遠赤外線と減圧で羊膜を乾燥し、創傷を覆う材料を目指す

ヒト由来の羊膜を、組織の性質を保ちながら乾燥・保存し、創傷被覆材などに使う「ハイパードライ(HD)羊膜」技術。

株式会社アムノス 富山大学発 / 富山県 下新川郡朝日町草野 / 2014年設立
研究発の技術 医療機器 再生医療材料 乾燥羊膜 創傷被覆材 遠赤外線乾燥 マイクロ波
2年以上、新しい発信を確認できず 法人登記閉鎖の記録はないが、確認できた直近の事業活動は2021年7月の韓国医療機関からの初受注で、その後2年以上の公開活動を確認できなかった。
実用化の段階
研究実証販売
AMEDの成果報告では試作品完成後に品質・回収条件の最適化と最終製品化を進めており、韓国で輸入販売承認を得た一方、販売開始は公的資料で予定として記載されています。
2製品
4提携・顧客
6特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

羊膜は創傷治療などへの利用が期待される一方、分娩時にしか得られず、生のままでは保管・運搬・取扱いが難しいため、必要時に使える安定供給の仕組みが課題です。

どう動くか

羊膜を遠赤外線で加熱しながら処理槽を減圧し、マイクロ波を使った復圧を繰り返して乾燥させます。公報では、細胞・組織構造を保ち、使用時に再水和できる乾燥羊膜を目指す方法として説明されています。羊膜を常温で扱いやすくし、保存性を高めることが特徴として示されています。

できるようになること

乾燥羊膜を長期保存しやすくすることで、創傷被覆や眼科領域などで、羊膜を必要な時に使うための供給・取扱いの改善を目指しています。公的資料では、韓国で皮膚科・眼科向け製品の輸入販売承認を得たことと、日本での製造販売承認取得に向けた準備が説明されています。

技術の出自:富山大学の医学・羊膜研究。富山大学の研究成果をもとに事業化された技術。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 皮膚表面の創傷被覆
  • 角膜表面の創傷被覆
  • 眼表面の再建
  • 陰圧閉鎖療法における創傷接触材の研究

優位性の主張

会社の主張
会社側は、遠赤外線とマイクロ波を組み合わせた乾燥により、生羊膜の有用性を保ちながら保存性と取扱いやすさを高める技術だと説明しています。 出典
大学の発表
富山大学の研究資料は、HD羊膜を医療用コラーゲンシートとして開発し、眼科領域などで治療効果を確認しながら研究を進めていると説明しています。 出典
第三者の評価
中部経済産業局の事例紹介では、韓国内で人体組織製品として輸入販売が承認され、皮膚科・眼科領域で販売開始を予定していると記載されています。 出典

製品・サービス

試験導入
HD羊膜 AM-01

乾燥ヒト羊膜を用いた皮膚表面向け創傷被覆材。韓国向け製品として公的資料に掲載。 出典

韓国の皮膚科・医療機関
試験導入
HD羊膜 AM-C15

乾燥ヒト羊膜を用いた眼科向け角膜表面創傷被覆材。韓国向け製品として公的資料に掲載。 出典

韓国の眼科・医療機関

これまでの歩み 新しい順

2021-07
海外顧客
韓国:韓国の医療機関からHD羊膜の第1号受注を獲得したとポエックが公表。 出典
2020-12
規制・認証
韓国での人体組織製品の輸入販売(2020年12月に韓国食品医薬品安全処の輸入承認を取得。公的紹介資料では販売開始予定とされ、実際の販売開始は確認できず。) 出典
2020-09
海外拠点
韓国:韓国現地法人Amnos Koreaを設立したとポエックの決算説明資料に記載。 出典
2019-09
規制・認証
韓国のティッシュバンク許認可(現地法人が人体組織を取り扱うティッシュバンクとして許認可を取得したと公的資料に記載。) 出典
2019-05
提携
Amnos Korea:韓国で人体組織製品の輸入販売に向けた現地法人として設立。 出典
2019-01
資金調達
追加出資。3,000万円。ポエック株式会社 出典
2018-06
規制・認証
米国FDA(出資企業の資料は2018年の製品登録完了を報告。FDA登録は製品承認を意味せず、米国での販売実績は確認できず。) 出典
2018-06
海外
米国:HD羊膜についてFDAへの登録申請を行い、2018年6月に製品登録が完了したと出資先のポエックが公表。 出典
残りの7件を表示
2017-04
資金調達
第三者割当増資。2億円 出典
2017-02
資金調達
第三者割当増資。2億円 出典
2016-11
海外特許
米国:米国で物質・製法・用途に関する特許をアムノスとして取得したとのインタビュー記事。 出典
2016-08
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「医工連携事業化推進事業「胎児由来の羊膜再利用によるハイパードライ(HD)羊膜の開発・海外展開」」 出典
2014-01
共同開発
富山大学:大学の研究成果をもとにHD羊膜を事業化。研究・開発で連携。 出典
2014-01
資本提携
ポエック株式会社:TSSとともにアムノスを設立し、出資・事業推進を支援。 出典
2014-01
共同開発
株式会社TSS:ポエックとともに会社を設立。医療機器製造の許可を持つ企業として連携。 出典

提携先・顧客

共同開発
富山大学 大学の研究成果をもとにHD羊膜を事業化。研究・開発で連携。 出典
資本提携
ポエック株式会社 TSSとともにアムノスを設立し、出資・事業推進を支援。 出典
共同開発
株式会社TSS ポエックとともに会社を設立。医療機器製造の許可を持つ企業として連携。 出典
提携
Amnos Korea 韓国で人体組織製品の輸入販売に向けた現地法人として設立。 出典

特許

6 件 出典
Google Patentsを社名(AMNOS Co Ltdを含む)および羊膜関連語で検索し、主要な関連公報6件を確認。特許ファミリーの網羅的件数ではない。
主な分野羊膜の乾燥・保存、羊膜乾燥装置・乾燥制御、乾燥処理中のウイルス不活化、創傷接触材・創傷被覆
海外出願True
US8932641B2 — Dried amnion and method for drying treatment of amnion AMNOS Co Ltd / 登録(Google Patents上でActive表示。法的状態は同サイトの推定) 出典
JP4977345B2 — 乾燥羊膜及び羊膜の乾燥処理方法 国立大学法人富山大学 / 登録 出典
WO2018163400A1 — Amniotic membrane piece and method for manufacturing same Amnos Co Ltd / 公開。Google Patents上でCeased表示 出典
WO2021153524A1 — Viral inactivation method, method for producing dried amnion, and dried amnion 公開。Google Patents上でWO出願はCeased表示。各国移行出願の状態は国ごとに異なる 出典
WO2022234644A1 — Amnion drying device, amnion drying method, and dry amnion Amnos Co Ltd / 公開。Google Patents上でCeased表示 出典
WO2022085138A1 — Wound contact member サクラ精機株式会社、国立大学法人富山大学 / 公開。欧州出願はPending表示 出典

会社の規模

資本金4,910万円(2021-08時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
決算期売上高純利益純資産総資産
2020-08-31—-1.76億円—4.29億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
富山大学 国の医工連携事業で、アムノスが代表機関、富山大学が分担機関としてHD羊膜の開発・事業化に参加。会社は富山大学発ベンチャーとしても紹介されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

ポエック株式会社株式会社TSS
事業会社(CVCを含む) 1その他・不明 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:1230001015221
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