網目状の多孔質シリカで、液体試料の成分を分ける

多孔質シリカを一体成形したモノリス分離媒体と、これを使う液体クロマトグラフィー用カラム・精製キット。

株式会社京都モノテック 京都大学発 / 京都府 京都市 / 2001年設立
研究発の技術 モノリスシリカ 多孔質材料 液体クロマトグラフィー 分離・精製 バイオ医薬品 抗体精製
実用化の段階
研究実証販売
会社公式サイトに複数製品の販売開始年と現行製品情報が掲載され、受託分析サービスも案内されている。
8製品
7提携・顧客
4特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

液体試料の成分分離・精製で、分離性能を高めるために生じる高圧負荷や、装置・操作の手間を抑えること。

どう動くか

従来の粒子を詰めたカラムと異なり、シリカを三次元網目状の一体構造に成形する。網目の大きな流路(マクロ孔)と骨格内の細孔(メソ孔)を組み合わせ、液体の通りやすさと物質を分ける働きを両立させる。会社は、孔や骨格の寸法を用途に応じて調整でき、カラムでは低い圧力で高分離を、小型キットでは遠心分離機やピペットを使った短時間の分離を可能にすると説明している。

できるようになること

会社は、既存装置を使いながら分離性能を高め、DNAやタンパク質などの分離工程を簡素化・低コスト化できる可能性を説明している。応用先として液体クロマトグラフィー、バイオ医薬品の抗体精製、DNA・タンパク質の研究を挙げている。

技術の出自:京都大学の工学分野における多孔質材料・モノリスカラムの研究と、同大学および京都モノテックによる共同開発。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 液体クロマトグラフィーによる成分分析・分離
  • バイオ医薬品の抗体精製
  • DNA・タンパク質・ペプチドの精製・前処理
  • 多孔質材料の細孔分析受託

優位性の主張

会社の主張
粒子充填型カラムに対して、細い骨格と大きな流路を持つ構造により、高分離を保ちながら負荷圧を低くできると会社が説明している。 出典
会社の主張
メソ孔・マクロ孔・シリカ骨格径を用途に応じて独立に調整できると会社が説明している。 出典
会社の主張
MonoTipは、モノリスシリカにトリプシンを固定化した前処理チップで、ピペッティング操作のみでリン酸化ペプチドを精製できると会社が説明している。 出典

製品・サービス

販売中
MonoBis

モノリスシリカを用いた液体クロマトグラフィー用カラム。複数の寸法・分離モードを展開。 出典

分析機関、研究者、製薬・バイオ関連企業など
販売中
MonoCap

キャピラリーHPLC用のモノリスカラム。 出典

分析機関、研究者、分析装置関連企業
販売中
MonoTip

モノリスシリカを使ったDNA・ペプチド等の前処理用チップ製品群。 出典

バイオ・生命科学分野の研究者、分析機関
販売中
MonoFas

モノリス分離媒体を用いた精製キット製品。 出典

バイオ・生命科学分野の研究者、分析機関
販売中
Ex-Pure

抗体精製用のシリカモノリスカラム・関連製品。 出典

バイオ医薬品・製薬企業、抗体研究者
販売中
MonoBis Protein A Column

Protein Aを用いる抗体精製向けモノリスカラム。 出典

バイオ医薬品・製薬企業、抗体研究者
販売中
Ex-Pure Funnel

大容量の抗体精製向けろ過フィルターユニット。 出典

バイオ医薬品・製薬企業、抗体研究者
販売中
受託分析試験

SEM画像撮影、水銀圧入法・窒素吸着法による細孔分析の受託。 出典

材料・化学・バイオ分野の企業、大学・研究機関

これまでの歩み 新しい順

2017-07
共同開発
アルプス電気株式会社:流路チップに関する特許の共同出願人。 出典
2013-01
提携
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合:会社が加盟し、高速抗体精製カラム技術の開発に取り組んだと公表。 出典
2010-06
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所:固定化タンパク質に関する特許の共同出願人。 出典
2010-01
助成
近畿経済産業局・ASTEM掲載事業記録「低コストなタンパク質の精製を実現するための装置開発(戦略的基盤技術高度化支援事業)」 出典
2010-01
共同開発
株式会社ヤナコ機器開発研究所:タンパク質精製装置の開発事業に参画した機関として公的事業記録に掲載。 出典
2010-01
共同開発
株式会社ティンカー・エヌ:タンパク質精製装置の開発事業に参画した機関として公的事業記録に掲載。 出典
2009-01
受賞
経済産業省・中小企業庁「2009元気なモノ作り中小企業300社・キラリと光るモノ作り小規模企業部門」 出典
2004-01
受賞
各賞主催機関「第3回日本バイオベンチャー大賞・大阪科学機器協会賞、創業ベンチャー国民フォーラム企業化部門奨励賞」 出典
2000
海外顧客
会社沿革に、2000年からモノリスシリカロッドカラムを欧州で販売開始し、日本および米国でも販売開始したと記載。販売先の国名は特定されていない。 出典
1996
海外提携
ドイツ:会社沿革に、1996年からドイツのE. Merck KGaA社とモノリスシリカカラムの共同開発を開始したと記載。 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人京都大学 大学と会社がモノリスカラムを共同開発したと会社が説明。 出典
販売提携
ジーエルサイエンス株式会社 MonoCapの国内販売を開始した販売先として会社沿革に記載。 出典
提携
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 会社が加盟し、高速抗体精製カラム技術の開発に取り組んだと公表。 出典
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 固定化タンパク質に関する特許の共同出願人。 出典
共同開発
アルプス電気株式会社 流路チップに関する特許の共同出願人。 出典
共同開発
株式会社ヤナコ機器開発研究所 タンパク質精製装置の開発事業に参画した機関として公的事業記録に掲載。 出典
共同開発
株式会社ティンカー・エヌ タンパク質精製装置の開発事業に参画した機関として公的事業記録に掲載。 出典

特許

4 件 出典
Google Patentsで出願人名(英語表記を含む)を検索し、関連する公開公報を確認したうち詳細を記録した4件。網羅的な全件数ではない。
主な分野モノリスフィルター・多孔質シリカの製造、流路チップ・分離デバイス、タンパク質固定化担体
海外出願True
特許第7011119号/JP2018134624A「モノリスフィルター、これを用いた固体分離装置、およびモノリスフィルターの製造方法」 株式会社京都モノテック / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
特許第6854206号/JP2019020155A「流路チップ」 アルプス電気株式会社、株式会社京都モノテック / 登録・有効(Google Patents表示)。WO2019013087A1への優先権記録あり。 出典
特許第5769124号「固定化タンパク質および固定化タンパク質作製用活性化担体」 株式会社京都モノテック、国立研究開発法人産業技術総合研究所 / 特許公報を確認。現在の権利状態は未確認。 出典
WO2004018099A1/AU2003261714A1「一体型反応性多孔質担体の製造方法」 KYOTO MONOTECH CO / AU出願は放棄表示。米国・欧州・日本・WOを含むファミリーの記録あり。各国の現在の権利状態は未確認。 出典

会社の規模

従業員7名(2013-02時点) 出典
資本金2,000万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトk-monotech.co.jp

大学との関係

共同研究
京都大学 京都大学の研究グループと共同で、線虫の単一神経細胞クラス特異的なプロテオミクス解析を実現したと大学が発表。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

ジーエルサイエンス株式会社
事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:1130001014712
内容の誤りを知らせる