毒性糖化産物を抗体で捉え、血中濃度の測定や治療薬開発を目指す

グリセルアルデヒド由来の毒性終末糖化産物(TAGE)を特異的に検出する抗体技術と、それを使った研究用測定・抗体医薬の開発。

Bloom Technology株式会社 熊本大学・金沢医科大学発 / 熊本県 熊本市 / 2015年設立
研究発の技術 バイオテクノロジー 終末糖化産物(AGEs) Toxic-AGEs(TAGE) モノクローナル抗体 競合ELISA バイオマーカー
実用化の段階
研究実証販売
会社は2017年に研究用TAGE受託測定サービスを開始し、当時の案内で1検体8,000円(税別)と公表している。抗体医薬は研究開発段階で、測定サービスの現在の提供状況は確認できない。
3製品
5提携・顧客
3特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

TAGEと複数の疾患との関連が報告されている一方、血中TAGEの測定や疾患との関係を調べる研究手段、TAGEを標的にする治療法が必要とされている。

どう動くか

糖とタンパク質の反応で生じるAGEsのうち、同社がTAGEと呼ぶグリセルアルデヒド由来のものを標的にする。TAGEに結合するモノクローナル抗体を開発し、競合ELISAによる血中濃度測定や、TAGEを標的とする抗体医薬の研究に用いる。同社はTAGEの化学構造の解明と、TAGEを特異的に捉える抗体の取得を技術上の特徴として説明している。

できるようになること

会社は、血中TAGE測定が生活習慣病の予防・早期診断や治療効果の評価に使える可能性と、糖尿病性網膜症・腎症、脂肪肝炎などを対象とする抗体医薬の開発を示している。いずれも現時点では研究・開発上の目標であり、臨床での有用性や治療効果が確立したという説明ではない。

技術の出自:熊本大学発ベンチャー。熊本大学薬学部附属創薬研究センターの支援を受けて創業し、金沢医科大学のAGEs研究分野と関連する研究を進めている。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 研究用の血中TAGE測定
  • 生活習慣病の研究、予防・早期診断に向けたバイオマーカー研究
  • 糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症を対象とする抗体医薬開発
  • 非アルコール性脂肪肝炎を対象とする抗体医薬開発
  • 不妊症の検査薬開発

優位性の主張

会社の主張
TAGEの化学構造を世界に先駆けて明らかにしつつあり、その構造に対するモノクローナル抗体を取得したと会社が説明している。 出典
会社の主張
TAGEに特異的に結合する抗体を開発し、TAGEの分析方法や疾患の診断・治療・予防への利用を特許出願したと会社が公表している。 出典

製品・サービス

販売中
toxic AGEs 受託測定サービス

研究用にヒト血清中のTAGEを競合ELISAで測定。2017年の案内では1検体8,000円(税別)。臨床診断用ではない。 出典

TAGEや生活習慣病などを研究する研究機関・企業
研究段階
抗TAGE抗体医薬(開発品)

TAGEを標的とする抗体医薬を研究開発。会社は糖尿病性網膜症・腎症、非アルコール性脂肪肝炎を対象候補に挙げている。 出典

患者向け医薬品としての開発を目指す。現時点で販売顧客は確認できず。
研究段階
TAGEs-Checker(開発助成対象プロジェクト)

不妊症の検査薬として開発助成に採択されたプロジェクト。製品としての販売開始は確認できない。 出典

不妊症研究・検査領域を想定。販売顧客は確認できず。

これまでの歩み 新しい順

2025-01
海外特許
中国:Toxic-AGE関連抗体の特許が中国で登録されたことを確認。海外法人、海外顧客、海外提携先、展示会・アクセラレーター等の展開は確認できなかった。 出典
2019-06
資金調達
三菱UFJキャピタルによる新規投資。金額は非公表。三菱UFJキャピタル株式会社 出典
2019-03
資金調達
第三者割当増資。1.3億円。富田薬品株式会社、KFG地域企業応援投資事業有限責任組合(KFG地域企業応援ファンド) 出典
2019-03
資本提携
富田薬品株式会社:2019年の第三者割当増資の引受先。研究用測定サービスの顧客実績は確認できず。 出典
2018-05
助成
熊本市新製品・新技術研究開発事業助成。熊本市 出典
2018-05
助成
熊本市「平成30年度熊本市新製品・新技術研究開発事業助成金」 出典
2018-02
資金調達
第三者割当増資。2億円。ニッセイ・キャピタル株式会社(ニッセイ・キャピタル8号投資事業有限責任組合) 出典
2018-02
助成
三菱UFJ技術育成財団 研究開発助成。公益財団法人三菱UFJ技術育成財団 出典
2018-02
資本提携
ニッセイ・キャピタル株式会社:2018年に2億円の第三者割当増資を実施。 出典

提携先・顧客

共同開発
熊本大学 TAGE関連抗体特許の共同出願人。大学発ベンチャーとして創薬研究センターの支援を受けた。 出典
共同開発
学校法人金沢医科大学 TAGE関連抗体特許の共同出願人。大学のAGEs研究分野と関連する研究を実施。 出典
資本提携
富田薬品株式会社 2019年の第三者割当増資の引受先。研究用測定サービスの顧客実績は確認できず。 出典
資本提携
KFG地域企業応援投資事業有限責任組合 2019年の第三者割当増資の引受先。 出典
資本提携
ニッセイ・キャピタル株式会社 2018年に2億円の第三者割当増資を実施。 出典

特許

3 件 出典
Google PatentsでBloom TechnologyおよびBloom Technology Corporation名義を検索し、TAGE/AGE抗体関連の国内登録3件を確認。国別の同一ファミリー公報は重複計上していない。
主な分野TAGE/AGEに結合する抗体、TAGE/AGEの検出・定量、抗体を用いる診断・治療・予防
海外出願True
特許第7149509号「終末糖化産物に対する抗体およびその使用」 Bloom Technology株式会社 / 登録 出典
特許第7525160号「終末糖化産物に対する抗体およびその使用」/WO2020045646A1ファミリー Bloom Technology株式会社 / 日本登録。ファミリーにUS・CN登録、EP出願、WO公開を確認。WO出願はGoogle Patents上で失効扱い。 出典
特許第7515850号「終末糖化産物に対する抗体およびその使用」 Bloom Technology株式会社 / 登録 出典

会社の規模

従業員9名(2022-04-08時点) 出典
資本金3,050万円(2021-03-31時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトbloom-technology.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2019-03-31—-1.23億円—1.71億円 出典
2018-03-31—-5,400万円—1.81億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
金沢医科大学 TAGE研究について共同開発が始まり、大学側のポリクローナル抗体による検証と、安定供給可能なモノクローナル抗体の開発を共同研究で進めた。 出典
共同研究
熊本大学 熊本大学発ベンチャーとして紹介されている。熊本大学の活動報告には、生体内糖化物質の生理活性と障害機構に関する共同研究員受入れが記載されている。 出典
大学の施設
熊本大学 旧所在地が「くまもと大学連携インキュベータ」として公的支援機関の企業一覧に掲載されていた。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

事業会社(CVCを含む) 1銀行・金融機関系 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:1010001164271
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