血清に頼らない培地で、造血幹細胞を体外で増やす
造血幹細胞をアルブミンや血清に頼らない培地などで体外増幅し、細胞治療・遺伝子治療に必要な細胞を確保する技術。
セレイドセラピューティクス株式会社 東京大学発 / 東京都 文京区 / 2020年設立
研究発の技術 造血幹細胞 細胞培養 再生医療 細胞治療 ex vivo遺伝子治療 無血清培地
実用化の段階
研究実証販売
研究用培養液HemEx-TypeHは2024年1月に販売開始され、2026年8月に販売終了。一方、治療製品CLD-001は同年8月時点で米国IND申請・臨床試験準備中。
2製品
6提携・顧客
4特許
8出資者
しくみ
解こうとしている課題
移植や遺伝子治療に必要な造血幹細胞は、ドナーや採取量が限られ、体外で増やすことも難しい。従来培地は成分のばらつきや品質管理、コストにも課題がある。
どう動くか
造血幹細胞を体外で培養し、細胞の未分化性や血液再建能を保ちながら増幅する。会社は、アルブミン・血清などの生物由来成分を使わない培地により成分のばらつきを抑え、高品質な細胞を安定して増やすことを目指すと説明している。臍帯血・末梢血など細胞源に応じた培養技術のほか、独自の化学合成物を用いた治療製品候補も開発中。
できるようになること
必要量の細胞を安定して製造できれば、臍帯血など限られた細胞源を用いる移植や遺伝子治療の製造課題を軽減し、血液・免疫疾患などへの治療選択肢を広げる可能性がある。
技術の出自:東京大学医科学研究所の細胞制御分野・幹細胞生物学分野を中心とする研究成果。筑波大学医学医療系トランスボーダー医学研究センターとの研究開発にも関連。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5
使われる場面
- 造血幹細胞移植
- 血液がん・難治性血液疾患・小児希少血液疾患
- 遺伝性疾患向けex vivo造血幹細胞遺伝子治療
- iPS細胞由来血液・免疫細胞治療
- 虚血性疾患向け血管再生
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2026-08
規制・認証
CLD-001の米国開発(FDAとのPre-INDミーティングリクエストが承認されたと会社が発表。2026年8月時点ではIND申請・臨床試験開始に向けた準備段階で、臨床試験開始は未発表。) 出典
2025-10
資金調達
シリーズB First Close。5.55億円。大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、有限会社テクノサイエンス、株式会社常陽キャピタルパートナーズ 出典
残りの11件を表示
2024-05
資金調達
シリーズA追加。4.6億円。株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、有限会社テクノサイエンス、株式会社常陽キャピタルパートナーズ 出典
提携先・顧客
共同開発
国立研究開発法人国立がん研究センター 多発性骨髄腫細胞を除去しながら造血幹細胞を増幅する非臨床PoCを検証。 出典
共同開発
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 体外増幅した造血幹細胞の血管新生機能を検証。 出典
共同開発
東京医科歯科大学(現・東京科学大学) 遺伝性免疫異常症に対する造血幹細胞の遺伝子修正治療を研究。 出典
特許
WO2021/049617 — ヒト造血幹細胞用アルブミンフリー無血清培地・培養方法 国立大学法人東京大学 / 会社発表では日本で特許査定。米国・欧州などでも権利化を進行中。会社は独占的通常実施権を保有すると説明。 出典
WO2021/149799 — ヒト造血幹細胞等の血球系細胞向け無血清培地・培養方法 国立大学法人東京大学 / 会社発表では日本で特許査定。米国・欧州などでも権利化を進行中。会社は独占的通常実施権を保有すると説明。 出典
JP2024-079373A / WO2024/117199 — 細胞培養・細胞製造に関する出願 Celaid Therapeutics Inc / Google Patents上、WO出願はCeased表示。国内出願の審査・権利状態は同データだけでは確定できず。 出典
WO2025/159194 — 組成物、培地、細胞集団、細胞製造方法および治療薬 Celaid Therapeutics Inc / 出願中 出典
会社の規模
決算公告など、公表された数字だけ。
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた8社)
事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 2銀行・金融機関系 2大学系(大学VC・大学) 3
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。