微生物由来のポリマーに反応基を付け、薬剤や材料と結びつける

微生物由来のε-ポリ-L-リジンにアジド基などのクリック官能基を導入し、薬剤や材料と結合しやすくする技術。

マイクローブケム合同会社 福井県立大学発 / 福井県 吉田郡永平寺町 / 2020年設立
研究発の技術 バイオものづくり 微生物利用 放線菌 ε-ポリ-L-リジン クリック化学 ポリアミド
実用化の段階
研究実証販売
研究論文等で材料が外部研究に供給された記録がある一方、助成事業の説明ではポリリジンの量産化を目指す段階とされている。
1製品
2提携・顧客
1特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

ε-ポリリジンの抗菌性や細胞膜透過性などを活かし、薬剤送達や医療・機能材料に応用するため、他の分子と結合できる材料を作る。

どう動くか

ε-ポリ-L-リジンは、放線菌が作るプラスに帯電したアミノ酸ポリマーです。分子にアジド基などの反応性基を持たせると、相手側に付けた反応基と選択的に結合させられます。特許では、この反応を利用して薬理作用物質などに結合し、水溶性を高める用途も示されています。

できるようになること

会社は、薬剤の送達や水溶性向上、医療器具の抗菌・親水コーティング、機能性材料への応用を目指しています。実用化すれば、微生物由来ポリマーを医療・材料分野で使う選択肢が広がる可能性があります。

技術の出自:福井県立大学 生物資源学部。放線菌によるε-ポリリジン生産機構の研究と、クリック官能基をもつε-ポリ-L-リジン誘導体の研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 薬剤送達システム(DDS)
  • 薬理作用物質・タンパク質・遺伝子の結合や水溶性向上
  • 人工血管・生体弁などの抗菌・親水コーティング
  • プラスチック・ガラス表面の親水・帯電防止・防滴コーティング
  • バイオプラスチック
  • 水処理用凝集剤
  • 有用酵母・乳酸菌の探索と発酵食品への応用

優位性の主張

大学の発表
クリック官能基を導入したε-ポリ-L-リジンを、反応基を介して薬理作用物質などに結合させ、水溶性向上や医療・機能材料への応用に使う技術を特許化している。 出典
会社の主張
ε-ポリ-L-リジンおよびε-オリゴ-L-β-リジンが動物細胞膜を直接透過することを示したと、会社は研究成果を紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
クリック官能基を有するε-ポリ-L-リジン

クリック反応に使う官能基を備えたε-ポリ-L-リジン誘導体。研究用材料として外部研究で使用された記録がある。 出典

大学・研究機関、製薬・ヘルスケア企業、機能材料企業の研究開発部門

これまでの歩み 新しい順

2022-10
海外特許
米国:福井県立大学は、研究成果に関する技術について米国での特許取得を目指していると公表。取得済みとは確認できず。 出典
2022-07
助成
新事業チャレンジステップアップ事業助成金 出典
2022-07
助成
公益財団法人ふくい産業支援センター「新事業チャレンジステップアップ事業助成金(化学反応基を有するポリリジンの量産化)」 出典
2020-07
助成
創業支援事業助成金 出典
2020-02
資金
設立時の資金面支援(出資形態・金額は非公表)。日本材料技研株式会社 出典
2020-02
提携
日本材料技研株式会社:大学発ベンチャーの設立に協力したと大学が公表。 出典

提携先・顧客

共同開発
福井県立大学 クリック官能基をもつε-ポリ-L-リジンの作製と培養・精製条件を共同研究。 出典
提携
日本材料技研株式会社 大学発ベンチャーの設立に協力したと大学が公表。 出典

特許

1 件 出典
社名と英語名で検索し、関連大学名義のGoogle Patentsも確認。クリック官能基ポリリジンの特許ファミリー1件を確認した件数で、網羅的な全出願件数ではない。
主な分野化学修飾ポリアミド、ε-ポリ-L-リジン誘導体、薬剤・タンパク質等の結合、ドラッグデリバリー・水溶性向上
海外出願True
JP7123414B2/JPWO2019039544A1「クリック官能基をもつε-ポリ-L-リジン誘導体、その製法、及びその用途」 福井県立大学 / 日本:登録・Active。海外:米国・欧州・中国で出願記録あり。Google Patents上では海外出願は審査中表示。 出典

会社の規模

従業員3名(2020-02-26時点) 出典
資本金500万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトmicrobechem.jp

大学との関係

大学の認定
福井県立大学 同大学の大学発ベンチャー第1号として認定された。 出典
ライセンス
福井県立大学 大学が保有するポリリジン活用技術の特許権について、同社とライセンス契約を締結したと大学が公表。 出典
共同研究
福井県立大学 大学教員と同社CTOらの研究グループによる研究成果が発表された。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-04
このページの出典:8件
法人番号:1210003001213
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