・診断支援
  • 創薬・ゲノム研究
  • 食料・農業、畜産、漁業、バイオテクノロジー、エネルギー分野でのゲノム解析

優位性の主張

会社の主張
会社の2021年発表では、超並列演算により配列データの照合・アラインメントを5分未満で処理し、従来装置の10倍超の処理性能を目指すと説明。これは基本設計発表時の会社主張。 出典
会社の主張
2025年の会社発表では、FPGAベースのRASEN試作機とBWAの比較で、指定5領域・12検体における平均一致率99.8%、全検体99.6%以上と報告。全ゲノムを5分以内で処理したという速度結果は社内検証とされる。 出典
会社の主張
会社は、RASEN専用ASICについて、従来FPGA等に比べて高速・低消費電力・低廉なチップ単価を実現すると主張している。 出典

製品・サービス

実証
RASEN ゲノム解析アクセラレーター

RASEN専用演算器を搭載するゲノム解析向けアクセラレーター。FPGA試作機で精度検証済みで、ASIC搭載製品を開発中。 出典

医療・研究機関、シーケンサーメーカー、創薬企業、遺伝子解析サービス事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-04
採択
科学技術振興機構(JST)「次世代エッジAI半導体研究開発事業「AI for Science のためのエッジの知能化加速」参画」 出典
2026-04
共同開発
国立研究開発法人理化学研究所:JST研究課題でAI研究成果をRASENに統合し、製品化に向けて連携。 出典
2026-04
提携
国立研究開発法人科学技術振興機構:次世代エッジAI半導体研究開発事業で社会実装に向けた研究開発に参画。 出典
2025-05
採択
横浜市「TECH HUB YOKOHAMA 成長加速化伴走支援プログラム(2025年度)」 出典
2025-01
共同開発
東北大学:RASEN試作機の検証で協力。BWAとの比較で一致率を評価。 出典
2024-07
採択
横浜市「YOXO ACCELERATOR PROGRAM 2024」 出典
2023-10
資金調達
4,000万円。株式会社Monozukuri Ventures、京都大学イノベーションキャピタル株式会社 出典
2023-10
資本提携
京都大学イノベーションキャピタル株式会社:投資ファンドを通じて新規投資・追加投資。2023年公表の調達総額は4,000万円。 出典
2023-10
資本提携
Monozukuri Ventures:投資事業有限責任組合を通じて同社の資金調達に参加。 出典
2022-07
資金調達
シード。1.5億円。株式会社Monozukuri Ventures、京都大学イノベーションキャピタル株式会社 出典

提携先・顧客

共同開発
東北大学 RASEN試作機の検証で協力。BWAとの比較で一致率を評価。 出典
共同開発
国立研究開発法人理化学研究所 JST研究課題でAI研究成果をRASENに統合し、製品化に向けて連携。 出典
共同開発
慶應義塾大学 JST「AI for Science のためのエッジの知能化加速」の参画機関。 出典
提携
国立研究開発法人科学技術振興機構 次世代エッジAI半導体研究開発事業で社会実装に向けた研究開発に参画。 出典
資本提携
京都大学イノベーションキャピタル株式会社 投資ファンドを通じて新規投資・追加投資。2023年公表の調達総額は4,000万円。 出典
資本提携
Monozukuri Ventures 投資事業有限責任組合を通じて同社の資金調達に参加。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

資本金100万円 出典
大学との関係共同研究ベンチャー

大学との関係

共同研究
東北大学 ゲノム解析アクセラレーターRASENの従来手法との精度検証を共同研究として実施。2026年の研究開発事業でも、東北大学の研究成果をRASENへ統合し製品化を担うと発表。 出典
共同研究
国立大学(大学名非公表) 次世代シーケンサのゲノム解析を高速化する専用半導体の開発について、国立大学との共同研究があると投資発表に記載。 出典
共同研究
慶應義塾大学 JST「次世代エッジAI半導体研究開発事業」の参画機関として公表。MZTはRASENを通じて研究成果の製品化・社会実装を担う。 出典
大学の出資
京都大学 京都大学の100%出資子会社である京都大学イノベーションキャピタルが無限責任組合員を務めるファンドが、MZTへの投資を実施。大学本体による直接出資とは確認できない。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

独立系VC 1大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:3011001134634
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