パルス光が生む音波から、血管やリンパ管を立体撮影する

パルス光で体内の血液などから生じる超音波を検出し、血管やリンパ管を三次元画像にする光超音波イメージング技術。

株式会社Luxonus 京都大学・慶應義塾大学・芝浦工業大学発 / 神奈川県 川崎市 / 2018年設立
研究発の技術 光超音波イメージング 光音響効果 医療機器 三次元画像診断 血管イメージング リンパ管イメージング
実用化の段階
研究実証販売
LME-01は2022年9月に医療機器承認を取得し、会社は医療機関への設置を公表、研究用装置も販売開始済み。
4製品
4提携・顧客
5特許
14出資者

しくみ

解こうとしている課題

既存の撮像法では、造影剤を使わずに微細な血管やリンパ管の三次元構造・血流状態を把握することが難しいという課題に取り組む。

どう動くか

パルス光を照射すると、光を吸収した血液などが微小な超音波を発生させます。装置はその音波を受信して画像化します。Luxonusは半球型センサで三次元情報を取得し、血管を非造影・無被ばくで撮影できると説明しています。リンパ管の撮影ではICG投与が必要です。

できるようになること

会社は、血管やリンパ管の形態・機能情報を得ることで、術前計画や治療効果の早期判定、リンパ浮腫などの診療支援に役立つ可能性を示しています。

技術の出自:京都大学・キヤノンの共同研究「CKプロジェクト(高次生体イメージング先端テクノハブ)」を起点に、内閣府ImPACT「革新的可視化技術による新成長産業の創出」で開発。会社は2018年に同プログラムの技術を継承して設立。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 血管・血流の三次元撮影
  • リンパ管の撮影・リンパ浮腫研究(ICG投与が必要)
  • 形成外科・マイクロサージャリー領域の術前評価や治療支援
  • ケロイドの再発兆候に関する臨床研究
  • 基礎研究・創薬研究

優位性の主張

会社の主張
独自の半球型超音波センサにより、再現性の高い三次元画像を高い空間分解能で取得でき、画像を拡大しても画質が劣化しにくいと説明している。 出典
会社の主張
光と超音波を使うため、血管は造影剤なし・無被ばくで撮影できると説明している。リンパ管撮影ではICG投与が必要。 出典
会社の主張
研究用装置の新型センサについて、従来機比で空間分解能を0.2mmから0.1mmに向上させたと発表している。 出典
大学の発表
京都大学とキヤノンの共同研究およびImPACTを基盤とし、2022年に光超音波イメージング装置の医療機器承認を取得したと京都大学イノベーションキャピタルが紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
光超音波イメージング装置 LME-01

撮影トレイに被検部位を載せ、皮下の血液循環状態を三次元画像化する医療機器。 出典

医療機関、大学病院など
販売中
研究用光超音波3Dイメージング装置 LRK-01

血管像を非造影で撮影する研究用理化学機器。基礎研究・創薬などに利用。 出典

大学・研究機関、創薬研究機関
販売中
機器利用サービス

会社設置の装置を使った非臨床・臨床研究向け撮影と画像出力を有償で提供。 出典

非臨床研究機関、臨床研究を行う医療機関
実証
フレキシブルアーム型光超音波イメージング装置

任意の方向から撮影できる小型装置を開発し、臨床用途の拡大を目指す。 出典

医療機関

これまでの歩み 新しい順

2026-05
共同開発
京都大学:ケロイドの再発兆候を光超音波で可視化する共同研究成果を公表。 出典
2025-05
海外顧客
台湾:動物実験用光超音波イメージング装置LRK-01を、台湾の国家衛生研究院の研究施設に導入。 出典
2025-05
顧客
台湾 国家衛生研究院:研究用装置LRK-01の設置を会社が公表。 出典
2024-12
受賞
日本マイクロサージャリー学会「第51回日本マイクロサージャリー学会学術集会 最優秀演題賞(玉井進賞)」 出典
2024-10
顧客
慶應義塾大学病院:LME-01の設置を会社が公表。 出典
2024-03
認定
ISO 13485:2016取得 出典
2023-12
助成
NEDO ディープテック・スタートアップ支援事業。2.98億円 出典
2023-08
受賞
内閣府「第6回日本医療研究開発大賞 スタートアップ奨励賞」 出典
残りの9件を表示
2023-07
資金調達
シリーズC1。2.3億円。京都大学イノベーションキャピタル株式会社、株式会社アイティーファーム、株式会社ケイエスピー、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 出典
2023-04
受賞
日本形成外科学会「日本形成外科学会総会・学術集会 優秀賞」 出典
2023-01
海外出展
米国:サンフランシスコ開催のPhotonics West BiOS学会で、東京工業大学との共同研究について口頭発表。 出典
2022-09
規制・認証
光超音波イメージング装置 LME-01 医療機器製造販売承認(承認番号30400BZX00212000)(承認取得) 出典
2022-05
資金調達
シリーズB投資エクステンション。1.2億円。360ipジャパン株式会社、株式会社みらい創造機構 出典
2021-10
資金調達
追加出資(J&TC Frontier経由)。金額は非公表。JFEエンジニアリング株式会社 出典
2021-09
資金調達
シリーズB。4.3億円。株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、三菱UFJキャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 出典
2019-11
資金調達
シリーズA。6億円。株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、株式会社日本医療機器開発機構、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、株式会社OKBキャピタル、学校法人芝浦工業大学、三菱UFJキャピタル株式会社 出典
2019-03
資金調達
シード。金額は非公表。株式会社日本医療機器開発機構 出典

提携先・顧客

顧客
慶應義塾大学病院 LME-01の設置を会社が公表。 出典
顧客
台湾 国家衛生研究院 研究用装置LRK-01の設置を会社が公表。 出典
共同開発
京都大学 ケロイドの再発兆候を光超音波で可視化する共同研究成果を公表。 出典
共同開発
キヤノン株式会社 京都大学とのCKプロジェクトで光超音波技術の研究開発を実施。 出典

特許

5 件 出典
Google Patents等で出願人名Luxonus/株式会社Luxonusを検索して確認できた代表的な公報を記載。法人番号に基づくgBizINFOの特許情報は0件表示であり、網羅件数ではない。
主な分野光音響・光超音波装置、医用画像処理、音響波測定装置・音響整合材
海外出願True
JP7226728B2/画像処理装置、画像処理方法およびプログラム 株式会社Luxonus / 登録 出典
WO2021215510A1/音響波測定装置、音響整合材袋、音響整合ゲル、分離膜および音響波測定方法 株式会社Luxonus / WO公開。日本・米国の対応特許を確認 出典
JP2019195583A/光音響装置および被検体情報取得方法 株式会社Luxonus / 公開・審査中と表示 出典
JP7195759B2/光音響装置および被検体情報取得方法 株式会社Luxonus / 登録 出典
JP7125709B2/画像処理装置 株式会社Luxonus、キヤノン株式会社 / 登録 出典

会社の規模

資本金8,475万円(2024-11-30時点) 出典(Gビズインフォ)
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトluxonus.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-11-30—-7.02億円6,065万円1.5億円 出典(Gビズインフォ)
2023-11-30—-1.44億円6.64億円7.91億円 出典(Gビズインフォ)
2022-11-30—-1.26億円5.68億円6.24億円 出典(Gビズインフォ)

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
京都大学 京都大学とキヤノンの共同研究プロジェクトを技術開発の起点とし、2026年には京都大学医学部附属病院形成外科との共同研究成果を発表。 出典
大学の出資
京都大学 京都大学系VCの京都大学イノベーションキャピタルがシリーズC1の第三者割当増資を引き受け。 出典
大学の出資
慶應義塾 慶應イノベーション・イニシアティブがシードラウンドで出資。慶應義塾大学病院には2024年に装置を設置。 出典

出資者(公開情報で確認できた14社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 6銀行・金融機関系 4大学系(大学VC・大学) 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:31件
法人番号:3010401142668
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