病理画像の所見をAIで示し、病理医の診断確認を支援

デジタル病理画像を解析し、病理医が確認できる組織所見と診断支援を提示する技術。遠隔診断用レポートシステムも提供する。

株式会社N Lab 長崎大学発 / 長崎県 長崎市旭町 / 2017年設立
研究発の技術 デジタル病理 説明可能AI 病理画像解析 深層学習 遠隔病理診断 医療AI
実用化の段階
研究実証販売
MIXTURE-reportは販売・導入が進み、安房地域医療センターの導入事例が公表されている一方、MIXTURE AIは保険診療への導入準備中と報じられている。
3製品
5提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

病理医の不足や地域偏在、間質性肺炎など診断が難しい疾患での診断のばらつき、標本を郵送することによる診断の遅れに対応する。

どう動くか

MIXTUREは、病理画像を小さな領域に分け、深層学習で似た画像をまとめた後、病理医が組織学的に意味のある所見ごとに分類を調整し、画像内の所見を検出するモデルを作る。所見の量や分布を画像と照らして示すため、診断結果の手がかりを病理医が確認できる。MIXTURE-reportは全スライド画像、臨床情報、診断記録を同じ画面で扱い、遠隔での閲覧・相談を支援する。

できるようになること

遠隔地の医療機関でも病理医と画像・症例を共有しやすくし、診断困難例の相談や結果返却を支援する。AIが根拠となる所見を示すことで、病理医の確認や患者への説明を支えることを目指す。

技術の出自:長崎大学 医学部 情報病理学分野と産業技術総合研究所の研究。病理画像を用いた説明可能AI・間質性肺炎の病理診断研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 間質性肺炎の病理画像解析・診断支援
  • 病理画像を用いた遠隔診断と症例コンサルテーション
  • 肺がん、胃がん、前立腺がん、脳腫瘍、唾液腺腫瘍などの病理AIモデル研究
  • 腫瘍細胞割合の推定など、病理画像の定量解析
  • 免疫染色の精度管理

優位性の主張

会社の主張
会社は、MIXTUREを判断根拠を示す説明可能な病理AIと説明し、間質性肺炎の病理AIについて「世界初で唯一」と主張している。 出典
大学の発表
MIXTURE研究では、専門医が画像タイルの類似クラスタを病理所見ごとに統合する工程を組み込んだ。通常型間質性肺炎の予測は検証データでAUC 0.90、テストデータでAUC 0.86と報告された。この性能は論文の研究条件における結果。 出典

製品・サービス

販売中
MIXTURE-report(MIXTURE-ILD reportを含む)

全スライド画像、臨床情報、診断記録を扱い、遠隔病理診断や症例相談を支援するデジタルレポートシステム。 出典

病院、病理医が不足する医療機関、研究施設
研究段階
MIXTURE AI

病理医が確認できる組織所見を提示し、間質性肺炎などの病理診断を支援するAIの研究・開発・提供。 出典

病院、検査機関、製薬企業、研究者、医師
販売中
QC array

免疫染色の精度管理に用いる陽性コントロール組織アレイ。パラフィンブロックで提供。 出典

病理検査室、医療機関、研究施設

これまでの歩み 新しい順

2025-08
顧客
安房地域医療センター:MOTICスキャナとMIXTURE-reportを導入した事例を会社が公表。 出典
2024-07
認定
ISO/IEC 27001:2022 / JIS Q 27001:2023認証 出典
2023-05
共同開発
カリスト株式会社:長崎大学等の匿名加工済み医用画像データをAI研究開発に活用する連携を公表。 出典
2022-04
共同開発
長崎大学:長崎大学・産総研開発のMIXTUREを用いた病理AIについて、研究チームと使用契約を締結。 出典

提携先・顧客

顧客
安房地域医療センター MOTICスキャナとMIXTURE-reportを導入した事例を会社が公表。 出典
共同開発
長崎大学 長崎大学・産総研開発のMIXTUREを用いた病理AIについて、研究チームと使用契約を締結。 出典
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 長崎大学とともにMIXTUREを開発。N Labは同技術を用いた病理AI開発を公表。 出典
共同開発
カリスト株式会社 長崎大学等の匿名加工済み医用画像データをAI研究開発に活用する連携を公表。 出典
販売提携
MOTIC 同社製スライドスキャナを日本国内で取り扱い、病理システムと合わせて提案。 出典

特許

2 件 出典
社名・英語名およびMIXTURE関連語によるGoogle Patents検索で確認した2ファミリー。N Lab Co Ltd名義の切片封入技術と、MIXTURE関連のAIST名義の機械学習モデル特許。
主な分野病理標本の切片封入デバイス、画像クラスタを用いた機械学習モデル・病理画像解析
海外出願True
JP7430314B2「特徴マップを出力するための機械学習モデルを作成する方法」 国立研究開発法人産業技術総合研究所 / 登録(Google Patents表示はActive) 出典
WO2023002995A1「特徴マップを出力するための機械学習モデルを作成する方法」 国立研究開発法人産業技術総合研究所 / PCT国際公開。日本特許JP7430314B2の同一ファミリー。 出典
WO2019111427A1「切片封入デバイス並びにその製造方法及び使用」 N Lab Co Ltd / Google Patents表示はCeased。法的状態は同サイトの推定表示。 出典

会社の規模

従業員7名 出典
資本金1,500万円 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトn-lab.jp

大学との関係

共同研究
長崎大学 大学医学部の共同研究一覧に、N LabとのAIアルゴリズム品質検討および新アレイ技術・デジタルパソロジーによる診断精度管理の研究を掲載。 出典
ライセンス
長崎大学 長崎大学と産業技術総合研究所が開発した説明可能AI「MIXTURE」の使用契約を研究チームと締結したと公表。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:1310001014719
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