遺伝子変異と医学情報を照合し、医師の解釈を支援する

ゲノム配列を解析し、関連する医学文献・知識データベースと照合して、遺伝子変異の解釈や医師向けレポート作成を支援するバイオインフォマティクス技術。

株式会社テンクー 東京大学発 / 東京都 文京区 / 2011年設立
研究発の技術 バイオインフォマティクス ゲノム医療 がんゲノム医療 自然言語処理 機械学習 知識データベース
実用化の段階
研究実証販売
Chrovisは2017年にリリースされ、病院・検査会社向けに提供されており、シスメックス製システムとの連携や病院でのRADシステム運用も公表されています。
4製品
8提携・顧客
4特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

ゲノム検査の結果を解釈するには、多数の遺伝子変異と膨大な医学情報を照合する必要があり、医療従事者の作業負担が大きい。患者ごとの結果を治療検討に結びつける情報整理も課題。

どう動くか

次世代シーケンサーのデータから遺伝子変異を解析し、知識データベースや文献情報と照合して、臨床的な意味づけを整理します。ルールベースや機械学習による評価、検索・可視化を通じて、医師向けの症例別レポート作成を支援します。会社は解析から報告までの自動化を特徴として説明していますが、診断・治療方針の決定は医師が行います。

できるようになること

解析・情報整理・レポート作成を支援することで、医師がエキスパートパネルで検討する際の負担軽減を目指す。会社と共同研究先は、専門知識や人手を要する変異解釈を支援し、より多くの施設でゲノム医療を実施できる可能性を説明している。

技術の出自:東京大学の情報技術・バイオインフォマティクス関連研究、および東京大学ゲノム医療研究プロジェクトとの協力を背景に開発。研究分野はゲノムデータ解析、可視化、ヒューマンインタフェース。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • がん遺伝子パネル検査結果の解析・変異解釈
  • がんゲノム医療のエキスパートパネル支援
  • ゲノム解析結果の可視化と医師・患者向けレポート作成
  • 全ゲノム解析・オミクス解析
  • ゲノム創薬・医学研究・希少疾患研究

優位性の主張

会社の主張
独自に構築した知識データベース、複数のデータベース・文献情報の照合、ルールベースまたは機械学習による評価を組み合わせ、ゲノム解析結果の解釈とレポート作成を支援すると説明。 出典
会社の主張
東京都の受賞資料では、東大病院との共同研究で同一入力に対する医師とAIの判断一致率96%を確認したと紹介。これは同資料に記載された研究条件下の結果。 出典
大学の発表
京都大学病院との共同研究で、京大ルールブックを自動参照するRADシステムを構築し、2025年4月から運用。3か月以上安定して運用したと両者が発表。 出典

製品・サービス

販売中
Chrovis

ゲノムデータ解析、遺伝子変異の解釈、知識検索・可視化、医師や研究者向けレポート作成を支援するソフトウェア群。 出典

がんゲノム検査を行う病院・検査会社、医療機関、研究機関など。
販売中
Chrovisアノテーションサービス

がん遺伝子パネル検査結果を知識データベースや文献情報と照合し、症例ごとの解釈・レポート作成を支援するサービス。 出典

がんゲノム医療を行う医療機関、エキスパートパネル支援システムの提供事業者。
試験導入
RAD(Rule based Annotation Descriptor)システム

京都大学病院の「京大ルールブック」を自動参照し、エキスパートパネルでの変異解釈を支援するシステム。 出典

京都大学病院および、がんゲノム医療のエキスパートパネルを行う医療機関。
実証
Chrovis Clinical Annotation がんゲノムレポーティング(仮称)

がんゲノム医療のエキスパートパネルを支援するプログラム医療機器。2026年9月に製造販売承認を申請。 出典

がんゲノム医療を行う医療機関・エキスパートパネル。

これまでの歩み 新しい順

2026-09
規制・認証
プログラム医療機器(Chrovis Clinical Annotation がんゲノムレポーティング(仮称))(厚生労働省の優先審査等対象品目に指定。2026年9月8日に製造販売承認を申請し、同月時点で審査中。承認取得前。) 出典
2026-03
海外プログラム
米国:JETROのJ-StarX AI-Medicalコースに採択され、Mayo Clinic Platform_Accelerateプログラムへの参加を公表。 出典
2026-01
受賞
東京都「Tokyo Social Innovation Tech Award 2025 技術特別賞」 出典
2025-08
助成
経済産業省「令和7年度ヘルスケア産業国際展開推進事業 採択」 出典
2025-08
受賞
日本メディカルAI学会「日本メディカルAI学会 優秀一般演題賞」 出典
2025-04
共同開発
京都大学医学部附属病院:京大ルールブックを自動参照するRADシステムを共同研究し、2025年4月から運用。 出典
2025-03
海外提携
タイ:タイ保健省の研究機関、マヒドン大学シリラート病院のゲノミクスセンター、N Health Novogene Genomics社と、AIを活用したがん遺伝子変異解釈プラットフォームの共同開発に関するMOUを締結。 出典
2025-03
共同開発
タイ保健省 医科学局 メディカルライフサイエンス研究所:Chrovisを活用したがん遺伝子変異解釈プラットフォームの共同開発に関するMOUを締結。 出典
残りの9件を表示
2023-10
資金調達
金額は非公表。MSFキャピタルパートナーズ合同会社 出典
2023-10
資本提携
H.U.グループホールディングス株式会社:次世代ゲノム・オミクス医療の解析サービス創出で戦略提携。関連投資会社が第三者割当増資を引受。 出典
2023-10
共同開発
株式会社エスアールエル:検体受領からレポートまでの全ゲノム解析を含むサービス創出に向け基本合意。 出典
2023-03
共同開発
シスメックス株式会社:エキスパートパネル支援システムOncoGuide NETとChrovisアノテーションサービスを連携。 出典
2022-07
資金調達
7億円。未来創生3号ファンド(運営者:スパークス・グループ株式会社)、他1社(名称非公表) 出典
2019-07
受賞
科学技術振興機構・新エネルギー・産業技術総合開発機構「大学発ベンチャー表彰2019 文部科学大臣賞」 出典
2019-07
海外プログラム
JETRO Innovation Program 2019に採択。 出典
2018-12
規制・認証
情報セキュリティマネジメントシステム ISO/IEC 27001(認証取得と会社沿革に記載。) 出典
2018-10
共同開発
東京大学医学部附属病院:Todai OncoPanelの先進医療Bに伴う情報解析に協力。がんゲノム医療支援の研究・評価でも連携。 出典

提携先・顧客

共同開発
東京大学医学部附属病院 Todai OncoPanelの先進医療Bに伴う情報解析に協力。がんゲノム医療支援の研究・評価でも連携。 出典
共同開発
シスメックス株式会社 エキスパートパネル支援システムOncoGuide NETとChrovisアノテーションサービスを連携。 出典
共同開発
京都大学医学部附属病院 京大ルールブックを自動参照するRADシステムを共同研究し、2025年4月から運用。 出典
資本提携
H.U.グループホールディングス株式会社 次世代ゲノム・オミクス医療の解析サービス創出で戦略提携。関連投資会社が第三者割当増資を引受。 出典
共同開発
株式会社エスアールエル 検体受領からレポートまでの全ゲノム解析を含むサービス創出に向け基本合意。 出典
共同開発
タイ保健省 医科学局 メディカルライフサイエンス研究所 Chrovisを活用したがん遺伝子変異解釈プラットフォームの共同開発に関するMOUを締結。 出典
共同開発
シリラートゲノミクスセンター(マヒドン大学シリラート病院医学部) タイでのがん遺伝子変異解釈プラットフォーム共同開発に関するMOUを締結。 出典
共同開発
N Health Novogene Genomics社 タイでのがん遺伝子変異解釈プラットフォーム共同開発に関するMOUを締結。 出典

特許

4 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの法人番号検索で特許4件と表示された件数。Google Patentsおよび会社沿革の範囲で個別の内容を確認できた特許・ファミリーのみ上記に記載。
主な分野ゲノム配列解析・ゲノム可視化、遺伝子変異予測の学習モデル、情報検索・情報処理
海外出願True
特許第6737519号/WO2022024221A1「プログラム、学習モデル、情報処理装置、情報処理方法および学習モデルの生成方法」 株式会社テンクー / 日本登録。WO公開の国際出願ファミリーはGoogle Patents上でCeased表示。 出典
特許第6593763号「ゲノム解析装置及びゲノム可視化方法」 株式会社テンクー / 登録(会社沿革に2019年取得と記載)。 出典
特許第7320345号「検索システム及び検索システムの動作方法」 株式会社テンクー / 登録。 出典

会社の規模

従業員52名(2024-02時点) 出典
資本金1億円 出典
大学との関係教職員等ベンチャー
公式サイトxcoo.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2023-02-28—-2.42億円—7.02億円 出典
2022-02-28—-9,356万円—2.78億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
東京大学 東京大学のがん関連遺伝子変異・症状などの知識データベースを構築するプロジェクトに参加。 出典
大学との関係
東京大学 東京大学とともに大学発ベンチャー表彰2019の文部科学大臣賞を受賞。 出典
共同研究
京都大学 京都大学医学部附属病院と、がんゲノム医療のエキスパートパネル運用を支援するシステムについて共同研究。2022年11月から研究し、2025年4月に運用を開始。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

独立系VC 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:19件
法人番号:3010001139230
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