音の伝わり方を設計し、吸音材や会話の可視化に生かす
超音波・音響メタマテリアルなどの波動制御とコンピュータ技術を使い、音の吸収・遮音、会話の可視化、超音波刺激などを製品化する技術群。
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 筑波大学発 / 東京都 中央区 / 2017年設立
研究発の技術 波動制御 音響メタマテリアル 吸音・遮音 超音波フェーズドアレイ 音響放射圧 音声処理
実用化の段階
研究実証販売
VUEVO、iwasemi、SonoRepro、kikippaなど複数製品の販売開始が公表され、価格情報や顧客導入事例も確認できる。
6製品
9提携・顧客
5特許
34出資者
しくみ
解こうとしている課題
騒音や音漏れ、聞こえ方・言語の違いによる会話の壁、頭皮ケアなどの課題に、波の制御技術を応用して取り組む。
どう動くか
波の発生・伝わり方を設計して、狙った位置や周波数で波を強めたり弱めたりする。例えば、音響メタマテリアルは素材そのものではなく微細な構造で音を吸収し、超音波フェーズドアレイは複数の発振子のタイミングを制御して音波を集中させる。会話支援では、マイクの音声処理で発話者の方向を推定し、発話ごとの字幕や翻訳を表示する。会社はこれらの波動制御技術とコンピュータサイエンスを製品に応用している。
できるようになること
同社は、騒音や音漏れの抑制、複数人の会話や多言語会話の支援、超音波を使った家庭用頭皮ケアなどへの展開を説明している。吸音材は建材・什器・鉄道・自動車など、会話支援は観光・交通・商業・医療・行政などでの活用を想定している。
技術の出自:筑波大学のデジタルネイチャー推進戦略研究基盤(Digital Nature Group powered by Pixie Dust Technologies)、日本医科大学との共同研究プロジェクト(超音波による非接触振動圧刺激、AMED-CREST)。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 吸音・遮音:オフィス、建築、建材、什器、鉄道、自動車、工場、空調
- 会話支援:聴覚障害・聞こえにくさのある人との会話、多言語対応、会議・窓口・受付
- ヘルスケア:超音波による頭皮ケア、ガンマ波サウンドを使った日常の音響刺激
- 音楽・アクセシビリティ:音楽を光と振動で体験するSOUND HUG
- 空間活用:超音波浮遊、屋内測位、空間DX
優位性の主張
会社の主張
iwasemiは、吸音周波数を設計でき、高い吸音率と薄型化、素材・加工の自由度を両立すると会社が説明している。 出典
会社の主張
通気遮音材は、音波と逆位相の波を生成する構造により、通気性と遮音性能の両立を目指すと会社が説明している。 出典
会社の主張
VUEVOは、360度集音、発話者の方向推定、複数人の同時発話の識別、リアルタイム字幕・翻訳・要約に対応すると会社が説明している。 出典
会社の主張
SonoReproの非接触振動圧刺激は、空中を伝わる超音波を一点に集め、皮膚に音響放射圧を与える方式と会社が説明している。会社掲載の臨床試験では、健康な20歳以上30歳未満の男性を対象に、16週前後で照射群の休止期毛割合が32.1%減少、成長期毛割合が10.2%増加したとしている。 出典
第三者の評価
CES 2024のInnovation Awardsでiwasemi RC-αが受賞し、吸音性能と透明性が評価されたと報道されている。 出典
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2026-05
資金
シリーズD(第三者割当増資・ベンチャーデット・シンジケートローン)。33億円。インキュベイトファンド株式会社、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ、株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、岡野バルブ製造株式会社 出典
残りの17件を表示
2024-03
海外提携
韓国:Energy Spot Co., Ltdとiwasemiシリーズの韓国代理店契約を締結し、販売・営業・アフターサービスで協業。2024年2月のKOREA BUILD WEEK共同出展とソウルのショールーム設置を発表した。 出典
2022-10
資金調達
シリーズC第三者割当増資。21.7億円。IF Growth Opportunity Fund I、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、塩野義製薬株式会社、鈴与株式会社、株式会社乃村工藝社、Axiom Asia Private Capital 出典
2019-05
資金調達
シリーズB第三者割当増資。38.46億円。株式会社INCJ、SBIインベストメント株式会社、TOPPAN株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、NECキャピタルソリューション株式会社、株式会社ベンチャーラボインベストメント 出典
2017-10
資金
シリーズA・NEDO STS支援を含む資金調達。6.45億円。インキュベイトファンド株式会社、TOPPAN株式会社、合同会社ハーティス、ビスケット・エンターテイメント株式会社、NEDO 出典
提携先・顧客
共同開発
シオノギヘルスケア株式会社 ガンマ波変調技術を用いたkikippaを共同開発し、販売を展開。 出典
実証
株式会社サイレントボイス VUEVOを用いて職場の雑談を可視化する実証を開始。同社は代理店として導入支援も行う。 出典
顧客
三井不動産ビルマネジメント株式会社 日本橋三井タワーにVUEVO字幕透明ディスプレイを常設導入。 出典
特許
5 件 出典(Gビズインフォ)
法人番号で照合できたGビズインフォの特許情報(特許出願日2013〜2022年収録)の5件を基礎に、Google Patentsで関連する公開公報・海外例を確認。全期間の網羅件数ではない。
主な分野音響メタマテリアル吸音・遮音、超音波集束・音場制御、音響情報処理
海外出願True
音響メタマテリアルの吸音部材(特願2021-087159/公開番号JP2022180196A) ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 / 公開・審査中(Google Patents表示) 出典
吸音構造体及び吸音壁(特許第6908320号) ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 / 登録 出典
音響・音場関連の情報処理装置、方法、プログラム、および音場発生装置(特願2021-142051) ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 / 公開公報 出典
静音化した超音波集束装置(US10569300B2、関連日本出願あり) Pixie Dust Technologies, Inc. / 米国登録。Google Patentsの関連出願表示に基づく 出典
Sound insulation systems and partitioning equipment(特願2023-205373/公開番号JP2025090250A) ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 / 公開・審査中(Google Patents表示) 出典
会社の規模
決算公告など、公表された数字だけ。
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた34社)
TOPPAN株式会社*合同会社ハーティスビスケット・エンターテイメント株式会社セガサミーホールディングス株式会社SBIインベストメント株式会社NECキャピタルソリューション株式会社合同会社K4Ventures第一生命保険株式会社株式会社電通塩野義製薬株式会社鈴与株式会社株式会社乃村工藝社株式会社丹青社鈴与商事株式会社伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ岡野バルブ製造株式会社インキュベイトファンド株式会社株式会社ベンチャーラボインベストメントグローバル・ブレイン株式会社Axiom Asia Private CapitalIF Growth Opportunity Fund ISMBCベンチャーキャピタル株式会社みずほキャピタル株式会社株式会社商工組合中央金庫株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ株式会社紀陽銀行株式会社福岡銀行株式会社常陽銀行株式会社千葉銀行株式会社山梨中央銀行東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社株式会社INCJ
事業会社(CVCを含む) 17独立系VC 5銀行・金融機関系 10大学系(大学VC・大学) 1公的機関・財団 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。