5〜15ナノメートルの銀粒子を熱で融着し、異種材料を接合

銀ナノ粒子ペースト「True NANO Silver®」を使い、アルミニウムなど異種材料を低温・低加圧で接合する技術。放射性セシウム等を吸着するポーラスガラスの開発も確認できた。

株式会社環境レジリエンス 神奈川県 横浜市 / 2012年設立
研究発の技術 銀ナノ粒子 ナノ材料 リガンド交換法 金属接合 電子実装 ポーラスガラス
実用化の段階
研究実証販売
銀ナノ粒子は販売情報と製品掲載がある一方、取引実績は確認できず、同社製ポーラスガラスは公的研究報告で吸着・ガラス固化試験に使用されている。
2製品
2提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来接合が難しかったアルミニウムなどの材料を、低温・低加圧で接合すること。また、放射性セシウム等を含む水から対象物質を吸着・濃縮すること。

どう動くか

銀粒子の粒径や表面を覆う保護基を調整し、加熱時に粒子を融着させて接合する。会社発表の学会資料では、True NANO Silver®をリガンド交換法で合成し、平均粒径5~15nm、保護基にアルコール類を用いるとしている。粒子の融着後は銀として固まり、アルミニウムを含む材料の接合やメタライズに使う。記載された性能は会社側の発表に基づく。

できるようになること

会社発表では、銀ナノ粒子接合により雰囲気調整炉や溶接機を不要にし、材料コスト低減やモーター等の電気電子機器の軽量化につなげるとしている。公的研究報告では、同社製ポーラスガラスを使ったセシウム吸着・ガラス固化試験が報告されている。

技術の出自:横浜国立大学大学院環境情報研究院との共同研究発表を確認。電気通信大学情報理工学域も接合技術の発表に参加。大学発企業との紹介はあるが、技術の研究室・プロジェクト名までは特定できない。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • アルミニウム等の異種材料接合
  • 電気電子機器・モーターの接合、軽量化
  • 金属・セラミック・ガラス等の接合およびコーティング
  • 放射性セシウム・ストロンチウムの吸着、濃縮および処分
  • ポーラスガラスを用いたセンサー・バイオ担体
  • DNAチップおよび単層カーボンナノチューブの応用開発

優位性の主張

会社の主張
会社発表では、独自の保護基設計と粒径制御により、平均粒径5~15nmの銀ナノ粒子を作製し、アルミニウムを含む多様な材料を低加圧で接合できるとしている。 出典
会社の主張
会社発表では、接合用粒子の銀体積比は80%強で、粒子径や保護基の調整により接合性・被覆性を制御できるとしている。 出典
第三者の評価
学会誌の第三者による講演報告は、同社の一桁ナノ銀粒子による融着接合がアルミニウムなどに適用可能と紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
銀ナノ粒子「True NANO Silver®」

銀ナノ粒子ペースト。アルミニウム等の接合・コーティングやメタライズ用途を掲載。 出典

電子部品・電気電子機器等の材料・製造事業者(掲載情報からの整理)
試験導入
ポーラスガラス(APG)

セシウム等の吸着材として研究試験に使用されたポーラスガラス。 出典

放射性物質の吸着・処理に関わる研究機関等

これまでの歩み 新しい順

2018-09
共同開発
横浜国立大学:銀ナノ粒子接合技術の学会発表で大学院環境情報研究院との共同研究を公表。 出典

提携先・顧客

共同開発
横浜国立大学 銀ナノ粒子接合技術の学会発表で大学院環境情報研究院との共同研究を公表。 出典
共同開発
電気通信大学 銀ナノ粒子接合技術の学会発表で情報理工学域が共同参加。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで株式会社環境レジリエンス/Kankyo Resilience Co Ltdを出願人として検索して確認した3ファミリー。登録公報・国際出願など同一ファミリーの公報は重複計上していない。
主な分野個別認証媒体・認証システム、セシウム・ストロンチウム吸着材、放射性物質吸着材の濃縮・処分
海外出願True
特願2016-194276/特開2018-052079「個別認証媒体とその作成法、及びそれを用いた認証システム」 株式会社環境レジリエンス / 日本登録(特許第7048064号)。米国・PCT出願も確認 出典
特願2017-115262/特開2019-000764「セシウム・ストロンチウム吸着材、その製法、ならびに、それを用いた吸着除去システム」 株式会社環境レジリエンス / 日本登録(特許第6772426号)。確認したファミリー情報は日本のみ 出典
特願2019-007763/特開2019-066495「セシウム・ストロンチウム吸着材を用いたセシウム・ストロンチウムの濃縮および処分方法」 株式会社環境レジリエンス / 日本出願中として掲載 出典

会社の規模

大学との関係

共同研究
横浜国立大学 銀ナノ粒子ペーストを用いた接合技術の研究発表に、株式会社環境レジリエンスと横浜国立大学の所属が併記されている。正式な共同研究契約や大学認定ベンチャーの称号は確認できていない。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:8件
法人番号:2020001095762
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