微細な気泡を含む水で薬を分散し、飲める治療薬を目指す

高濃度のウルトラファインバブル(UFB)水を製造し、難溶性の高分子医薬品の分散や腸管吸収を助けることを目指す技術。

ファルストマ株式会社 慶應義塾大学発 / 東京都 港区 / 2023年設立
研究発の技術 ウルトラファインバブル 高濃度UFB水 医療用材料 ドラッグデリバリーシステム 経口インスリン 製剤化
実用化の段階
研究実証販売
医療用UFB水と経口薬は研究開発中で、共同研究の公表内容は非臨床試験に向けた評価計画であり、販売・承認の公表を確認できない。
2製品
9提携・顧客
4特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

インスリンなどの高分子医薬品は経口投与が難しく、注射による患者の負担が課題です。同社は、UFB水を用いた分散・腸管吸収技術で経口投与を目指しています。

どう動くか

UFBは直径1µm未満の気泡です。同社は、気泡を含む液体を生成し、大きな気泡を除去して濃縮・滅菌する製造技術を開発しています。会社は、医療用UFB水で難溶性高分子を界面活性剤なしで安定分散できると説明しています。インスリンなどを腸管から吸収させる用途は、共同研究・特許出願の段階です。

できるようになること

会社・慶應義塾大学の説明では、経口インスリンが実現すれば、糖尿病患者の注射に伴う身体的・心理的負担や使用済み針の廃棄負担の軽減が期待されます。現時点では研究開発段階で、社会的効果は実現後の目標です。

技術の出自:慶應義塾大学医学部化学教室、理工学部応用化学科(UFBの挙動解析と医工連携)。会社は、創業前のキヤノンでのインクジェット方式によるUFB開発も技術背景として説明しています。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 医薬品のドラッグデリバリー
  • インスリンなど高分子医薬品の経口投与
  • 点眼薬への応用可能性の検証
  • 糖尿病治療薬の製剤化研究
  • 高濃度UFBの濃度測定・評価
  • CO₂の分散・カーボンリサイクル(研究開発)

優位性の主張

会社の主張
高濃度UFB水を1mLあたり100億個超の濃度で生成でき、空気のほか酸素・窒素を含む水も製造できると会社は説明している。 出典
会社の主張
気泡を含む液体の製造装置・方法についてPCT国際出願を行った。 出典
会社の主張
高濃度UFB水の動的表面張力を計測し、気泡内の気体種で挙動が異なる可能性を報告した。会社はこの計測を「世界で初めて」と主張している。 出典

製品・サービス

研究段階
医療用高濃度UFB水

高濃度・滅菌処理したUFB水。医薬品の分散やDDSへの応用を研究中。 出典

製薬・バイオ企業、医療研究機関(用途目標からの整理)
研究段階
UFB水を用いたインスリン経口薬

UFB水を利用してインスリンを分散し、腸管から吸収させる経口製剤を目指す研究開発。 出典

糖尿病患者(開発目標)

これまでの歩み 新しい順

2026-10
海外出展
台湾:「Net-Zero Taiwan 2026/Energy Taiwan 2026」への参加企業として採択され、2026年10月14〜16日の展示会で高濃度CO₂-UFB技術を紹介し、台湾企業との商談や提携を目指すと発表。 出典
2026-10
助成
令和8年度 東京都中小企業外国特許出願費用助成事業 出典
2026-10
助成
令和8年度 広島県カーボンリサイクル関連技術研究開発支援事業 出典
2026-09
共同開発
株式会社坪田ラボ:UFB水を用いた点眼薬の開発可能性を共同で検証。 出典
2026-08
助成
令和8年度 環境保全研究費補助金
2026-08
助成
公表ページ記載の採択機関(詳細はリンク先参照)「令和8年度 環境保全研究費補助金」 出典
2026-07
助成
第19回小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠) 出典
2026-07
助成
補助金事務局「第19回小規模事業者持続化補助金」 出典
残りの10件を表示
2026-07
共同開発
慶應義塾大学:高濃度UFB濃度の測定手法確立に向けた共同研究。 出典
2026-06
助成
経済産業省「令和8年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」 出典
2026-06
共同開発
大阪大学:高濃度CO₂-UFBを用いるカーボンリサイクル技術を共同研究。 出典
2026-05
共同開発
群馬大学:高濃度UFB水が糖尿病治療薬の作用・体内動態に与える影響を研究。 出典
2026-03
助成
公益財団法人東京都中小企業振興公社「公益財団法人東京都中小企業振興公社の助成事業」 出典
2024-12
採択
独立行政法人中小企業基盤整備機構「2024年度アクセラレーション事業 FASTAR 第12期」 出典
2024-08
共同開発
慶應義塾大学:理工学部応用化学科と各種媒体中の高濃度UFBの挙動を共同研究。 出典
2024-06
共同開発
慶應義塾大学:医学部化学教室とUFB水を用いたインスリン経口薬の共同研究。 出典
2024-05
資金調達
シード。金額は非公表。株式会社グランフーズ(出資者代表として公表) 出典
2024-03
提携
PQE Japan株式会社:包括的なコンサルティング契約を締結。 出典

提携先・顧客

共同開発
慶應義塾大学 医学部化学教室とUFB水を用いたインスリン経口薬の共同研究。 出典
共同開発
慶應義塾大学 理工学部応用化学科と各種媒体中の高濃度UFBの挙動を共同研究。 出典
共同開発
慶應義塾大学 高濃度UFB濃度の測定手法確立に向けた共同研究。 出典
共同開発
株式会社シュヴァルベル 高濃度UFB計測装置の開発を共同研究。 出典
共同開発
群馬大学 高濃度UFB水が糖尿病治療薬の作用・体内動態に与える影響を研究。 出典
共同開発
株式会社坪田ラボ UFB水を用いた点眼薬の開発可能性を共同で検証。 出典
残りの3件を表示
共同開発
大阪大学 高濃度CO₂-UFBを用いるカーボンリサイクル技術を共同研究。 出典
共同開発
ヤマト科学株式会社 高濃度CO₂-UFBを用いるカーボンリサイクル技術を共同研究。 出典
提携
PQE Japan株式会社 包括的なコンサルティング契約を締結。 出典

特許

4 件 出典
Google Patentsで確認した2件(WO2025110193A1、JP7842983B2)に、会社紹介資料に記載の国内共同出願2件(特願2024-178374、特願2025-019495)を加えた、今回確認できた範囲での件数。
主な分野UFB含有液の製造・濃縮・滅菌、高分子医薬品の分散・腸管吸収、糖尿病治療用製剤
共同出願人慶應義塾、神戸学院大学
海外出願True
WO2025110193A1「微細気泡含有液の製造装置、微細気泡含有液の製造方法及び微細気泡含有液」 Pharstoma Inc. / 公開・審査中(Google Patents表示) 出典
JP7842983B2「腸管吸収用補助剤及びその利用方法」(公開番号 JP2022130270A) PHARSTOMA INC.; Kobe Gakuin Educational Foundation / 登録(2026-04-09、Google Patents表示) 出典
特願2024-178374「腸管吸収用組成物、糖尿病治療用剤、腸管吸収用組成物の製造方法、及び、糖尿病治療用剤の製造方法」 ファルストマ株式会社、慶應義塾 / 出願中(会社紹介資料に記載。公開公報を今回確認できず) 出典
特願2025-019495「腸管吸収用組成物、糖尿病治療用剤、腸管吸収用組成物の製造方法、及び、糖尿病治療用剤の製造方法」 ファルストマ株式会社、慶應義塾 / 出願中(会社紹介資料に記載。公開公報を今回確認できず) 出典

会社の規模

資本金6,100万円(2025-01時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトpharstoma.com

大学との関係

共同研究
慶應義塾大学 医学部化学教室と、UFB水を用いたインスリン経口薬の実現に向けた共同研究契約を締結。 出典
共同研究
慶應義塾大学 理工学部応用化学科と、高濃度UFBの挙動解析や医療応用に向けた共同研究契約を締結。 出典
共同研究
慶應義塾大学 医学部化学教室および株式会社シュヴァルベルと、高濃度UFBの濃度測定手法の確立を目指す共同研究を開始。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

株式会社グランフーズ
事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:28件
法人番号:1011201025008
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