金属イオンをゲルに取り込み、廃液から金属を回収する

金属イオンをゲル内部で金属水酸化物などとして析出・保持させ、廃液から分離回収する機能性高分子ゲル技術。

株式会社ゲルテクノリサーチ 広島大学発 / 広島県 東広島市 / 2019年設立
研究発の技術 機能性高分子ゲル 重金属除去 廃水処理 土壌浄化 レアメタル回収 資源循環
2年以上、新しい発信を確認できず 2023年10月の受賞発表以降、2025年の大学一覧への掲載を除き事業活動の公開根拠を確認できず、2年以上具体的な活動発信が見つからない。
実用化の段階
研究実証販売
公益財団法人中国地域創造研究センターの製品紹介に、排水用有用金属回収剤が2020年11月発売と記載されている。
2製品
2提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

重金属を含む廃液や汚染土壌の処理、低濃度の金属含有液からの回収、希少金属資源の再利用を目指す。

どう動くか

水中で膨潤するイオン性高分子ゲルの内部を塩基性に保ち、金属イオンを水酸化物として析出させる方式や、ゲルに担持させた陰イオンと金属イオンを反応させて金属塩を形成する方式がある。ゲルごと液体から取り出せる。排水回収剤については、pH調整槽や凝集沈殿槽などを使わず金属を回収できると紹介されている。

できるようになること

製品紹介では、従来の凝集沈殿法に必要なpH調整槽・凝集沈殿槽・汚泥脱水装置を用いず、重金属廃液から金属を回収して人工鉱石化できるとしている。廃水処理と金属資源回収への応用が示されている。

技術の出自:広島大学大学院工学研究科・大学院先進理工系科学研究科の高分子ゲルによる金属イオン分離回収研究。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • メッキ浴廃液など重金属を含む工業排水の処理・金属回収
  • 建設業界の重金属含有汚泥の処理
  • 高分子ゲルを使った土壌浄化
  • 廃液・廃水からのレアメタル回収

優位性の主張

大学の発表
排水回収剤は、従来法で使うpH調整槽、凝集沈殿槽、含水スラッジ脱水装置などを不要にし、より簡単な装置で重金属廃液から金属を回収できると紹介されている。 出典
大学の発表
広島大学の特許では、ゲル内に金属水酸化物や金属塩を生成・保持させて分離する方法や、ゲルの内部pHを調整して混合液から金属を選択回収する方法が示されている。 出典

製品・サービス

販売中
排水からの有用金属回収剤(機能性高分子ゲル)

メッキ浴廃液などに投入し、ゲル内部に金属イオンを取り込んで金属水酸化物を析出させ、重金属を分離回収する剤。 出典

メッキ業、機械・金属関連工場などの廃液処理事業者
段階不明
重金属を含む汚泥処理・金属回収コンサルティング

高分子ゲルを用いた重金属含有汚泥の処理や金属回収に関する研究開発・コンサルティング。個別サービスの提供状況は確認できず。 出典

建設業界、重金属含有汚泥・廃液の処理事業者

これまでの歩み 新しい順

2023-10
受賞
株式会社リバネス/ダイキン工業株式会社「エコテックグランプリ2023 ダイキン賞」 出典
2017-01
助成
科学技術振興機構(JST)「JST SCORE(チーム推進型)」
2017-01
採択
公益財団法人ひろしま産業振興機構「広島産業振興機構・新技術研究会 採択」

提携先・顧客

共同開発
KJケミカル 排水用有用金属回収剤の研究開発に関係機関として記載。 出典
共同開発
マナック株式会社 排水用有用金属回収剤の研究開発に関係機関として記載。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで会社名・英語名を検索し、広島大学名義について高分子ゲル・金属回収・土壌浄化に関連する公開特許を確認。会社名義は見つからず。調査範囲内の件数。
主な分野高分子ゲルによる金属回収、重金属を含む廃水処理、土壌浄化
JP6788261B2「金属回収方法、土壌浄化剤及び土壌浄化方法」(出願番号 JP2016152279A) 広島大学(Google Patents表記: Hiroshima University NUC) / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP7313655B2「高分子ゲル及び金属回収方法」(公開番号 JP2019118909A、出願番号 JP2018239156A) 広島大学(Google Patents表記: Hiroshima University NUC) / 登録・有効(Google Patents表示) 出典

会社の規模

資本金100万円(2023年度時点)
大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

共同研究
広島大学 2017年度の新産業創出研究会で、広島大学および複数企業と「排水からの有用金属回収剤」の事業化に取り組んだ事例として掲載。 出典
大学との関係
広島大学 JSTのSCOREプログラムの成果をもとに設立された大学発ベンチャーとして掲載。設立日は2019年7月8日。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:6件
法人番号:1240001054672
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