鉄とアルミニウムヒドリドの触媒で、低温アンモニア合成を目指す

鉄とアルミニウムヒドリドを組み合わせた触媒で、水素と窒素からアンモニアを合成する技術。

Ammon Fields株式会社 東京科学大学発 / 東京都 港区 / 2022年設立
研究発の技術 アンモニア合成 鉄系触媒 ヒドリド触媒 触媒化学 低温・低圧プロセス 燃料アンモニア
実用化の段階
研究実証販売
2023年に大学・東洋エンジニアリング・FCCと実証に向けた触媒商業化のMOUを締結しているが、実証完了、商用販売、顧客導入の公表は確認できない。
2製品
4提携・顧客
1特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来のアンモニア製造は高温・高圧を要し、化石資源由来の水素製造などを通じて大きなエネルギー消費とCO2排出を伴う。

どう動くか

東京科学大学の発表によると、触媒は金属鉄粒子とアルミニウムヒドリドからなり、アルミニウムヒドリドが鉄に電子を与えることでアンモニア合成を促す。アルミニウムを加えた赤錆から、アンモニア製造中に触媒が生成するとされる。会社と大学は低温・低圧での製造を目指している。大学発表では50℃からの合成と、既存工場でエネルギーリターンを280%以上増幅する結果を報告しているが、これは商用設備での運転実績を示すものではない。

できるようになること

低温・低圧での製造が実用化すれば、アンモニア製造のエネルギー消費や温室効果ガス排出を抑え、肥料や水素キャリアとしてのアンモニアの供給を支える可能性がある。

技術の出自:東京科学大学 総合研究院 フロンティア材料研究所の触媒・材料研究。東京工業大学時代の研究成果を基礎とする。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 燃料アンモニア製造
  • 肥料原料向けアンモニア製造
  • 水素キャリアとしてのアンモニア製造

優位性の主張

大学の発表
大学の研究発表では、ヒドリド鉄触媒は50℃からアンモニアを製造でき、既存工場で使う場合にエネルギーリターンを280%以上増幅すると報告されている。比較条件は大学発表の記載範囲による。 出典
会社の主張
会社・共同開発先は、鉄系触媒のため経済性と安定供給に利点があり、低温・低圧で省エネルギー化とCO2削減を目指せるとしている。 出典

製品・サービス

実証
ヒドリド鉄触媒(鉄-ヒドリド触媒)

アンモニア合成用の鉄系触媒。燃料アンモニア製造システムへの適用と商業化に向け共同開発中。 出典

研究段階
中央制御型移動式アンモニア生成コンテナプラント

次世代アンモニア触媒を用いる移動式のアンモニア生成プラントとして開発が掲げられている。

これまでの歩み 新しい順

2025-09
受賞
株式会社リバネス/TECH PLANTER「エコテックグランプリ2025 Niterra賞」 出典
2023-06
共同開発
東京工業大学(現・東京科学大学):触媒の研究・開発を担当する共同開発先。 出典
2023-06
資本提携
IDATEN Ventures合同会社:同社を出資先として公表。 出典
2022-05
認定
東京工業大学「東京工業大学発ベンチャー称号(第140号)」 出典

提携先・顧客

共同開発
東京工業大学(現・東京科学大学) 触媒の研究・開発を担当する共同開発先。 出典
共同開発
東洋エンジニアリング株式会社 開発統括、エンジニアリング検証、事業化検討を担当。 出典
共同開発
株式会社エフ・シー・シー 触媒の成形・製造と製造条件の検討を担当。 出典
資本提携
IDATEN Ventures合同会社 同社を出資先として公表。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで会社名および関連する触媒語を検索して確認した、主要な鉄・アルミニウムヒドリド系アンモニア合成触媒の特許ファミリー数。会社名義特許の網羅的件数ではない。
主な分野アンモニア合成触媒、鉄・アルミニウムヒドリド触媒、触媒前駆体とアンモニア製造方法
海外出願True
含水素アルミニウムと鉄を組み合わせたアンモニア合成触媒(JP2024529039A/WO2023249030A1) 国立大学法人東京工業大学(現・東京科学大学) / JP、AU、CA、EPで出願中。WO国際公開は公開後に手続終了と表示。 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトammon-fields.com

大学との関係

大学の認定
東京工業大学(現・東京科学大学) 東工大発ベンチャー称号(第140号)を授与された。大学公式一覧では称号授与日を2022年5月30日としている。 出典
大学の施設
東京工業大学(現・東京科学大学) 大学のインキュベーションオフィスINDESTの入居企業一覧に掲載されている。 出典
共同研究
東京工業大学(現・東京科学大学) Ammon Fields、東京工業大学、東洋エンジニアリング、エフ・シー・シーが、鉄-ヒドリド触媒の商業化に共同で取り組む覚書を締結した。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

IDATEN Ventures合同会社
独立系VC 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:9件
法人番号:1010401166652
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