シリカゲルの2〜3倍の水分を吸う素材で、空気を調湿する

岡山大学と日本エクスラン工業が共同開発した高分子収着剤と、それを使う調湿・空調技術。吸湿材や空調部材として展開する。

株式会社岡山エコエネルギー技術研究所 岡山大学発 / 岡山県 岡山市 / 2005年設立
研究発の技術 高分子収着剤 デシカント空調 調湿 除湿 蓄熱・蓄冷熱 省エネルギー
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトと日本エクスラン工業の製品案内に収着剤、ブロック、ローターが掲載され、製品問い合わせ・販売窓口も案内されている。
5製品
3提携・顧客
6特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

換気で外気を導入する際に増える除湿・加湿や再加熱のエネルギー負荷を抑え、工場・住宅・ビルの室内環境を保つ課題に取り組む。

どう動くか

公式説明では、高分子収着剤は空気中の水分を表面に吸着し、材料内部にも取り込む「収着」で吸放湿する。シリカゲルの2~3倍の吸湿能力、繰り返し利用できること、低温で再生でき排熱を使えることを会社が特徴として挙げている。空調システムでは、除湿・加湿と熱交換、蓄冷熱を組み合わせ、換気に伴う空調負荷を抑える構想が示されている。

できるようになること

岡山大学のプロジェクトは、低温排熱や夜間電力による蓄冷熱を活用し、ビル・工場の空調エネルギーや装置・運転コストを抑え、低炭素化に貢献することを目指した。実際の削減効果は導入条件ごとの確認が必要。

技術の出自:岡山大学大学院自然科学研究科の伝熱工学分野。高分子収着剤はNEDO「高機能高分子収着剤による高度調湿・調温サイクルの基盤技術研究開発」(H13~H15)で開発された材料を起点とする。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 工場・ビル・住宅の換気空調、除湿・加湿
  • デシカント空調、全熱交換システム
  • 蓄熱・蓄冷熱システム
  • 自動車など限られた空間での調湿

優位性の主張

会社の主張
会社説明では、シリカゲルの2~3倍の吸湿能力があり、特に高湿度領域で優位としている。条件の詳細は公開ページに明記されていない。 出典
会社の主張
会社説明では、従来の吸湿材より低温で再生でき、低温排熱を利用できるとしている。 出典
会社の主張
会社説明では、繰り返し吸放湿でき、潮解性がないとしている。 出典

製品・サービス

販売中
高分子収着剤(デシカント材料)

吸放湿材料。粉末・繊維・粒状などの形態があり、空調や調湿部材に利用する。 出典

空調機器メーカー、設備・プラント事業者など
販売中
高分子収着剤ブロック(エクスブロック®)

高分子収着剤をブロック状にした調湿部材。駆動部を持たない静置型として紹介されている。 出典

空調機器メーカー、設備事業者、自動車関連など
販売中
高分子収着剤ローター(エクスローター®)

高分子収着剤を用いたデシカント空調用ローター。複数の径・幅に対応する仕様を掲載。 出典

空調機器メーカー、設備事業者
研究段階
ミリ径高分子収着剤(HUミリビーズ)

数ミリ径の顆粒状収着剤。カラム充填などの簡易設備で使う開発品。 出典

段階不明
収着剤を用いた空調・調湿システムの設計・技術相談

収着剤を使った空調システムや蓄熱・蓄冷熱システムの技術開発、設計、コンサルティング。 出典

工場、住宅・ビルの空調事業者など

これまでの歩み 新しい順

2009-10
共同開発
岡山大学:高分子収着剤と収着型調湿システムの共同研究・開発。 出典

提携先・顧客

共同開発
岡山大学 高分子収着剤と収着型調湿システムの共同研究・開発。 出典
共同開発
日本エクスラン工業株式会社 岡山大学と高分子収着剤を共同開発。製品の販売窓口となる場合がある。 出典
共同開発
パナソニック株式会社 日本エクスラン工業と同社が共同開発した高分子収着材を、換気・除加湿ユニット向けに開発。 出典

特許

6 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFO掲載の特許件数。Google Patentsで出願人名を検索し、公開公報のうち3件を個別確認した。6件すべての公報・権利状態を照合した件数ではない。
主な分野調湿空調システム、デシカント空調用吸着熱交換器、高分子収着剤を用いた換気・調湿
JP5473404B2 蓄熱式調湿空調システム(出願 JP2009126418A) 株式会社岡山エコエネルギー技術研究所 / 登録後、Google Patents表示では年金不納による消滅 出典
JP2011043311A 高度調湿システム並びにその運転方法(出願 JP2009193120A) 株式会社岡山エコエネルギー技術研究所 / 公開。Google Patents表示では審査中 出典
JP2014089013A デシカント空調装置用吸着熱交換器(出願 JP2012240078A) 株式会社岡山エコエネルギー技術研究所 / 公開。Google Patents表示では審査中 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトoka-ecoene.com

大学との関係

大学の認定
岡山大学 岡山大学の大学発ベンチャー企業一覧に掲載。 出典
共同研究
岡山大学 会社案内で、岡山大学の研究室などと連携して研究開発活動を行っていると説明。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:2260001008650
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