光で植物の遺伝子を働かせ、有用成分や医薬品の生産を目指す

植物の遺伝子発現や光応答を利用し、植物での有用成分・バイオ医薬品の生産、作物の機能改良を目指す植物バイオ技術。

株式会社グリーン・インサイト 静岡県立大学発 / 静岡県 静岡市清水区 / 2020年設立
研究発の技術 植物バイオテクノロジー 植物分子生物学 葉緑体 光スイッチ 光合成 ゲノム編集
実用化の段階
研究実証販売
会社は主要な植物バイオ技術を研究開発として掲載し、モデル植物での成分・遺伝子発現の実験結果や助成対象の試作・共同研究を示す一方、主要な植物製品の販売開始・販売実績は確認できない。
6製品
4提携・顧客
4特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

植物由来の機能性成分やバイオ医薬品の生産性・コスト、茶の香味やカフェイン、乾燥・塩ストレスに弱い植物などの課題に、植物科学を応用して取り組む。

どう動くか

光スイッチ技術では、植物の葉緑体が光に応じて遺伝子の働きを調節する仕組みを使い、目的の遺伝子を発現させます。ほかに、ノックアウト型ゲノム編集で茶樹などの遺伝子を改変する研究や、LEDの色に応じて植物の成分合成を促す研究を進めています。会社はこれらを研究開発段階の事業として紹介しています。

できるようになること

会社は、植物を使ったバイオ医薬品や機能性成分の低コスト生産、少ない潅水で育つ緑化植物、特徴ある茶樹の育成を目標に掲げています。実現すれば、医薬・食品・茶業・緑化分野の生産手段や製品の選択肢が広がる可能性があります。

技術の出自:静岡県立大学大学院食品栄養環境科学研究院・植物機能開発/植物分子改良分野。葉緑体形成・光合成の分子機構、植物の機能性成分・バイオ医薬品生産に関する研究成果。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 植物由来バイオ医薬品・化粧品成分の生産
  • 植物由来サプリメント・機能性成分の生産
  • LED照射による植物の薬効・機能性成分の増強
  • ゲノム編集による茶・コーヒーの成分改良
  • 乾燥・塩ストレスに強い緑化植物の育成
  • 茶飲料の香味差別化
  • 植物・微生物技術の研究開発コンサルティング
  • 科学情報・日本文化情報のオンライン発信

優位性の主張

会社の主張
静岡県立大学発ベンチャーとして、植物科学を基盤とする特許技術を活用するBtoB企業と説明している。 出典
会社の主張
茶樹へのノックアウト型ゲノム編集を適用し、香気成分を高めた茶の原料育成を目指す。茶樹は安定形質転換が難しく、編集技術の適用に課題があると説明している。 出典
会社の主張
シロイヌナズナ由来の「光スイッチ」機構を応用し、植物で有用分子を生産する技術を紹介している。タバコ葉で抗体断片を生産した研究値として、新鮮葉1kg当たり35mgを掲載している。 出典

製品・サービス

販売中
植物バイオ・イージー(植物バイオ技術コンサルティング)

植物・微生物の研究テーマ評価、調査、研究開発計画や事業化検討を支援する。 出典

植物・微生物技術の事業化を検討する企業・大学・研究機関
研究段階
ゲノム編集茶樹・香味特化茶

ノックアウト型ゲノム編集で茶樹を改良し、香気成分を高めた茶原料の育成を目指す研究。 出典

製茶会社、茶業者、茶飲料メーカー
研究段階
デカフェ茶・コーヒー用植物

ゲノム編集で茶樹・コーヒーノキの成分を改変し、カフェインを抑えた原料植物の育成を目指す。 出典

茶・コーヒーの生産者、飲料メーカー
研究段階
植物由来バイオ医薬品・機能性成分生産

葉緑体の光スイッチ機構や植物栽培を用いた有用分子の生産を目指す研究。 出典

製薬・バイオ企業、化粧品・食品関連企業
研究段階
低潅水対応シバ・光合成強化植物

耐塩・乾燥耐性遺伝子やゲノム編集を用いた緑化植物、光合成機能を高める植物の作出研究。 出典

緑化・造園事業者、農業・植物生産事業者
販売中
Science Stars Japan / Science Stars Journal

子どもや教育関係者向けに科学情報を発信するYouTubeチャンネルとオンライン誌。 出典

小中高校生、教育関係者、科学に関心のある国内外の読者

これまでの歩み 新しい順

2026-02
規制・認証
政府一般競争(指名競争)参加資格(取得済み。省庁の調査・研究業務に応札可能と会社が公表。有効期限は2028年3月。) 出典
2024-11
海外
会社は日英併記の科学情報発信を行い、世界に向けたオンライン発信を掲げています。茶の海外市場も研究開発の対象として記載されていますが、海外法人・顧客・提携先・展示会参加は確認できませんでした。 出典
2024-03
助成
東海産業技術振興財団 助成研究・一般発展型。200万円 出典
2024-03
共同開発
静岡県立大学:植物機能・茶のゲノム編集などの研究開発で連携。 出典
2023-09
助成
静岡県・大学発ベンチャー事業化加速・推進事業費補助金(再採択) 出典
2023-07
助成
静岡商工会議所・新産業開発振興機構 試作品等開発支援事業助成金 出典
2023-07
共同開発
株式会社すぷらうとくらぶ:植物栽培養液中の機能性成分活用を共同で研究開発。 出典
2023-07
提携
静岡商工会議所 新産業開発振興機構:植物栽培養液の機能性成分活用に関する試作品開発を助成。 出典
残りの4件を表示
2020-12
助成
静岡県・大学発ベンチャー事業化加速・推進事業費補助金(2020・2021年度、2年間)。500万円 出典
2020-12
助成
静岡県「静岡県・大学発ベンチャー事業化加速・推進事業費補助金(光合成機能を高めた植物の事業化)」 出典
2020-12
共同開発
常葉大学:植物の光合成機能強化を目指す事業で大学・企業と連携。 出典
2018-07
受賞
株式会社リバネス「ヤマハ発動機賞(第1回静岡テックプラングランプリ)」 出典

提携先・顧客

共同開発
静岡県立大学 植物機能・茶のゲノム編集などの研究開発で連携。 出典
共同開発
株式会社すぷらうとくらぶ 植物栽培養液中の機能性成分活用を共同で研究開発。 出典
共同開発
常葉大学 植物の光合成機能強化を目指す事業で大学・企業と連携。 出典
提携
静岡商工会議所 新産業開発振興機構 植物栽培養液の機能性成分活用に関する試作品開発を助成。 出典

特許

4 件 出典
会社公式サイト・会社資料、Google Patents、J-GLOBALで確認できた主要な個別案件は4件。会社は12件の特許出願技術を掲げているが、全件照合はできず、法人情報サイトの特許集計は0件。
主な分野植物遺伝子発現制御・光スイッチ、植物の耐塩性、光合成機能・植物生産性、植物培養液からのイソチオシアネート回収
共同出願人株式会社すぷらうとくらぶ、静岡県公立大学法人
目的遺伝子を発現させるための光学スイッチ用コンストラクト(特許第6385644号、特願2013-050728) 静岡県公立大学法人(会社資料では2023年にグリーン・インサイトへ特許権移転と記載。Google Patents上の表示は静岡県公立大学法人) / 登録(日本)。Google Patents上の法的状態はActive。 出典
植物に耐塩性を付与するABCトランスポーター遺伝子(特許第5871222号、特願2011-053073) 静岡県公立大学法人(会社資料では2022年にグリーン・インサイトへ特許権移転と記載。Google Patents上の表示は静岡県公立大学法人) / 登録(日本)。会社資料に特許権移転の記載あり。 出典
光合成抑制遺伝子およびその用途(特許第5780506号、特願2009-061335) 静岡県公立大学法人(会社資料では2022年にグリーン・インサイトへ特許権移転と記載。Google Patents上の表示は静岡県公立大学法人) / 登録(日本)。会社資料に特許権移転の記載あり。 出典
イソチオシアネートの生産方法及び生産システム(特願2025-020462、公開2026-135079) 株式会社グリーン・インサイト、株式会社すぷらうとくらぶ / 公開公報(出願中)。 出典

会社の規模

従業員2名(2025-06時点) 出典
資本金100万円(2025-06時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトginsight-jpn.biz

大学との関係

大学の認定
静岡県立大学 大学が研究成果を活用する会社として大学発ベンチャーに認定したと公表しています。 出典
共同研究
静岡県立大学 大学の研究者と、機能性成分を付加した茶の創出を目指すゲノム編集技術の研究に協力しています。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:12件
法人番号:1080001023685
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