赤外線の吸収を画像にして、ガス漏れの場所と広がりを捉える

中・遠赤外線の吸収スペクトルからガス成分を識別し、漏えい位置や拡散を画像化する赤外分光イメージング技術。

株式会社Soilook 香川県 香川県高松市林町 / 2020年設立
研究発の技術 赤外分光 中・遠赤外線 ハイパースペクトル FT-IR 二次元イメージング ガス漏えい検知
実用化の段階
研究実証販売
GASGRAは販売・レンタル・サービス利用の提供方法と参考価格が公表され、会社も検査システム導入・検査サービスを事業として案内している一方、アンモニア向けシステムや新型成分分析カメラは開発段階。
2製品
3提携・顧客
1特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

ガス漏えいは目視しにくく、従来の検知器だけでは漏えい位置や拡散範囲を把握しづらい。危険区域での巡回検査にかかる人手やリスクも課題。

どう動くか

ガスは種類ごとに特定の赤外線波長を吸収します。装置でその吸収量を測り、二次元画像として表示することで、ガスの有無や種類、位置を捉えます。Soilookは、波面分割型の共通光路分光方式を用いたカメラを開発。大学名義の関連特許は、光を分けて生じる干渉パターンをフーリエ変換してスペクトルを得る方式です。

できるようになること

会社は、漏えい箇所やガスの広がりを画像で把握し、危険区域の遠隔監視や点検の効率化につなげることを目指しています。財団の助成資料は、工場のガス監視に加え、材料分析や生産ラインの品質管理への応用を挙げています。

技術の出自:香川大学をルーツとする計測技術。香川大学のリモートセンシング分野に関連する研究と、同大学名義の分光測定装置の特許が確認できる。学部・研究プロジェクト名は未確認。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • プラント・工場のガス漏えい監視と保安検査
  • アンモニアなど次世代燃料を扱う船舶・海運の安全監視
  • 材料開発・マテリアルズ・インフォマティクス向け成分分析
  • 生産ラインの組成分析・品質管理
  • 社会インフラの維持管理・防災(会社が展開を掲げる分野)

優位性の主張

会社の主張
会社は、赤外分光による二次元画像化とクラウド型検査支援アプリを組み合わせ、日常的な保安検査で使えるGASGRAを提供すると説明している。 出典
第三者の評価
市村清新技術財団の助成資料は、独自の波面分割型共通光路分光方式で従来FT-IRの大型可動機構・点計測の課題を克服し、試作機で基本原理を実証したと記載。 出典
第三者の評価
香川県の支援財団は、成分分析カメラの計測感度が従来カメラの100倍と紹介。比較条件は掲載資料に記載なし。 出典

製品・サービス

販売中
GASGRA(ガスグラ)

専用波長の赤外線カメラとAI判定、監視システムを組み合わせ、ガス漏えいを画像化する製品・サービス。 出典

プラントメーカー、検査会社、化学・肥料工場、冷凍設備、ガス供給、石油・ガス、発電、製造、船舶・海運事業者など
研究段階
高速2次元FT-IR成分分析カメラ

中・遠赤外線スペクトルを二次元画像として一括計測し、材料成分などを分析するカメラと解析ソフト。 出典

材料開発・マテリアルズ・インフォマティクス研究機関、工場、生産ライン

これまでの歩み 新しい順

2026-09
助成
第117回 新技術開発助成。公益財団法人市村清新技術財団 出典
2026-09
助成
公益財団法人 市村清新技術財団「第117回 新技術開発助成(高速2次元FT-IR成分分析カメラの開発)」 出典
2026-09
共同開発
理研計器株式会社:アンモニア燃料船向けのガス漏えい可視化システムを共同開発中。 出典
2026-06
提携
防災コンソーシアムCORE:赤外分光・ガス可視化技術を活用するインフラ維持管理テーマに参画。 出典
2026-04
助成
香川県「香川発スタートアップの製品等導入利用支援補助金の対象製品選定(GASGRA)」 出典
2026-04
提携
Ammonia Safety & Training Institute:Soilookのガス可視化技術を活用するアンモニア安全教育で協業。 出典
2026-03
規制・認証
GASGRAの防爆性能(現状は防爆エリア外専用。香川県の製品カタログでは、2027年を目標に防爆認定取得に向け開発中と記載。) 出典
2025-06
助成
令和7年度 香川発スタートアップ販路拡大支援補助金。香川県 出典
残りの4件を表示
2022-05
資金調達
シード(J-KISS型新株予約権)。3,000万円。株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社、大同ガス産業株式会社 出典
2020-10
資金調達
エンジェルラウンド。金額は非公表。HOXIN株式会社 出典
2020-09
受賞
株式会社リバネス「ディープテックグランプリ 日本ユニシス賞」 出典
2018
受賞
公益財団法人かがわ産業支援財団「かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ2018 最優秀賞」 出典

提携先・顧客

共同開発
理研計器株式会社 アンモニア燃料船向けのガス漏えい可視化システムを共同開発中。 出典
提携
Ammonia Safety & Training Institute Soilookのガス可視化技術を活用するアンモニア安全教育で協業。 出典
提携
防災コンソーシアムCORE 赤外分光・ガス可視化技術を活用するインフラ維持管理テーマに参画。 出典

特許

1 件 出典
会社名・英語名の特許検索および公開情報を調査し、コア技術に関連する香川大学名義の登録特許1件を特定。会社名義の特許総数を示すものではない。
主な分野分光測定装置、赤外分光・計測
特許第7182247号/分光測定装置及び分光測定ユニット(特願2018-142832、特開2020-020606) 国立大学法人香川大学 / 登録済み。Soilookの使用技術との関連は公的資料に記載されるが、同社の権利・実施許諾の範囲は確認できず。 出典

会社の規模

資本金3,000万円(2026-10時点) 出典
公式サイトsoilook.com

大学との関係

ライセンス
香川大学 香川大学が保有する国際特許技術を活用して製品を開発しているとの公的支援機関の紹介がある。 出典
共同研究
香川大学 クラウド型ガス漏洩可視化カメラシステムの共同研究グループに株式会社Soilookと香川大学創造工学部が記載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 2銀行・金融機関系 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:16件
法人番号:2470001017936
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