ランの誘引成分を再現し、ニホンミツバチを巣箱へ誘う

キンリョウヘンの誘引成分を手がかりに、ニホンミツバチの分蜂群を巣箱へ誘う合成誘引剤「待ち箱ルアー」を開発・製造する技術。

株式会社京都ニホンミツバチ研究所 京都先端科学大学発 / 京都府 京都市中京区 / 2023年設立
研究発の技術 ニホンミツバチ 化学生態学 行動科学 誘引剤 養蜂資材 蜂蜜発酵
実用化の段階
研究実証販売
待ち箱ルアーは2014年に発売されたと会社が説明し、現在も製造され販売店で取り扱われている。
2製品
3提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

分蜂群を巣箱に誘導する従来の方法は不確実で、誘引に使われるランは開花時期に限られる。分蜂群の捕獲や群の増殖を助ける、扱いやすい誘引剤を目指す。

どう動くか

ニホンミツバチが分蜂時に反応するラン「キンリョウヘン」の成分を調べ、誘引剤として製品化。ワックス基材に誘引成分を保持させ、待ち箱に設置して使う。会社は2013年の近畿地区を中心とする試験で、キンリョウヘンに匹敵する効果を確認したと説明している。製品の詳細な配合比や放出特性は公開資料から確認できない。

できるようになること

開花時期に左右されにくい誘引剤を使えることで、養蜂家が分蜂群を捕獲し、群を増やす機会を得やすくなる。会社は養蜂の普及や人とミツバチが共生できる環境の保全も目標に掲げている。

技術の出自:京都先端科学大学(旧京都学園大学)バイオ環境学部。研究分野はニホンミツバチの化学生態学・行動科学。JST「ニホンミツバチ用分蜂群捕獲剤の開発」関連。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • ニホンミツバチの分蜂群の捕獲
  • 養蜂群の増殖・巣箱への誘導
  • ニホンミツバチの飼育・養蜂普及
  • 蜂蜜発酵・香気成分の研究

優位性の主張

会社の主張
2013年に近畿地区を中心に実施した試験で、待ち箱ルアーはキンリョウヘンに匹敵する誘引効果を確認したと会社が説明している。試験条件や定量値は公開ページに記載なし。 出典
会社の主張
キンリョウヘンの有効成分を解明し、「いつでも、だれでも、どこでも使える分蜂誘引剤」を目指して開発したと会社が説明している。 出典
大学の発表
京都先端科学大学の研究では、ニホンミツバチの蜂蜜に多く生息する酵母が蜂蜜発酵でフローラルな香気成分を作ることを報告。蜂蜜発酵研究の論文は2025年のBBB論文賞を受賞した。 出典

製品・サービス

販売中
待ち箱ルアー

ワックス基材に誘引成分を保持させた、ニホンミツバチ分蜂群用の誘引剤。巣箱に設置して使う。 出典

ニホンミツバチの養蜂家・飼育者
販売中
アカリンダニ検査・検査方法の講習

ニホンミツバチのアカリンダニを解剖・検鏡で検査し、希望者には検査方法を講習する。 出典

ニホンミツバチの養蜂家

これまでの歩み 新しい順

2026-01
共同開発
京都先端科学大学:ニホンミツバチの化学生態学・行動科学を共同研究。蜂蜜発酵成果では共同で特許出願。 出典
2025-01
受賞
日本農芸化学会「BBB論文賞(2025年、蜂蜜発酵研究論文)」 出典

提携先・顧客

共同開発
京都先端科学大学 ニホンミツバチの化学生態学・行動科学を共同研究。蜂蜜発酵成果では共同で特許出願。 出典
提携
洛和会音羽リハビリテーション病院 大学と研究所が連携し、病院屋上でニホンミツバチを飼育する都市緑化・生態系維持の活動。 出典
販売提携
日本みつばち専門店 はちみつ屋-WABACHI- 待ち箱ルアー正規品を販売店として取り扱う。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで社名・英語名および関連技術を検索し、大学発表に記載された出願も加えた調査範囲の件数。会社名義の網羅件数を示すものではない。
主な分野ニホンミツバチ誘引剤の化学組成、ニホンミツバチ蜂蜜の酵母発酵・香気成分
特願2026-011876(ニホンミツバチ蜂蜜の発酵関連、公開公報・発明名称は未確認) 京都先端科学大学、株式会社京都ニホンミツバチ研究所 / 2026年1月共同出願。公開前のため公報上の状態・内容は未確認 出典
JP2008107290A/JP2009227649A「ニホンミツバチの誘引剤」 個人(出願時のGoogle Patents表示) / Google Patents表示はPending。法的状態は同サイトも確定判断ではないとしている 出典

会社の規模

資本金300万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトkyotonihon38.co.jp

大学との関係

大学との関係
京都先端科学大学 会社公式の挨拶では、前身の有限責任事業組合が同大学(旧京都学園大学)の大学発ベンチャーとして2013年に発足したと説明。会社の事務所所在地も大学バイオ環境学部内と記載。 出典
共同研究
京都先端科学大学 2024年度の大学公表資料に、同社との「ニホンミツバチの化学生態学、行動科学的研究」の共同研究を掲載。 出典
共同研究
京都先端科学大学 会社公式ページによると、同大学とのニホンミツバチ蜂蜜発酵に関する共同研究を行い、2026年1月に特許を共同出願。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:2130001075134
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