細胞を薄膜で積み重ね、薬の評価に使う三次元組織を作る

細胞表面に高分子の薄膜を形成し、細胞を積層して三次元組織モデルを作る技術。肝臓などの組織モデルを薬剤評価や創薬研究に用いる。

株式会社BMT 鹿児島大学発 / 鹿児島県 鹿児島市 / 2001年設立
研究発の技術 三次元細胞培養 細胞積層法 細胞外マトリックス 肝臓モデル 創薬スクリーニング 安全性評価
実用化の段階
研究実証販売
2019年の支援機関資料が安全性評価キットの製造販売を記載し、公式サイトにも肝臓細胞・凍結神経細胞の商品案内がある。
3製品
2提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

創薬候補の安全性や薬効を評価する際、従来の評価系では反復投与毒性、代謝活性、細胞間応答を調べにくく、動物実験にも費用や効率の課題がある。

どう動くか

細胞と細胞外マトリックス成分を交互に重ね、細胞表面にナノ薄膜を作りながら組織片を構築する。公的な技術紹介では、複数細胞の配置、血管・リンパ管網の導入、長期培養への対応を特徴として挙げている。これにより、二次元培養などでは評価しにくい代謝活性や細胞間応答を調べるモデルを目指す。

できるようになること

公的な技術紹介では、三次元組織モデルを安全性・薬物動態・薬効の評価に用い、動物実験の代替や創薬初期のスクリーニングに役立てるとしている。

技術の出自:大阪大学大学院工学研究科を起点とする細胞積層・細胞集積法の研究、および鹿児島大学との三次元積層肝細胞モデルの共同出願技術。大学・学部の詳細は公開資料で確認できず。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 創薬スクリーニング
  • 医薬品の安全性・毒性評価
  • 薬物動態・薬効薬理評価
  • 疾患モデル、病理解明、創薬ターゲット探索
  • 化粧品・食品・化学品の評価研究

優位性の主張

会社の主張
高分子化学を基盤とする交互積層法で細胞ごとにナノ薄膜を形成し、簡便かつ短時間で三次元細胞積層組織片を構築できるとしている。 出典
会社の主張
公的なベンチャーシーズ資料で、血管・リンパ管網の導入、複数細胞の配置制御、長期培養安定性を特徴として紹介している。 出典
会社の主張
同資料では、現状の評価キットでは評価しにくい反復投与毒性、代謝活性、細胞間応答を評価できると主張している。 出典

製品・サービス

販売中
三次元細胞構造体 薬理評価モデル・安全性評価キット

三次元細胞構造体を用いた創薬スクリーニング・安全性評価向けモデル。受託製造によるカスタム組織培養も紹介されている。 出典

製薬、医療・医薬、化粧品、食品、化学品分野の研究開発機関・企業
販売中
肝臓細胞・肝臓3Dモデル

肝細胞を用いた三次元モデル。公式サイトの商品紹介に「肝臓細胞」の掲載がある。 出典

創薬・薬剤評価を行う研究機関・企業
販売中
凍結神経細胞

胎生ラット由来の大脳皮質・海馬細胞を単細胞状態で凍結した製品。 出典

神経系の研究を行う研究機関・企業

これまでの歩み 新しい順

2017-01
認定
鹿児島大学「鹿児島大学認定ベンチャー」 出典
2010-03
海外特許
海外出願の一覧にPCT国際出願(PCT/JP2010/55463)が記載されている。海外での事業展開を示す情報は確認できなかった。 出典
2002-01
助成
経済産業省「地域新生コンソーシアム研究開発事業「アパタイト生分解性高分子ハイブリッドを用いる生医学材料の開発」」 出典
2002-01
共同開発
鹿児島大学、株式会社新日本科学、国立都城病院:地域新生コンソーシアムの生医学材料開発プロジェクトの研究実施者として記載。 出典

提携先・顧客

共同開発
鹿児島大学 三次元積層肝細胞モデルの開発について共同出願技術として大学資料に掲載。 出典
共同開発
鹿児島大学、株式会社新日本科学、国立都城病院 地域新生コンソーシアムの生医学材料開発プロジェクトの研究実施者として記載。 出典

特許

2 件 出典
会社旧名・現名で特許情報を検索し、出願人にBMTが含まれる公報等を確認できた範囲の件数。網羅件数ではない。
主な分野三次元細胞培養体チップ、人工皮膚組織・人工皮膚モデル
海外出願True
特許第5670020号/特願2008-271067「三次元細胞培養体チップ及びその使用方法」 株式会社ビーエムティーハイブリッド / 登録 出典
特許第6519050号/WO2014038599A1「人工皮膚組織、人工皮膚モデル及びそれらの製造方法」 国立大学法人大阪大学、株式会社ビーエムティーハイブリッド、愛媛大学 / 日本登録。WO公開あり。WO出願はGoogle Patents上で ceased と表示 出典

会社の規模

従業員11名(2018-03時点) 出典
資本金1.27億円(2020-03時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
決算期売上高純利益純資産総資産
2020-09-30—-997万円—93万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
鹿児島大学 鹿児島大学認定ベンチャーとして紹介されている。 出典
大学の施設
鹿児島大学 大学の産学交流プラザ棟にある共同実験室2Bの入居者として掲載されている。 出典
共同研究
鹿児島大学 会社サイトは大学との共同研究成果をもとに製品を提供していると説明している。大学の事業報告にも同社との共同研究費が記載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:12件
法人番号:1340001004832
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