スマートフォンで眼を撮影し、遠隔の眼科医への相談を支援

スマートフォンのカメラと光源を活用し、眼の前眼部や眼底を撮影・観察する眼科診断用アタッチメントと、画像共有・遠隔読影の仕組み。

株式会社OUI 慶應義塾大学発 / 東京都 港区南青山
研究発の技術 眼科医療機器 スマートフォン装着型機器 細隙灯顕微鏡 眼底観察 遠隔医療 画像診断支援
実用化の段階
研究実証販売
医療機器の届出・販売価格・レンタル価格が公表され、国内医療機関や企業での導入事例が会社および導入先から報告されている。
3製品
10提携・顧客
16特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

眼科医療へのアクセスが乏しい地域や、通院が困難な患者では、眼疾患の発見や専門医による診断が遅れやすい。既存の眼科検査機器は持ち運びにくく、遠隔地での診察にも使いにくい。

どう動くか

スマートフォンに小型アタッチメントを装着し、端末の光源にフィルターなどを組み合わせて診察に適した光を作り、凸レンズで眼を拡大撮影する。スリット光、白色拡散光、青色拡散光を使い分けて前眼部を観察するほか、眼底モデルでは無散瞳で眼底を撮影する。専用アプリで画像や動画を保存・共有し、遠隔の眼科医に読影を依頼できる。会社は、電池や外部光源を必要としない点、既存の細隙灯顕微鏡と同等の診断性能を主張している。

できるようになること

スマートフォンを使う携帯型機器と画像共有を組み合わせ、診療所、訪問診療、離島や医療過疎地域で眼の状態を撮影し、専門医へ相談する診療モデルを支援する。公的資料と会社発表では、導入・実証が遠隔地の診断や眼科検診に活用されている。

技術の出自:慶應義塾大学医学部発。眼科学分野を基盤とし、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)のスタートアップ研究プロジェクトで眼科診断AIの開発・精度向上も扱う。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 眼科診療・前眼部の観察
  • 白内障、ドライアイ、アレルギー性結膜疾患などの診察・スクリーニング
  • 無散瞳での眼底観察
  • 遠隔診療・専門医への画像読影依頼
  • 訪問診療、離島・医療過疎地域での診察
  • 企業向け眼科検診
  • 眼科診断支援AIの研究開発

優位性の主張

会社の主張
スマートフォンのカメラと光源を利用し、外部光源や電池を使わず携帯できる眼科診療機器で、既存の細隙灯顕微鏡と同等の診断性能を実現すると説明している。 出典
会社の主張
前眼部検査と眼底観察のモデルがあり、専用アプリの画像ファイリング・遠隔読影と組み合わせて診療や検診に使えると説明している。 出典
第三者の評価
スマートフォン内蔵カメラ・光源と3Dプリント製アタッチメントを組み合わせ、従来の高額な眼科機器に匹敵する診断性能を低コストで実現したと紹介している。 出典
会社の主張
WHOの低資源環境向け革新的医療技術カタログ2024に、日本から唯一掲載されたと会社が公表している。 出典

製品・サービス

販売中
Smart Eye Camera(SEC)

スマートフォン装着型の前眼部診察・眼底観察機器。アプリによる画像保存と遠隔読影にも対応。 出典

眼科・一般診療の医療機関、訪問診療、遠隔地の医療機関、海外の医療機関
販売中
+Eye Dr.

SECアプリで撮影画像を送信し、眼科専門医の読影やレポート出力を利用するサービス。 出典

医療機関、健診事業者
販売中
Mobile Eye Scan

医療従事者が企業を訪問し、従業員向け眼科検診を行うサービス。 出典

従業員の眼科検診を行う企業・事業所

これまでの歩み 新しい順

2026-08
受賞
科学技術振興機構(JST)・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「大学発ベンチャー表彰2026 文部科学大臣賞」 出典
2025-08
海外
インドネシア:厚生労働省の製品カタログでSmart Eye Cameraの販売先として記載。 出典
2024-10
共同開発
ウダヤナ大学:インドネシアの眼科診療・研究や現地実証で連携。 出典
2024-10
提携
John Fawcett Foundation:インドネシアの眼科キャンプでSECを用いた検診に協力。 出典
2024-08
実証
株式会社ササキ:山梨県の実証で従業員約30名の眼科検診に協力。 出典
2024-06
受賞
日本青年会議所「JCI JAPAN TOYP2024 グランプリ(内閣総理大臣奨励賞)」 出典
2024-05
顧客
猿払村国民健康保険病院:SECの利用先として会社が紹介。遠隔の眼科専門医との連携に活用。 出典
2021-12
海外
ベトナム:Smart Eye Cameraの医療機器登録を完了したと同社が発表。 出典
残りの5件を表示
2021-10
海外
ケニア:同社発表によると、Smart Eye Cameraが医療機器登録された。 出典
2021-06
規制・認証
欧州連合のSmart Eye Camera(会社発表ではEUで医療機器登録し、CEマーキングが可能となった。) 出典
2021-03
海外提携
ケニア:政府公表資料によると、現地の病院・医療機関と連携し、2021年3月から遠隔眼科診療にSECを活用。 出典
2019-06
規制・認証
日本のSmart Eye Camera前眼部モデル(一般医療機器・細隙灯顕微鏡として届出。届出番号13B2X10198030101。添付文書では医家向け機器としている。) 出典
2019-01
資金調達
プレシード。金額は非公表。Lifetime Ventures 出典

提携先・顧客

顧客
猿払村国民健康保険病院 SECの利用先として会社が紹介。遠隔の眼科専門医との連携に活用。 出典
顧客
ひなた在宅クリニック SECの利用先として会社が紹介。訪問診療での眼科診察に活用。 出典
顧客
ドクターゴン診療所 SECの利用先として会社が紹介。離島での眼科診療への活用を検討。 出典
顧客
江坂まつおか眼科 SECの利用先として会社が紹介。眼科診療やコンタクトレンズの検査に活用。 出典
実証
株式会社ササキ 山梨県の実証で従業員約30名の眼科検診に協力。 出典
共同開発
株式会社マグナ・ワイヤレス 5G通信を使ったSEC遠隔スクリーニングの実証を支援。 出典
残りの4件を表示
共同開発
ウダヤナ大学 インドネシアの眼科診療・研究や現地実証で連携。 出典
提携
John Fawcett Foundation インドネシアの眼科キャンプでSECを用いた検診に協力。 出典
顧客
株式会社ディー・エヌ・エー Mobile Eye Scanの企業向け眼科検診導入事例。 出典
顧客
TDCソフト株式会社 Mobile Eye Scanの企業向け眼科検診導入事例。 出典

特許

16 件 出典
AMED掲載のOUI Inc.知財一覧(2023年資料)にある16件の国・地域別出願記録を確認。複数国への同一発明の出願を含むため、16件を独立した発明ファミリー数とは扱わない。
主な分野スマートフォン装着型の近接撮影装置、眼科画像の撮影・診断支援システム、診断支援プログラム
海外出願True
特許第6627071号/近接撮影用装置(WO2019146792A1、米国特許第12193745号を含む関連出願) 株式会社OUI / 日本登録。米国登録。欧州・中国・インド・ベトナム・アフリカ地域等にも関連出願があり、国ごとの審査状況は異なる。 出典
特願2019-198354/近接撮影用装置 株式会社OUI / 出願。公開公報を確認。 出典
特願2021-535472/近接撮影用装置 株式会社OUI / 出願。海外関連出願を含む。 出典
特願2022-500489/診断支援装置、診断支援システム及びプログラム(EP4104749A1) 株式会社OUI / 日本・欧州・米国で出願。欧州公開公報の表示は審査中。 出典

会社の規模

従業員4名 出典
資本金195万円(2023-09時点) 出典
公式サイトouiinc.jp

大学との関係

共同研究
慶應義塾大学 慶應義塾大学病院の研究説明資料に、株式会社OUIとの受託研究契約および同社から研究資金の提供を受ける予定であることが記載されている。 出典
大学との関係
慶應義塾大学 同社公式サイトは慶應義塾大学医学部発ベンチャーと説明している。正式な認定ベンチャー資格の有無は確認できていない。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

独立系VC 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:26件
法人番号:1011101077702
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