ロドプシンに光を当て、微生物の物質生産を高めることを目指す
微生物や細胞にロドプシンを導入し、光エネルギーを使って細胞内のエネルギー供給を補うバイオものづくり技術(Vmax細胞)。
株式会社396バイオ 静岡県 静岡市駿河区
研究発の技術 バイオものづくり 合成生物学 微生物発酵 ロドプシン 光駆動ATP供給 代謝工学
実用化の段階
研究実証販売
光駆動型のエネルギー供給と微生物による物質生産は論文で大腸菌・酵母を用いて実験検証されている一方、会社の公表情報から主力技術や製品の商用販売実績は確認できない。
3製品
3提携・顧客
3特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
従来の化学製造では化石資源や高温・高圧の反応に頼る場合がある。微生物生産でも、細胞のエネルギー供給と目的物質の生産が炭素源を取り合う課題があり、未利用資源を含む原料から低環境負荷で効率よく生産することを目指す。
どう動くか
ロドプシンは光を受けると細胞膜などを介してイオンを運び、細胞内外に電位差をつくる。その力をATP(細胞が使うエネルギー分子)の供給に利用し、物質生産に回す。対象の細胞に適したロドプシンの選定や、光受容に必要なレチナールを細胞内で作らせる工夫が研究されている。論文では大腸菌や酵母で検証されている。
できるようになること
実用化すれば、光エネルギーを細胞のエネルギー供給に使い、発酵生産の炭素利用効率や生産量の向上につなげる可能性がある。会社は未利用食材や海洋資源を生かした生分解性プラスチック、植物活性化剤、飼料補助剤などを通じ、循環型のバイオものづくりを目指している。
技術の出自:静岡県立大学 食品栄養科学部 環境生命科学科の微生物・代謝工学分野を中心とする研究成果。JST未来社会創造事業および社会還元加速プログラムの研究成果を活用して設立。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 発酵・微生物による化学品や有用物質の生産
- 未利用食材・未利用資源のバイオ変換
- 生分解性プラスチックの生産
- 植物活性化剤(バイオスティミュラント)や飼料補助剤の生産
- 海洋微生物・水産資源を活用するマリンバイオエコノミー
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
共同開発
KHネオケム株式会社 海洋生分解性ポリマーを生産する微生物を共同開発。 出典
共同開発
株式会社鈴与総合研究所 静岡県立大学とともに、寒天抽出残渣物の有効活用を共同研究。 出典
特許
3 件 出典
Google Patents、J-GLOBAL等で出願人に株式会社396バイオを含む国内公報を検索。WO公開は同じ発明系列の国際公開として別途記録し、国内公報との重複を避けて件数に含めていない。検索範囲内で少なくとも3件を確認。
主な分野ロドプシン・オプシン、遺伝子導入細胞・微生物、光エネルギー利用型の物質生産
海外出願True
JP7787512B2「オルガネラ移行配列とオプシンとの融合タンパク質」 株式会社396バイオ、静岡県公立大学法人 / 登録・Active(Google Patents表示) 出典
WO2022044979A1「外来性のオプシンおよび当該ロドプシンを発現した細胞」 株式会社396バイオ、静岡県公立大学法人、国立大学法人大阪大学、国立大学法人神戸大学 / PCT公開。Google Patentsの法的状態表示はCeased。各国移行後の状態は別途確認が必要。 出典
特開2026-120405「ヘリオロドプシンを発現する宿主細胞」 株式会社396バイオ、静岡県公立大学法人 / 公開公報(出願中とみられる。登録状況未確認) 出典
特開2026-098057「外来性のオプシンおよび当該ロドプシンを発現した細胞」 国立大学法人大阪大学、国立大学法人神戸大学、株式会社396バイオ、静岡県公立大学法人 / 公開公報。WO2022044979A1と同じ発明系列の国内公報として確認。 出典
会社の規模
資本金396万円 出典
公式サイト396bio.co.jp